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大和町の白竜湖で紅葉を楽しみながらマラソンをしたあとは、お決まりのコース。
隣の河内町へいきました。
そこには今はもう廃校になった宇山小学校があります。
宇山小学校跡地で地域の人が蕎麦の店を開いています。

分かれ道には、道案内の表示がありますが、随分山の中へ入っていく感じがします。
もう何度も来ているのですが、その都度、ここ通った?と思うこともあります。

つきました。宇山小学校です。
平成5年に廃校になったのですね。もともとこの周辺に民家が多いかというとそうでもありません。

小学生にしてはわりと長い距離を通った子供もいるでしょうし、山の上ということで大変だったかもしれませんね。

玄関を入ると、このあたりでとれた野菜や味噌、そばを売っています。

前に来た時は、元、家庭科室の畳の部屋を選んだのですが、今回は、普通の教室にしました。

机やいすも小学校の時のままです。

選んだのは、定食ではなく、宇山そばの大盛です。普通が500円、大盛は700円でした。
定食もいいのですが、煮物やちらし寿司がつくものの、そばを食べに来たのですから
蕎麦をたくさん食べることにしました。

これが、正解です。
野菜の天ぷらがなぜかとてもおいしいです。野菜もとれたてなんでしょうね。

野菜天というのはこんなに味がしっかりしているものなのかと感心しました。
天つゆでも食べてみたい天ぷらです。

山菜もはいっています。すべてが宇山産なのでしょうね。

蕎麦はこんな感じの色です。とても風味があっておいしいそばでした。
まえに来た時は地域の人が仕事の合間に食べに来ていました。
蕎麦がそろってないのもまたいいよねとその男性は話していたのですが、
来るたびに上手になっていってるのかもしれません。
その男性はあまりじょうずにならんほうがええよ。最初できたときから十分おいしいからねといっていましたが、
たしかに最初からおいしいです。
出汁の加減もとてもいいですよ。
蕎麦湯をどうぞともってきてくれました。
蕎麦湯というのはざるそばの時にもらって残った出汁とあわせてのんだのですが、
温かい蕎麦の時も出してくれるのですね。
すこし出汁に入れると、それだけで蕎麦の味がしっかり出てきます。
これまたおいしい、蕎麦湯をいただくことができました。
蕎麦好きというのは、有名店もいいのですが、こうして地域の味で昔ながらの家庭的な感じのそばも
随分とおいしいものです。

このシンプルな感じがたまりませんね。

お金を払って出ようとしたら、調理場にいたおばさんも出てきて、有難うございましたと言っていましたが、
おいしかったですよというとたいそう喜んでくれました。

この人たちこそ、お客さんの喜ぶ顔が生きがいなのでしょう。
毎日、たくさんのお客さんが来るといいですね。

廃校になった小学校。ちょっとさみしい気もしますが、
蕎麦をゆでている釜のゆげが温かくしています。


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