有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

夕陽に染まる花①

2020年11月09日 | 山野草
例年行ってる、夕陽に染まる花が撮れる場所へ。
見られるのは釣鐘人参、紫千振、竜胆、山薄荷、秋の麒麟草などです。
今回は種別に載せて行く事に、最初はツリガネニンジンから。

ここではツリガネニンジンが沢山見られます。

花弁数の違う花も探してみすが・・・無いものですね。
この画像の一番上の花が4弁のようです

同じ斜面に咲いてるのに色や形が違います、↓は細身で薄い青色の花。

ここでは殆どの花が白です。(夕陽で少し赤く見えまてす)
ここには何故か淡青色の花は少ししか有りません。

この花は、花弁の先端が僅かに黄色でした。

辺りが赤く染まるまでアキノキリンソウを撮って待ちましょう。

花に接近して。

まだ空が赤く染まらない内に、逆光でも撮ってみました。

日が傾き、辺りが少し赤く染まり出します。
そんな中見付けたのが、花冠が短くポッチャリ系のこの花。

この形の花は他では見た事が無いような。

図鑑では、花の形は変化が多いとなっています。
そう言えば、この花は6弁ですね。

後ろ姿も撮ってみました。
夕陽のせいで赤くなってますが、実際は白い花です。

陽が傾き斜面が赤く染まり出しました、この時を待っていたのです。

日没寸前のツリガネニンジン、この画像で沢山咲いてるのが解るかと。

もう少し透かし撮りにしたかったのですが・・・。
なにしろこの時間はほんの一瞬、待っていてもなかなか上手く撮れません。(^^;)

次回は、夕陽に染まるところをあまり撮れなかったヤマハッカ等を。
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時季外れのスミレとアサギマダラ

2020年11月08日 | 山野草
スミレは春に咲きますが、秋に咲くスミレも。
とある田圃の畔に、例年この時期に咲くスミレを見に行きました。

種類は分りません、多分ただのスミレ(菫)かノジスミレ(野路菫)ではないかと。

スミレとノジスミレは当然春に咲きます、これは返り咲きなのかも。

返り咲きにしては、毎年同じ場所にこの時期に咲くのは不思議。

ここの他にもう一ヵ所、この時期に毎年咲く場所が有ります。

スミレを見た後、林道にアサギマダラを見に行きます。
良く見られる林道なのですが、この日はなぜか見られません。
仕方ないので花後のミズヒキ(水引)でも撮りましょうか。(^^;)
背景の白いのは白花のミズヒキと思ったら・・・。

白花のイヌタデ(犬蓼)でした。(^^ゞ
背景の赤いのが、↑のミズヒキ。

鳥の鳴き声が聞こえます、見回すと枯れ木の洞にシジュウカラ(四十雀)。

良い物件を見付けたのでしょうか、中に入って行きました。

暫くして出て来ましたが、再び入る事は有りませんでした。
内見したら気に入らなかったのかな?

ドラミングが聞こえたので探すと、コゲラ(小啄木鳥)が。

ガードレールのアキアカネ(秋茜)。

紅葉にはまだ早いですね、モミジはまだこんなです。

一部だけ紅葉していたのを撮ってみました。

肝心のアサギマダラは2頭みました、残念ながら飛んでいたので撮れず。
諦めて戻り、もう直ぐ駐車場と言う所で。

アサギマダラ(浅葱斑)。
タテハチョウ科マダラチョウ亜科で、前翅長50~60mm、開帳100~120mm。
本州~沖縄に分布し、渡りをする蝶として知られています。

なんとか逆光でと思うも撮れませんでした。(T_T)
逆光の方が翅が透け、アサギ(浅葱)色が奇麗に見えるのですけど。

白い物を振ると寄って来ると言われてますが、何度試しても来た事は有りません。(>_<)
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草叢のムラサキシジミ

2020年11月07日 | 山野草
林道の車止めから歩くとコチヂミザサ(小縮み笹)が咲いてました。
イネ科チヂミザサ属の多年草で、北海道~九州に分布。
草丈15~30cm、花序の長さは10~15cm。

葉の形が笹に似て、葉が縮んだように細かく波を打つのが名前の由来。
肝心の葉を撮ってませんけど。(^^;)

花が小さく逆光透かし撮りは無理なので、シルエットで撮ってみました。
この方が花の形が良く解るような。

背の低い草叢を歩くとシジミチョウが飛び立ち、直ぐ近くにとまります。
ムラサキシジミ(紫小灰蝶)でした。

本州~沖縄に分布し前翅長14~22mm、開帳32~37mm。

良い位置から撮ろうと移動すると、あっちからこっちから次々に蝶が飛び立ちます。

5~6頭でしょうか、それら全てがムラサキシジミなのです。(↑と↓は同じ個体)

しかもこの時期にしては翅が全く傷んでません。

更に飛び立ったムラサキシジミは、遠くに行かず戻って来て近くにとまります。

紫色の面積が大きいのが♂で、♀の方が紫の面積が小さいらしいですが・・・。
そう言われてもねぇ、結局雌雄は分りません。(^^;)

