銀行の常識は世間の非常識
面白い経営者「りそなホールディングス会長
今、企業経営の潮流が大きく変わっていることは、このブログでも何回か書きました。
銀行界は、企業からの借り入れに支えられ、「殿様商売」が長く続いているが、その銀行界でも、顧客や時代の変化に対応し、自らも変わり続ける続ける以外に道はないということで、世間からすると一般的なのだが、銀行からすると大胆な取り組みをしている銀行経営者がいる。
旧国鉄の分割・民営化を成功させ、公的資金を投入され国有化された「りそなホールディングス」の経営をまかされた細野英二氏だ。
就任後100日で、過去に抱えていたウミを一気にだし、翌年から8期連続黒字経営に導いいた手腕はすごい。
その改革のポイントが、「企業風土の改革」。いわゆる「民間企業のマネジメントの原則」の実行である。難しいが、簡単に言えば、銀行もサービス業であり、その本分を実行すると言うことだろう。
その具体的な事例が、他の銀行がやっていない「午後5時まで営業店を開ける。」という改革をしている。決定から実行まで8ヶ月かかったと言うから社員の抵抗があったことが伺える。
縦割りの官僚的な組織の銀行の中で、「市場のパイを増やして利益を上げる努力。それには顧客や時代のニーズの変化にすぐ対応」できる「民間企業のマネジメントの原則」を実行するということなのだが、これが保守的な銀行界では難題だったわけだ。
この他、窓口にお客を待たせないための、決済処理端末のシステム導入、伝票の1/4の削減、そして、今春から大手銀行では初めて、年中無休店を開業している。
この「世間では非常識、銀行では常識」という改革を実行することは、大変な抵抗があったとようだが、この顧客や時代の変化に対応したトップの決断の実行については、日本企業の大きな潮流変化の中で生き延びていくための事例として、他の銀行はもちろん、企業経営者にもも見習うべきものがあるのではないだろうか。
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