有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

名称不明と季節外れの花

2020年11月20日 | 山野草
山際で花を探していると、青い花が目に留まりました。
さて何でしょう?


豆型の花ですが、こんなに青い(赤紫かな)のは見た事が有りません。

調べるとクサフジ(草藤)かナヨクサフジ(弱草藤)のようにも見えます。
似た花にツルフジバカマ(蔓藤袴)と言うのも。

しかし、どれも花や葉の形が違い、結局名前が分かりませんでした。
ナンテンハギとのご指摘が有り、調べたらナンテンハギ(南天萩)でした。


もしかして外人さん?
ナンテンハギなら知ってるはずなのに、なぜ気が付かなかったのやら?(^^;)

直ぐ傍に仙人草が咲いていました。

花期は8~9月頃のはず、11月も半ば過ぎに咲いてるとは。
ここのところ暖かい(暑い)ので、季節を間違えたのでしょうか?

ヤマトシジミ(大和小灰蝶)。

普通に見られる蝶ですが、翅表は意外に綺麗です。

畑の脇に咲いていたイヌホオズキ(犬酸漿)。

逆光透かし撮りで。

鳥も探しますが見付かりません、ハクセキレイ(白鶺鴒)は沢山見られますけど。

せめて色が黄色なら・・・。(^^;)

川に水鳥が来てないかと見に行くと、マガモ(真鴨)が居ました。

数は少なく、10羽も居ませんでした。

まだこれからでしょうか?

動画も撮ってみました、風の音?とカメラの操作音が煩いので、消音でご覧下さい。

例年ノスリ(鵟)が止まる木を見に行くと居ました、今季初ノスリです。
夕方にこの木に居る事が多いですが、昨季と同じ個体かどうかは?

花が終わるので、鳥に切り替える時期が来たようです。
コメント

花と虻、そして季節外れの花

2020年11月19日 | 山野草
私の知ってる花が、いよいよ少なくなって来ました。
湿原で撮ったスイランにアブ。

アザミにもアブ。

黄色のはヒラタアブですが、黒いのは?

花が少なくなって虫達も大変でしょうね。

アザミとスイランとアブ。

またヒメアカネが、最近良く出会います。
しかし、上から見ただけでは同定が難しいですね。

正面から見ると良く解ります。
顔に眉が無いので、マユタテアカネではない事は確かです。

湿原を出て、白花イヌタデの群生地へ移動します。
何時もは他の草は既に枯れ、イヌタデだけが目立つのですが。
今年は気温が下がらないせいか、草に埋もれてました。
辛うじて撮れた白花。

こちらは普通のイヌタデ。
イヌタデは別名アカマンマ(赤飯)とも呼ばれます。

紅いのがアカマンマなら、白いのはシロマンマでしょうか。
紅白揃い踏み。

こちらは一つの株に紅白が。
白いのはこれから赤くなるのですかね?

畑の脇に咲いてたソバ(蕎麦)の花。
収穫用に植えてたのでしょうか?それとも観賞用?

何れにしても今は見捨てられてるようです。

クサノオウ(草の黄・瘡の王)がまだ咲いてました。
ケシ科クサノオウ属の越年草で、北海道~九州に分布。

花期は4~7月となってますが、11月に咲てるとは。

名前の由来は、傷をつけると黄色い乳液を出す事から。
また薬草として皮膚疾患、鎮痛剤、内臓病にも用いられた事から、草の王様の意味も。

因みに黄色の乳液は有毒で、皮膚に触ると炎症を起こすそうです。
皮膚の弱い人は乳液ではなく、葉や茎に触れるだけでもかぶれる事が有るとか。(^^;)
コメント

今期最後?の湿原の花

2020年11月18日 | 山野草
何時もの湿原に花を撮りに、多分今期最後の湿原になるでしょう。
目的の花は3種類、最初の花はスイラン(水蘭)。


名前にランと付いてますがランとは無縁で、ハナニガナやオオジシバリに似てます。
キク科スイラン属の多年草で、中部以西~九州の湿地や水辺に分布する日本固有種。
名前の由来は、シュンラン(春蘭)のような細い葉で湿地に咲く事から。