今まで何度も撮ってますが、こんなに集まってるのを初めて見ました。
成虫で越冬し、越冬前に花に集まるようです、でもここに花は咲いてませんでした。

アキアカネ(秋茜)だと思います。

アキアカネもそろそろ終盤でしょうね。

ヤクシソウ(薬師草)が咲いてました、既に萎れた花も。

キク科オニタビラコ属の2年草で、北海道~九州の陽当たりの良い山野に分布。
※APG分類ではアゼトウナ属

花の直径は約15mm、枝先に数個集まって咲きます。

次回は、秋に咲くスミレ他を。
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林道のナギナタコウジュ

2020年11月06日 | 山野草
そろそろかな?とナギナタコウジュ(長刀香需)を見に行ってみました。
林道ゲートから歩く事10分、林道脇に淡紅紫色の花が見え出します。

シソ科ナギナタコウジュ属の1年草で、北海道~九州の道端、草地、林縁に分布。

花が片側だけに偏って着き、薙刀のように見える事が名の由来。

花冠の長さは3~5mm。花冠や苞に毛が生えてます。

逆光透かし撮りで。

ナギナタコウジュの直ぐ横、地面から数cmの所に一輪だけのホトトギス(杜鵑草)が。

3日に花と実が連なったホトトギスを載せましたが、とても同じ種類とは思えません。

コシロノセンダングサ(小白の栴檀草)。
キク科センダングサ属の1年草で、南北アメリカ原産の帰化種です。

山中に徐々に帰化種が広がっています、やがて在来種が負けてしまうのかも。

アキノタムラソウ(秋の田村草)が咲き残ってました。

普通花が何段も咲くのですが、これは1段しか有りません。
上の方が折れて1段残っただけではないようで、折れた跡が有りません。

お馴染みヤマハッカ(山薄荷)、何度も登場させてすみません。(^^;)

この時期何処に行っても咲いてるもので。f(^^; ポリポリ

これまたお馴染みツリガネニンジン(釣鐘人参)です。

2日に4弁花を載せましたが、今日のは6弁花のツリガネニンジンです。(通常5弁)
次回はムラサキシジミ等を。
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そろそろ鳥の季節

2020年11月05日 | 
山野草が終盤に近付いて来たので、鳥撮りの練習をしてみました。
被写体は超お手軽な雀で。(^^;)

モデルさんは沢山居てお手軽ですが、撮るのは・・・。
顔が陰になってしまいました。

順光側に移動して。

羽を開いたところを狙ってみるも、相変わらず上手く撮れません。(T_T)

このモデルさんも割と付き合いが良いですね。
飛び出しを狙ってみましたが撮れませんでした。(T_T)

小柄なモデルさんは撮り難いので、大柄なモデルさんで。

大柄ですが割と神経質、意外に近寄らせてくれません。

この日は会合でも有ったのでしょうか、ここに10羽ほど集まってました。
全体を入れると小さくて分からなくなるので一部分だけ。
何処かの国の大統領選挙の事か、学術会議問題でも話し合っていたのか?(^^;)

優雅に舞うモデルさんも。

その時突然対岸の木に大型のモデルさんが飛来。
遠いのと枝被りで良く見えません、右に左に移動してなんとか姿が見られました。

ミサゴ(鶚)のようです、遠くてデジタル域の撮影で画質が悪くなってしまいました。
環境省の準絶滅危惧に指定されてます、しかし英名がオスプレイ(Osprey)だったとは。

これと言った鳥は最後のミサゴだけ、相変わらず鳥は見付けるのも難しいです。(>_<)
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秋桜と薄

2020年11月04日 | 山野草
遅れ馳せながらコスモス(秋桜)を撮ってみました。
広大なコスモス畑を載せてる方が多いですが、こちらには無いので一輪挿しで。(^^;)

キク科コスモス属の1年草。

今やすっかり定着していますが、1879年(明治12年)に渡来したメキシコ原産の帰化種。

思ったより最近に入って来た植物なのですね。

コスモスは「宇宙」と言う意味のようです。(ギリシャ語に由来)

当初の和名はオオハルシャギク(大春車菊)だったのですが、何時の間にか秋桜に。

1977年(昭和52年)、さだまさし作詞作曲で山口百恵が歌ったあの曲からだとか。

題名を「秋桜」とし、コスモスと読ませたのが始まりのようです。

花同様に秋桜がすっかり定着し、今ではコスモスで変換すると秋桜と出る程までに。

蛇足ですが、山口百恵の最多レコード販売枚数は約53万枚(冬の色)。
百万枚超えが有るかと思ってましたが、思ったより少なかったのですね。
因みに「秋桜」は46万枚でした。

