月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

なめこ

2014-11-28 21:00:57 | キノコ
だいぶ置いてけぼりを食ったが、どうにかこうにかT夫妻には追いついて、4人で先行した2人を探していると、先の方で声がした。

声の方へ行ってみると、2人が得意げな顔で立っていた。ナメコの群生する立ち木!どうやらMが見つけたらしい。さすが「キノコ探知機」のあだ名はダテではないようだ。

この木には頭上のはるか上の方までナメコが生えている。話によく聞く“手の届かないナメコ”だ。アレを採るのはムリだろうなぁ、と言っていたら、チャレンジ大好きのKが「アレ採りたい」とか言い出した。枝切りばさみかなんかで採るんだっけ……そういえば、ジャマな笹を刈りはらうために、安物の小さな鎌を持ってきていたんだった。鎌とロープを渡すと、Kは適当に拾ってきた長い枝に、器用に結わえつけはじめた。

じゃじゃーん、完成。鎌は100円ショップ、枝は現地調達のすごいあやしい出来ばえ。こんなんで採れるンかな……?

レッツチャレンジ!高さ4メートル、鎌の刃わたり10センチ。かなり厳しいかと思われたが、ここでKは絶妙な手さばきを見せる。鎌がナメコの根元に華麗にヒット!

うわー!ナメコが地面にぼとぼとと落ちてきた。落ちてきたはしから落ち葉に埋もれて見失う。T夫妻はきのこカゴを持って右往左往。マニア相棒は「キノコシャワー!キノコシャワー!」とか言って、はしゃいでいる。

キノコで遊ぶ人たち。なかなか面白い光景だな(^_^)


さて、そろそろお時間。下山しなくちゃね。