2種類目はホソバリンドウ(細葉竜胆)。
木道から少し離れた草の中に咲いているので上手く撮れません。

リンドウ科リンドウ属の多年草で、本州~九州の湿めった場所に分布。
リンドウの湿原形で葉が細いのが特徴、花の下に辛うじて葉が写ってます。

湿原の中には、相変わらずキセルアザミ(煙管薊)が咲いてました。
本州~九州に分布する日本固有種。

咲き始めは横から見ると、花が項垂れて煙管のように見えます。

しかし徐々に上を向き、花が終わる頃には上を向いて天を仰ぎます。

花が終わると、種子を風に乗せて飛ばします。

花後のミズオトギリ(水弟切)・・・だと思います。
花が午後3時を過ぎないと咲かないと言う、ひねくれ者。(^^;)

北海道~九州の池、沼、湿原に分布。

湿原の隅っこに咲いていたコウヤボウキ(高野帚)。

ここではあまり見ないと言うか、初めて見たような?

最後は3種類目の、湿原周辺に咲いていたキチジョウソウ(吉祥草)。

キジカクシかキチジョウジソウ属の多年草で、関東以西~九州の林内に分布。

名前の由来は花がなかなか咲かず、吉事が有ると花が咲くと言う謂れから。

花被片の長さは5~7mmで反曲する。
雄花と両性花が有り、良く見たら画像3枚とも雌蕊の無い雄花ばかりでした。

次回は花と虫、その他を。
コメント

晩秋の蝶達

2020年11月17日 | 生き物
11月だと言うのに、この日は蝶が沢山居て驚きました。
前回ウラギンシジミを載せましたが、ルリタテハ(瑠璃立羽)も沢山居ました。

何頭も飛んでいます、目移りして狙いが定まらない程。
目移りすると結局撮れなくなるので、一頭に狙いを絞りました。

こちらは別の個体。

↑と同じ個体。

これも同じ個体で翅裏を。
撮っていると他のルリタテハが追い払いに。
画像の個体も、他のルリタテハを追い払ってここに居座ってます。

ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)♂。

これも何頭も飛び交っていて、↑とは別の個体。

同じ個体を横から。

♀も居ました。
お気付きですか?ルリもツマグロも花ではなく、陽の当たる地面にとまってるのを。
ミネラル補給もしてるでしょうが、どうやら日光浴のようです。

こちらはヒカゲチョウ(日陰蝶)。

普段薄暗い所に居て、こんな日向では見られない蝶です。
別の個体も日向のロープの上に。
気温が下がったので、日光浴で体温を上げてるのではないかと。
この後雲が広がって来て陽射しが無くなると、蝶の姿は全く見られなくなりました。

ノコンギク(野紺菊)に蜂。

ノコンギクとしましたが自信が有りません。(^^;)
ハチの種類は不明(調べてません)。(^^ゞ

次回はこの時期少ない湿原と周辺の花を。
コメント

少なくなって来た花

2020年11月15日 | 山野草
冬至も過ぎ暦の上では冬ですが、こちらでは感覚としてはまだ秋です。
しかし秋の深まりと共に、新たに咲き出す花がなくなって来ました。
花を見に行っても、目にするのは実が多くなってます。
朝露に濡れるコマユミ(小真弓)の実。

物凄い数の実が生ってましたが、小さな実なので沢山生ってるところは撮り難い。(^^;)

こちらは花も実もそっくりなニシキギ(錦木)の実。
やはり朝露に濡れて光ってました。

枝にコルク状の翼が有るのがコマユミとの違い。

少しピンボケですがメギ(目木)の実。

鋭い棘が有り、むやみに近寄ると痛い目に会います。
画像左下と中央の実の上に棘が写ってます。

ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)が何頭も居ました。
とまってるのを撮ろうとすると、他のウラギンが来て縄張り争いに?
ようやく落ち着いたところを。

名の由来の裏銀を撮ろうとするも、見せてくれませんでした。(T_T)
翅を開き日光浴(体を温める)してるようです。

サネカズラ(実蔓)の実。

実は簡単に見付けられますが、何故か花は見付けられません。

撮った時は気付きませんでしたが、↑の左上の葉に何か着いています。
切り取って拡大してみました、何の卵でしょうね?

