奈良は今日も雨だった…、てかっ。
第二回の学芸員実習の同窓会があるってんで、例によって例のごとく
高速バスで京都へ乗り付けて。そこから奈良へ一路近鉄でGO!
京都でも雨、奈良でも雨で、大阪でも雨か~?と思いつつ、
とりあえず時間がある(?)ので、奈良博の「ニンポー」へ。
雨降っていたのが幸いして(災いして?)か、開館30分前には誰もおらず。
(あたりまえか)
本日気分良く、一番乗りさせていただきました。
5分前には既に開けていただいて、空き空き大空きな空間をゆったり観覧です。
今日の目玉はなんといっても「楊貴妃観音」
京都の泉湧寺におわしまする仏さんだけど、京都はいつも素通りだし、
奈良博での展示が今日までってことで、こりゃこれを逃すと見れんぞ。
んじゃ是非!てことで、無理無理見てきました。
遠目で見ると、新入生歓迎コンパで俯いているウブな新人さんって感じ(をい)。
それが、近寄ってみると、「私も前から先輩のこと好きだったんですよ」
って流し目バシバシな女学生みたいにも見える。
おお、見る立ち位置によっても、表情が変るんだな。
このほとけさん、あんまりにもキレイなんで
「玄宗皇帝が、楊貴妃の顔を写して作らせた」
なんて伝承も生まれるほど。
しかしだ、めちゃめちゃ近寄ってみると、
「うっ…髭が…」
その半開きのおちょぼ口の周囲には、にょろ~んとしたなまず髭がはっきりと。
これには結構がっかりします。
美女といよいよキスシーンと思ったら、鼻毛が出てる…なんて位のダメージ。
しかし、ほとけさんは「 陰蔵相(おんぞうそう)」っていって、
男性のシンボルが体内に隠されているってんだから、
ベースとしては「男性」なわけで。
(仏様は超人的な存在なので、男とか女とかの区別はないっていうけどさ)
そうなれば、髭があっても別段不思議なことはない。
だがしかし、「美女に髭」ってのはインパクト大だからして、
そのイメージを払拭するためにお寺側も必死らしい。
今回その但し書きは無かったけど、お寺でご対面すると、
『口もとの曲線は慈悲を説かれる口の動きです。おひげではありません』
と書いた張り紙があるらしい(ソースは、いとうせいこう・みうらじゅん著
『見仏記』 角川文庫 1993)
うーん、動きですかそうですか。
漫画で、走ってるシーンを足ぐるぐるで書くのと同じ効果ですか。
なるほど…って思うかい!(笑)髭は髭やろ。
見仏記を読み終わったばっかりだったので、えらく笑った笑った。
そうこうしているうちに、今回は展示物が多かったからか、
時刻はすでに11時を回っており。
はて、アタシ何しに来たんだっけ?状態。
やべー、同窓会だ同窓会!
