月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

ひめかばいろたけ

2012-05-14 20:50:58 | キノコ
写真撮るなら主役級!のヒメカバイロタケ。まだ開き始め、これからが楽しみ!と思ってたんだけど、ここんとこの乾いた空気で干からびちまったろうな。結局確かめにも行ってない。こればかりは思うにまかせない自然の世界。

私が住んでるアパートの部屋の壁の中に、今ムクドリが巣を作ってる。エアコンと室外機をつなぐ管を通すための穴を利用してるらしい。ゴソゴソと音がするので、その挙動が手にとるようにわかる。つい最近ヒナが孵ったようだ。しばらくはこの小さな隣人のために気を使うことになりそう。

きんらん

2012-05-13 18:54:01 | 植物
キンラン。

日本自生のランの仲間。きらびやかな黄色の花がまぶしい。

ランの仲間は生育環境の悪化や盗掘などで分布を減らしており、キンランもそのうちのひとつ。ただ、キンランはギンランやシュンランほどには人気がないこともあり、まだなんとか頑張っている。そもそもキンランは育てるのが難しく、かりに株を盗んできたとしても、まず枯らしてしまうとのことだ。

基本的に地味で、山で見かけてもコオニタビラコやニガナあたりといい勝負なので、けっこう見逃してしまう。

まむしぐさ

2012-05-12 19:20:35 | 植物
薄暗い林内でけっこう目立つマムシグサ。サトイモ科テンナンショウ属というグループに属していて、独特な花のかたちをしている。

マムシグサはその中でも一番スタンダードな存在で、すこし高めの山に入れば目にすることができる種類だ。

秋になると赤ピーマンみたいな色つやの小さい実をたくさんつけて、すごいアヤシイ空気を漂わせる。基本的に有毒のグループで、昔、試しに実をつまみ食いしたことがあるが、舌がヒリヒリしびれるようなものだった。




花(仏炎苞と呼ぶ)の青いマムシグサ。関東方面には多いらしいがこの辺は少ない。茎がマムシ模様。

まつおうじ

2012-05-11 19:19:30 | キノコ料理
わお、うじゃうじゃ生えてる。

ただですら大きくて目立つのに、他のキノコに先駆けて梅雨入り前に生えてくるから余計に目立つ。



網焼きにして食べてみた。

生焼けで中毒事例があるので加熱は念入りに。焼くと焦げ目がついて、いい香りが漂ってくる。

しょうゆにつけて食べてみると、意外にもうまい。旨みはそれほどでもないけど、ブリっとした歯触りはちょっと他のキノコでは味わえない噛みごたえかもしれない。

ただ、古いマツオウジに関しては、香りこそいいものの、歯触りが悪く、食べた後、舌がひりつく感じがした。アクが多いのだろう。アク=毒なので、食べすぎは禁物。グレーゾーンのキノコとして扱うのがいいと思う。

結論。

網焼きは若いもの限定。以後2回ほど試したが網焼きはやめた方がいい。頭が重くなって微妙に視界がクラクラする。本能が食べるなって叫んでる。

古いものは一度ゆでこぼして水にさらし、アク抜きした方がいい。苦味のあるものがあるので、苦味抜きにもなる。ただそんなことすると唯一の長所の香りもぶっ飛んでしまって、食べる意味ないけどね。

詳細はこちら

じゃーまんあいりす

2012-05-10 18:06:29 | 植物
ジャーマンアイリス、和名ドイツアヤメ。

並のアイリスよりゴツくて、いかにもジャーマンって感じ(?)だ。アヤメの仲間が咲きだすと、ああもうそんな季節になっちゃったのかー、と寂しかったり嬉しかったり。

職場に咲いてるのを撮ったんだけど、背景が残念な場所だったので、クローズアップで撮影してお茶を濁した。ネットで検索したら、同じ白アイリスを全く同じアングルで撮った写真があって、ああ、やっぱみんな考えることは同じだな、なんて思った。

こまるはなばち

2012-05-09 18:19:20 | 動物
カンゾウタケを探しに行った神社で、満開のベニドウダンのまわりをたくさんのマルハナバチが飛びかっていた。基本的に動くものを撮った経験がほとんどなかったので、撮れる自信はなかったけど、運が良かったのか、撮れたな、なんとか。

クロマルハナバチかと思ったけど、小ぶりだったので、調べてみたらコマルハナバチだとわかった。クロマルハナバチのハネが部分的に黒みを帯びるのに対して、コマルハナバチのは無色なのだそうだ。

とてもおとなしいハチで、よほどのことをしなければ人を刺すことはない。ミツバチほどではないが集団生活をするというのは知らなかった。

まるこい姿がかわいらしい。

ふでりんどう

2012-05-08 17:39:43 | 植物
葉っぱが小さくて背も低いので土→花、って感じになっている。こんだけ背が低いと競争に不利ではないんだろうか。

リンドウは漢名の「竜胆」からきたそうだ。根っこが苦くて竜の胆のようだと。……べつに竜じゃなくてもいいような気もする。

まつおうじ

2012-05-06 19:28:29 | キノコ
今日はにわか雨が降ったり突風が吹いたりでどうなることやらと思ったけど、意外に雨雲は早く去って、時おり太陽も顔を出すような、変化に富んだ日だった。チャンスを見てはカメラを取り出す。光の変化が大きいのでこういう日の撮影はスリリングだ。

