介護保険が始まって10年。40歳から保険料が徴収され、65歳以上になると年金から天引きされますが、誰もが安心して必要な介護を受けられるわけではありません。その中で今、全国の訪問介護現場が直面している問題として、必要なサービスが受けられない不当なサービス制限、自治体が厚労省通知を無視したローカルルールを押しつけ、利用者が望むサービスを受けられない、必要なヘルパーサービスが提供できないという状況があります。
この本は、このような問題解決のために昨年、大阪社保協が「大阪府訪問介護サービスに関するQ&A」を全面改訂させた経験をもとに、間違ったローカルルールやヘルパーサービス制限を改め、「介護保険制度で本当はここまでホームヘルプはできるんだよ」ということを豊富な事例解説で示しました。
利用者・家族の方には訪問介護に対する疑問の解決に、ヘルパーさんやケアマネジャーさんにとっては、真に利用者・家族の暮らしを支えるためのサービス実現の力に、また自治体窓口との交渉の手引きとして、また、訪問介護という仕事の意味を見つめ直すものとして、多くの関係者のみなさんにお薦めの1冊になります!
章建ては以下の通りです。
第1章 これもしてくれないの? 制限だらけの訪問介護
第2章 適切なケアマネジメントで必要なサービスは提供可能
第3章 介護保険のホームヘルプサービス(訪問介護)とは
第4章 ヘルパーの役割を考える
資料編
●大阪社保協・よりよい介護をめざすケアマネジャーの会編
●3月末発行予定、定価1000円(税込)、A5判136ページ
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