ってことで、奈良のおみやげも買わず、
近鉄と地下鉄乗り継いで緑地公園へ。
昼ご飯食べているヒマもなかったので、
難波・駅ナカで買ったパンを食べつつ、民家博物館へ。
すでに、本日のスケジュールを幹事さんがお話しているところへ
すべり込みセーフです。(間に合ってないやろ)
今回は、白川の民家の掃除のお手伝いをしました。
去年は障子貼りをしましたが、今回は無難に掃除です。
なんか一生懸命掃除をしていたら、いつの間にか皆様が
囲炉裏端に座って「お話を聞く会」に突入されていたようで…。
まあ、先は長いんだし、気楽にいきましょう(笑)
そうそう、気になっていた天気ですが。
奈良博に入った時は降っていた雨も、
私が飛び出してくる頃にはすっかりあがり、
緑地公園に着いた頃には青空も覗く好天に。
こんなに晴れなくてもいいだろうってくらい夏の空になってました。
さすがは晴れ女体質のアタクシ、恐るべしです。
おかげさまで、汗は滝のように流れ、
水分補給しながら、なんとか作業完了です。
そして、その押しかけボランティアのお駄賃として、
水野センセのまとめの講義をタダ聴き(笑)
「去年の九月に入院しまして、即手術するからって、
こことここから血管抜いて…」
エライ大手術だったんですね。
前回講演会の時お会いした時は「もう何とも無い無い」
っておっしゃっていたから、どんなもんか判らなかったけど。
フツーに(?)大手術だったわけで。
「歩くのはなんともない。誰にも歩くのは負けへん」
というのは、先日の飛鳥周遊ウォーキングの時で実証済み。
本日も用意した椅子にはかけずに、立ったまま一時間のお話をこなしました。
お話の後「センセ、手術って大手術だったんじゃないですか!」
といったら「ほれ、キレイに縫ってありますやろ、もう
どこ切ったかわからんほど」と腕を見せていただきましたが。
確かに、「この線は、そういわれてみればそうかな?」くらいの傷跡。
「でも、腹の方はざっくりいってまっせー」
って、切り身じゃないんだから。
とりあえずは、よかったよかった。
その後は、”本体”の方は実習のまとめ。
ワレワレは近況を語る会など。
最後に、恒例の集合写真を撮って、終了です。
それからが、本筋(?)というべき同窓会へなだれ込み。
労働の後のビールは美味い!ということで、どんどん
消費される飲み物。わたしはというと、ジュースやソーダを飲みまくり、
「そんなん飲んでても楽しくないやろ」といわれても
いえいえどうして、労働の後のジュースもなかなかいいもんでっせ♪
料理もおいしかったし、飲み放題なので気兼ねなく
ジュースのお代わりをしたりして、予定の二時間は程なく終了。
とりあえず中間締めして、その後は宴会を続ける方、
帰る方と流れ解散的になることに。
私は残念ながら、珍しく「今日中に帰って来い」とのお達しに付き、
新幹線の時間があったので、途中で退席させていただきましたが、
料理もおしゃべりも堪能させていただきました。
「また来年~♪」といってきましたので、
また来年も集いましょうぞ、皆様。
いやはや、押しかけボランティアは楽しいもんだ。
第二回の学芸員実習の同窓会があるってんで、例によって例のごとく
高速バスで京都へ乗り付けて。そこから奈良へ一路近鉄でGO!
京都でも雨、奈良でも雨で、大阪でも雨か~?と思いつつ、
とりあえず時間がある(?)ので、奈良博の「ニンポー」へ。
雨降っていたのが幸いして(災いして?)か、開館30分前には誰もおらず。
(あたりまえか)
本日気分良く、一番乗りさせていただきました。
5分前には既に開けていただいて、空き空き大空きな空間をゆったり観覧です。
今日の目玉はなんといっても「楊貴妃観音」
京都の泉湧寺におわしまする仏さんだけど、京都はいつも素通りだし、
奈良博での展示が今日までってことで、こりゃこれを逃すと見れんぞ。
んじゃ是非!てことで、無理無理見てきました。
遠目で見ると、新入生歓迎コンパで俯いているウブな新人さんって感じ(をい)。
それが、近寄ってみると、「私も前から先輩のこと好きだったんですよ」
って流し目バシバシな女学生みたいにも見える。
おお、見る立ち位置によっても、表情が変るんだな。
このほとけさん、あんまりにもキレイなんで
「玄宗皇帝が、楊貴妃の顔を写して作らせた」
なんて伝承も生まれるほど。
しかしだ、めちゃめちゃ近寄ってみると、
「うっ…髭が…」
その半開きのおちょぼ口の周囲には、にょろ~んとしたなまず髭がはっきりと。
これには結構がっかりします。
美女といよいよキスシーンと思ったら、鼻毛が出てる…なんて位のダメージ。
しかし、ほとけさんは「 陰蔵相(おんぞうそう)」っていって、
男性のシンボルが体内に隠されているってんだから、
ベースとしては「男性」なわけで。
(仏様は超人的な存在なので、男とか女とかの区別はないっていうけどさ)
そうなれば、髭があっても別段不思議なことはない。
だがしかし、「美女に髭」ってのはインパクト大だからして、
そのイメージを払拭するためにお寺側も必死らしい。
今回その但し書きは無かったけど、お寺でご対面すると、
『口もとの曲線は慈悲を説かれる口の動きです。おひげではありません』
と書いた張り紙があるらしい(ソースは、いとうせいこう・みうらじゅん著
『見仏記』 角川文庫 1993)
うーん、動きですかそうですか。
漫画で、走ってるシーンを足ぐるぐるで書くのと同じ効果ですか。
なるほど…って思うかい!(笑)髭は髭やろ。
見仏記を読み終わったばっかりだったので、えらく笑った笑った。
そうこうしているうちに、今回は展示物が多かったからか、
時刻はすでに11時を回っており。
はて、アタシ何しに来たんだっけ?状態。
やべー、同窓会だ同窓会!