湿原の木道に居たヒメアカネ(姫茜)。

別の個体です。
何故か木道にとまりたがります、やはり日光浴でしょうか?

アザミ(薊)にヒラタアブ(扁虻)。

逆光でアザミが少し白飛びしましたが、光ってる感じが出てると言う事で。(^^)

次回は湿原とその周辺の色々を。
コメント

雨の日の公園

2020年11月14日 | その他
何時もの事ながら、少し前の雨の日の公園での撮影です。
ツワブキ(石蕗)の花にヒラタアブ(扁虻)。


ヨメナでしょうか?公園なので植栽物なのかも。

ドウダンツツジ(満天星躑躅)が見事に紅葉してました。

サルスベリ(百日紅)もこんなに紅葉するのですね。

ナンキンハゼ(南京黄櫨)は紅葉が始まったばかり。

サワガニ(沢蟹)が居たので、近寄ったら「やめてぇ」と言いたげな顔。(^^;)

こちらは「片手落ち」なサワガニ。(^^)

辛うじて撮れたエナガ(柄長)。

シジュウカラ(四十雀)は枝被り。(T_T)

雨の中、濡れながら獲物を待つジョロウグモ(女郎蜘蛛)。
巣に水滴が着き罠が丸見え、これでは獲物は掛かりそうもないですね。
掛かったとしても、こんなに濡れてては粘着性も無いような。

お馴染みの雫や水滴も撮ってみました。

相変わらず絵になる雫を見付けるのは難しいです。

景色を映す水滴もなかなか見付かりません。

沢山水滴が並んでた葉。

景色が映りそうで映らない。

構図を色々試してみますが、難しいですね。
発想と腕が伴わないのと、芸術的(美的)扇子が無いようで。

何か良い撮り方無いですかね。

上手く撮れたら雨の日がまた楽しくなるのに。
コメント (2)

オシドリがやって来た

2020年11月13日 | 
そろそろ来てるかな?とオシドリ(鴛鴦)を見に。
15時頃に行くと、金色に輝く水面にマガモ(真鴨)が居ました。

数が少ないです、まだ4羽しか居ませんでした。

肝心のオシドリはと言うと、木が生い茂る池の隅に居ました。

ご存じのようにかなり臆病(敏感)で、僅かな音や気配で逃げてしまいます。

逃げられないように、かなり離れた(約100m)草の陰からの撮影。

遠くてデジタルズーム域なので画質が悪いです。

何とか近寄りたいのですが、少し近寄ろうとするだけで枝の下に入ってしまいます。
そうだ!ビデオの方が画質が良いかも、後で画像で取り出せば。
と言う事で、以下はビデオキャプチャです。

ここは昨年見付けた場所、まだ知る人が居ないのか鳥撮りの人は誰も居ません。

大砲レンズと高級カメラなら奇麗に撮れたでしょうね。

オシドリはかなりの数が居ます。

それでも昨年より少ないです、まだこれから来るのでしょうか?

