いかにして人的ネットワークを構築するか。
あらゆる機会を通じて、人との出会いを作り、それを活かす。
企業誘致には、あらゆる所から誘致の情報を収集することが大事だ。この人脈は多ければ多いほどいいと思う。
私は、鹿児島県の大阪事務所勤務時代、できるだけいろいろな業界の集まりには積極的に参加することにし、その際に少なくとも、多くの人と名刺交換し、話を聞く、伝えることに努めました。
その意味では、誘致対象の企業のみならず、銀行、信託銀行、証券会社、建設会社、商社、シンクタンク、コンサルタントなどとの人脈・ネットワークを持つことも大事です。これらの機関には立地に係わる情報が集まることが少なからずあるからです。
また、自治体の中には企業誘致懇話会や委員会などをつくり、県の出身者、業界団体の幹部、シンクタンクの研究員などをメンバーとし、定期的に会合を開いたり、メンバーを訪問したりして、会社の斡旋、企業情報の提供、企業誘致戦略の相談や情報収集などを行っております。こういう場を積極的に活かすことも大事です。ややもすると、参加することが目的で、自ら積極的に名詞交換や話しかけることをしない担当者が見受けられるが、ここで、積極的に行動し、人的ネットワークを構築できるかが、まず、スタートラインではないでしょうか。
私は、その意味では、その延長上に「かごしま企業家交流協会」を設立し、今この人的ネットワー上で、「人づくり、ものづくり、地域づくり」を支援する活動を続けております。
当協会の設立や活動内容も、人的ネットワーク構築の一つのモデルとして参考にしていただければ幸いです。
かごしま企業家交流協会 http:// www.kagoshima-kigyouka.com/