マツオウジがそこかしこで顔を出していた。そんなにおいしくないとの話だけど、一度食べてみよう。

まつばうんらん

2012-05-05 18:28:53 | 植物
ここ10年くらいで勢力を急拡大させた感のある帰化植物、マツバウンラン。

栄養のかけらもなさそうな乾いた裸地に生えてきて、かなり貧相な姿で冬を生き延び、4月の終わりごろになると不釣り合いなくらい高く伸びて(40センチほど)花を咲かせる。花咲くまでの下積み時代に姿が目立たないのが功を奏してか、除草剤攻撃もうまくかわして、着々と勢力を広げている。実は昨日アップしたリナリアとはかなり近い親戚筋(ゴマノハグサ科ウンラン属)にあたる。そういや花の形がそっくりだもんな。

うじゃうじゃ生えてるから撮るの簡単、なんて思ってたら、これがなぜだかいっこうにうまく撮れないので、わびさびの精神でもって一本に絞ってみたんだけど。いくらなんでもこりゃ寂しいな。

りなりあ

2012-05-04 18:25:09 | 植物
リナリア。和名、ヒメキンギョソウ。

この一角ではさまざまな花の種をばらまいて生えるままにしてあり、「ワイルドフラワーの里」と名付けられている。いろんな花が入り乱れ、競いあうように咲く光景がおもしろい。

ゴールデンウィークの残りの日も、もう遠出はいいや、のんびりしたい、という人たちで賑わうんだろうな、このフラワーガーデン。花も緑も美しく、風もさわやかで外で過ごすには最高の季節なのだから、別にわざわざたいそうなレジャー施設など行かずとも、その辺の公園なり山なりでのんべんだらりと過ごしてもいいじゃないか、などと私は思う。仕事しながら思う。

ちゅーりっぷ

2012-05-03 18:49:07 | 植物
そういえば先月の日曜日に家族と名古屋のフラワーガーデン(って言えばいーのか?)に出かけたんだった。

場所は港区の埋め立て地の一角にある「ブルーボネット」。中部電力が運営している施設で、さほど広くはないが、デザインに凝っており、しかもきれいに管理されていて、敷地内にはレストランもある。300円で入れてお手軽なので、お散歩スポットとして人気があるようだ。

この日はすごく天気が良くて気持ちいい日だったんだけど、ビックリしたのは一眼レフかかえた人がウジャウジャいたこと。しかも200ミリとかの長距離砲の人ばっかり。むー、さすが大都会、カメラ好きがいっぱいいるんだな~と思ったが、もしかしたら撮影できる場所があんまりないせいかもしらん、とも思った。名古屋ってネイチャー系施設は貧相なんだよね……

私はへそ曲がりなので、鑑賞向けの花を撮るのにはあまり燃えない。どちらかと言えばおしゃべりと散歩を楽しむ感じで、撮影はかなりテキトーにやっていた。

チューリップ、もうちょっと寄れば背景の花がきれいにボケるんだろうけど、どうしても葉っぱを入れたくなるタチなもんだから。


梅畑のはるしめじ

2012-05-02 18:05:19 | キノコ
最近めっきり出番の減ったリコーのGX200。一眼の方にはマクロレンズしかないので、背景を写しこみたいときはまだ活躍できる。

ふむ、こういう写真もいいねえ。望遠マクロはきれいなんだけど、それだけだと単調になっちゃうきらいがあるので、広角写真も欲しい。でも一眼の画質に慣れちゃうとコンデジはやっぱ厳しいなー。広角レンズも買わなきゃならんか。

それはそうと、一眼レフは首にぶら下げるだけで「アイツ怪しい」的な人の目を緩和する力があることに最近気づいた。いざとなれば「花を撮ってます」と言えばみんな納得してくれる(いや、ウソはついてないよ)。

「キノコ撮ってます」と言って納得してもらえる自信は、まだ、ない。

うまのあしがた

2012-05-01 18:41:16 | 植物
太陽をうけてキラキラ輝いているキンポウゲを見つけた。ウマノアシガタだ。何がどうウマノアシガタなんだかよく分からないというナゾ命名で有名。

かなり風があって構図考えるどころか、ピント合わすのもキビシイ……それでもISOを上げてデタラメに撮ったら、意外にも無事な写真があった。

花びらは、ろうそくのロウでも塗ったかのようなツヤがあって、なんか作りものっぽい。花を訪れているのは、ヒメヒラタアブの仲間の何かと、モモブトカミキリモドキのようだ。タンポポやアブラナ、キンポウゲなど、黄色い花が太陽の光に輝くのをを見ると、心が弾む。