なんとか近寄る方法を考えなければいけません。

2分22秒と少し長いですけど、折角ビデオで撮ったので最後は動画を。(^^;)

別窓で開く場合は こちら 少し大きなサイズで見られます。(※IEでは動作しません)
もう少ししてからまた来てみましょう。
コメント

夕陽に染まる花④

2020年11月12日 | 山野草
夕暮れの花の最終回です。
最初はリンドウ(竜胆)から、日陰に咲いてたので赤く染まりません。

ここは元々数が少ないのですが、今年は一段と少なかったです。

空が赤くなるすこし前、辛うじて木漏れ日が。

ムラサキセンブリ(紫千振)も斜面の隅の少し低い所に咲いています。

夕陽が当たるのはほんの短時間、時間との勝負。
↓は紫の花と白花が同居しています、白いのは花が終わったからだったりして。(^^;)

ムラサキセンブリとヤマラッキョウ。

夕陽に染まり出したヤマラッキョウとムラサキセンブリ。

夕陽で僅かに赤味が差して来たムラサキセンブリ。
以下同じ株を時間経過順に。

左の斜面で西日が遮られています。


一瞬夕陽が照らしますが、逆光で撮るしか有りません。
順光で撮ろうとすると自分の陰に入ってしまうからです。

斜面からの遠望。

日没が近付いて来ました。

ススキの穂がもう少し開いてくれてると良かったのですけど。

秋の夕陽は鶴瓶落とし、夕陽が〇福亭の誰かに見えたりして。(^^ゞ

最後の輝きを放ち、山の端へと沈んで行きました。

早いもので立冬も過ぎ、いよいよ本格的冬がやって来ます。
「今年の山野草も終わりだなぁ」と感じる夕陽の花達でした。
と言っても、まだ咲いてる所も有るので撮りに行きますけど。(^^;)
コメント

夕陽に染まる花③

2020年11月11日 | 山野草
夕陽に染まる花の第3弾はヤマラッキョウ(山辣韭)です。
ここはヤマラッキョウが沢山咲く斜面です。

まだ日があまり低くならない内に逆光で撮ったヤマラッキョウの花。

ヒガンバナ科ネギ属の多年草で、福島以南~沖縄に草地や湿地周辺に分布。

名前の由来はそのままで、山に生えて鱗茎がラッキョウに似る事から。
ネギ属のせいか、花を撮ってるだけでネギとニラを合わせたような強烈な臭いが。

ここには例年同じ場所に白花が咲きますが、まだ開花してませんでした。

花数は株に依りかなり差が有り、10前後~数十個のものも。

かなり日が傾いて来ました、でもまだ空は青いです。

枯草に赤味が差して来ます。

ラッキョウの花も赤味が差し出しました。(逆光で)

西日がラッキョウの花を下から照らします。

終盤のサワヒヨドリ(沢鵯)も夕陽で染まり出しました。

いよいよ赤くなって来ました。

咲き残りのコガンピ(小雁皮)の花も赤く染まります。

花の写真としては見る影も有りません。(^^;)

枯れ草の中の花を前ぼかしで。

夕陽を背景に逆光透かし撮り。

そして陽の光は徐々に弱まり、私のカメラでは限界が近付いて来ます。

薄着だったので、陽が落ちるほどに風が冷たく感じられました。
次回は夕暮れの花の最終回です。
コメント

夕陽に染まる花②

2020年11月10日 | 山野草
秋の夕暮れの花、ツリガネニンジンの次はヤマハッカ(山薄荷)を。
とその前に、斜面が夕陽に染まる前に撮ったウラナミシジミ(裏浪小灰蝶)から。

本州~沖縄に分布し、前翅長13~18mm、開帳28~34mm。

7~11月頃に見られるようですが、夏はあまり見掛けませんでした。

ここに来て急に見られるようになり、背景にもう一頭写っています。

夕方で気温が下がってきたせいか、なかなか翅を開いてくれません。

なんとか粘って。

翅が開いたところを撮りました。

さて目的のヤマハッカです、夕陽で染まる前のヤマハッカ。

既に終わり掛けですが黒背景で。

僅かに赤く染まって来ました。

空はまだ青いです。

少し赤く染まったアザミも撮ってみました。

アザミの種類は詮索しないでおきましょう。(^^;)

夕陽の逆光で。

明るく撮ると。

最後は夕陽に染まる逆光のヤマハッカ。

僅かな時間で色々撮ったので、ヤマハッカはこれだけしか撮れませんでした。
そうそう、今日また一つ歳を取ってしまいました。(^^;)
コメント