秋と言えばこちらも定番、秋の七草の一つススキ(薄)です。
これまた広大なススキ原は無いので、群生を切り取って。(^^;)
イネ科ススキ属の多年草で、全国に分布。

別名オバナ(尾花)、カヤ(茅)とも呼ばれ、茅葺屋根の原料として使われました。
風に揺れる穂をスローシャッターで撮ろうとしたものの、上手く行きませんでした。

↓は逆光に光るススキの穂、これも思ったようには撮れず。(T_T)

広範囲を諦め、一部に絞って撮ってみました。

まだシオカラトンボ(塩辛蜻蛉)が居ました。

次回は少しばかりの鳥を。
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秋の花と一緒に夏の花が

2020年11月03日 | 山野草
最初は最近お馴染みのヤマハッカ(山薄荷)から。

ウラナミシジミ(裏浪小灰蝶)ですが、流石に見られる蝶が減って来ました。

野菊にイチモンジセセリ(一文字挵)。

こちらはアブでしょうか?それともミツバチ?

おや!まだシモツケ(下野)が咲いてますよ、夏の花のはずなのですけど。

図鑑では花期は5~9月頃、この時期に咲いてるのは珍しいです。

山裾の田圃の溝周辺には、その名の通りのミゾソバ(溝蕎麦)が。

アカトンボも見られます。

ヒメアカネ(姫茜)でしょうか?

顔が見えなかったので種類ははっきりしません。

ホトトギス(杜鵑草)も咲いてました。

花が一列に並んで咲きますが、既に多くは種になっていました。

最盛期にはかなりの密度だったようで、これでは社会的距離は取れてませんね。(^^;)

次回は遅ればせながら秋桜でも。
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センブリ以外の花達

2020年11月02日 | 山野草
昨日はセンブリでややこしい話になってしまいました。
今日は途中で見た他の花を。
リンドウ(竜胆)が咲き始めていました。

リンドウ科リンドウ属の多年草で、本州~九州に分布。

咲き出したばかりで、まだ3株しか見られませんでした。

逆光でも撮ってみました。

ヤマジノギク(山路野菊)だと思います。

キク科シオン属の2年草で、静岡以西~九州に分布。
※ハマベノギク属で関東以西~九州に分布の図鑑も。

花の直径は2.5~3cm、陽当たりの良い乾いた場所で見られます。

これはアキアカネ(秋茜)でしょうか?

あまり赤くなってないので♀のような。

一輪だけツツジ(躑躅)の花が咲いてました。
ヤマツツジのようですが、花期が違いますよね。

アザミにイチモンジセセリ(一文字挵)、アザミの種類は分りません。(^^;)

マツムシソウ(松虫草)も。

以下は沢山咲いていたツリガネニンジン(釣鐘人参)です。

キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草で、北海道~九州に分布。

同じ山に咲いてるのに、色も形も微妙に違います。
↑は淡紫色ですが↓は白色に近いです。

↓はシロバナツリガネニンジン、4花弁が一つ混じってます。(普通は5花弁)

↑の花を青空背景で。

次回は山中と山裾に咲いてた花を。
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白と紫のセンブリ

2020年11月01日 | 山野草
前回見られなかったセンブリ(千振)を見に行って来ました。
リンドウ科センブリ属の越年草(2年草)で、北海道~九州に分布。

花は白で紫の条線が有り、花弁の裏面は紫色で蕾の時は紫色に見えます。

花弁は普通5枚ですが稀に4枚のものも有り、花の直径は約2cm。

センブリだけではなく、ムラサキセンブリ(紫千振)も咲いていました。

センブリにそっくりですが、花が紫でセンブリよりやや大きく草丈も少し大きいです。
※センブリは10~20cm、ムラサキセンブリは30~70cm。
ムラサキセンブリも花弁の裏は紫で、蕾は紫に見えます。

ところが↓の株には白い蕾が見られます。

ムラサキセンブリにイチモンジセセリ(一文字挵)。

さてここからが問題です、センブリとムラサキセンブリの区別ができない花が。
まずはセンブリとムラサキセンブリの違いから、色が違うのは言うまでも有りません。
色の他に、花冠の黄色の腺点がはっきりしてるのがセンブリ。

ムラサキセンブリは腺点がはっきりしません。(違いが判るでしょうか?)

以下がどちらかはっきりしない花達。
花弁は薄っすら紫色で腺点が目立つような目立たないような。

↑と同じ花です、こちらの方が腺点が良く見えます。

こちらは花はやや紫ですが腺点がはっきり、更に蕾も色が薄い。

ではこれは?花弁は白ですが腺点がはっきりしてません。

これは腺点がはっきりしませんが、花色は薄っすら紫。

以下2枚は同じ花、横から撮ったので腺点が良く見えません。
しかしセンブリのように腺点がはっきりしてないのでムラサキセンブリ?

背景のムラサキセンブリと比べると白いですよね。

最後も腺点のはっきりしない花です。
さてセンブリなのか白花のムラサキセンブリなのか?

またややこしい話になってしまいました。(^^;)
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