ってことで、奈良のおみやげも買わず、
近鉄と地下鉄乗り継いで緑地公園へ。
昼ご飯食べているヒマもなかったので、
難波・駅ナカで買ったパンを食べつつ、民家博物館へ。
すでに、本日のスケジュールを幹事さんがお話しているところへ
すべり込みセーフです。(間に合ってないやろ)
今回は、白川の民家の掃除のお手伝いをしました。
去年は障子貼りをしましたが、今回は無難に掃除です。
なんか一生懸命掃除をしていたら、いつの間にか皆様が
囲炉裏端に座って「お話を聞く会」に突入されていたようで…。
まあ、先は長いんだし、気楽にいきましょう(笑)
そうそう、気になっていた天気ですが。
奈良博に入った時は降っていた雨も、
私が飛び出してくる頃にはすっかりあがり、
緑地公園に着いた頃には青空も覗く好天に。
こんなに晴れなくてもいいだろうってくらい夏の空になってました。
さすがは晴れ女体質のアタクシ、恐るべしです。
おかげさまで、汗は滝のように流れ、
水分補給しながら、なんとか作業完了です。
そして、その押しかけボランティアのお駄賃として、
水野センセのまとめの講義をタダ聴き(笑)
「去年の九月に入院しまして、即手術するからって、
こことここから血管抜いて…」
エライ大手術だったんですね。
前回講演会の時お会いした時は「もう何とも無い無い」
っておっしゃっていたから、どんなもんか判らなかったけど。
フツーに(?)大手術だったわけで。
「歩くのはなんともない。誰にも歩くのは負けへん」
というのは、先日の飛鳥周遊ウォーキングの時で実証済み。
本日も用意した椅子にはかけずに、立ったまま一時間のお話をこなしました。
お話の後「センセ、手術って大手術だったんじゃないですか!」
といったら「ほれ、キレイに縫ってありますやろ、もう
どこ切ったかわからんほど」と腕を見せていただきましたが。
確かに、「この線は、そういわれてみればそうかな?」くらいの傷跡。
「でも、腹の方はざっくりいってまっせー」
って、切り身じゃないんだから。
とりあえずは、よかったよかった。
その後は、”本体”の方は実習のまとめ。
ワレワレは近況を語る会など。
最後に、恒例の集合写真を撮って、終了です。
それからが、本筋(?)というべき同窓会へなだれ込み。
労働の後のビールは美味い!ということで、どんどん
消費される飲み物。わたしはというと、ジュースやソーダを飲みまくり、
「そんなん飲んでても楽しくないやろ」といわれても
いえいえどうして、労働の後のジュースもなかなかいいもんでっせ♪
料理もおいしかったし、飲み放題なので気兼ねなく
ジュースのお代わりをしたりして、予定の二時間は程なく終了。
とりあえず中間締めして、その後は宴会を続ける方、
帰る方と流れ解散的になることに。
私は残念ながら、珍しく「今日中に帰って来い」とのお達しに付き、
新幹線の時間があったので、途中で退席させていただきましたが、
料理もおしゃべりも堪能させていただきました。
「また来年~♪」といってきましたので、
また来年も集いましょうぞ、皆様。
いやはや、押しかけボランティアは楽しいもんだ。