以前も書いたことですが、近年、短期大学から4年制大学への編入が増えています。
また、上級学校への進学をする学生もいます。
そのような場合は、英語の試験があることが多く、進学希望者用の英語補習を金曜日の放課後、可能な限り実施しています。
今日は、先週金曜日に続いて並べ替え問題を練習しました。
ここで、あまり詳しく説明してもつまらないかもしれませんが、例えば
「一日一つのリンゴで医者いらず。」
a, a, an, apple, away, day, doctor, keeps
これを正しい語順に並べ替えなさい、という問題を並べ替え問題といいます。
このような問題には、日本語訳がついているものと日本語訳がないものがあります。
日本語訳があるものも、直訳ではないこともあるので、あまり惑わされないことが大切です。
ただし上記の問題は、直訳に近い日本語文です。
次に注目すべきは、語群で語が並んでいる順番。
これが、アルファベット順に並べてある場合と、そうではなくごちゃごちゃに並んでいる場合があります。
アルファベット順に並んでいる場合は、そこに出題者の意図はありません。ですから並べ替えた時に、前後に来る語がちょうどその順番に並んでいることもありえます。
しかし、ごちゃごちゃに並んでいる場合は、そこには、出題者の意図があるはずです。つまり、並ぶ語はわざと離してあったり、順番を逆にしたりして、わかりにくくしてあるはずなのです。
次には、どの語が主語になりえるか、そして、どの語が動詞になりえるかを考えます。
並べ替えの問題は、カンで解いても正解する可能性は非常に低いです。天文学的確率とも言えるかもしれません。
例えば、上の問題は、8語の並び替えですが、それを並べる方法は、8!(8の階乗)、つまり、8×7×6×5×4×3×2×1=40,320通りもあるのです。だから全くのカンでこの問題を解いて正解が得られる率は、わずか1/40,320しかないのです。
それではいかにして、正解率を上げるか。
それはくっつきそうな語と語をくっつけることです。
つまり、上の問題でしたら、例えばanという冠詞は母音で始まる名詞などの前に来るだろうから、 おそらくan appleとなるだろう、とくっつけるだけで、正解率は、1/5,040と跳ね上がるのです。(跳ね上がるといっても、まだまだ低い率ですが…)
授業ではないのでこの辺で正解を示します。
An apple a day keeps a doctor away.
が正解。
これは有名なことわざです。
もし、可能ならばこのことわざを発音してみましょう。
a dayの部分と、awayの部分が韻を踏んでいて、何となくいいリズムになっていませんでしたか。
これが、詩などに(歌詞にも)見られる脚韻です。
皆さんも一日一つリンゴを食べて、健康になりましょう!
じゃあ、そろそろ時間になりましたので、今日の授業は終わります。
また、上級学校への進学をする学生もいます。
そのような場合は、英語の試験があることが多く、進学希望者用の英語補習を金曜日の放課後、可能な限り実施しています。
今日は、先週金曜日に続いて並べ替え問題を練習しました。
ここで、あまり詳しく説明してもつまらないかもしれませんが、例えば
「一日一つのリンゴで医者いらず。」
a, a, an, apple, away, day, doctor, keeps
これを正しい語順に並べ替えなさい、という問題を並べ替え問題といいます。
このような問題には、日本語訳がついているものと日本語訳がないものがあります。
日本語訳があるものも、直訳ではないこともあるので、あまり惑わされないことが大切です。
ただし上記の問題は、直訳に近い日本語文です。
次に注目すべきは、語群で語が並んでいる順番。
これが、アルファベット順に並べてある場合と、そうではなくごちゃごちゃに並んでいる場合があります。
アルファベット順に並んでいる場合は、そこに出題者の意図はありません。ですから並べ替えた時に、前後に来る語がちょうどその順番に並んでいることもありえます。
しかし、ごちゃごちゃに並んでいる場合は、そこには、出題者の意図があるはずです。つまり、並ぶ語はわざと離してあったり、順番を逆にしたりして、わかりにくくしてあるはずなのです。
次には、どの語が主語になりえるか、そして、どの語が動詞になりえるかを考えます。
並べ替えの問題は、カンで解いても正解する可能性は非常に低いです。天文学的確率とも言えるかもしれません。
例えば、上の問題は、8語の並び替えですが、それを並べる方法は、8!(8の階乗)、つまり、8×7×6×5×4×3×2×1=40,320通りもあるのです。だから全くのカンでこの問題を解いて正解が得られる率は、わずか1/40,320しかないのです。
それではいかにして、正解率を上げるか。
それはくっつきそうな語と語をくっつけることです。
つまり、上の問題でしたら、例えばanという冠詞は母音で始まる名詞などの前に来るだろうから、 おそらくan appleとなるだろう、とくっつけるだけで、正解率は、1/5,040と跳ね上がるのです。(跳ね上がるといっても、まだまだ低い率ですが…)
授業ではないのでこの辺で正解を示します。
An apple a day keeps a doctor away.
が正解。
これは有名なことわざです。
もし、可能ならばこのことわざを発音してみましょう。
a dayの部分と、awayの部分が韻を踏んでいて、何となくいいリズムになっていませんでしたか。
これが、詩などに(歌詞にも)見られる脚韻です。
皆さんも一日一つリンゴを食べて、健康になりましょう!
じゃあ、そろそろ時間になりましたので、今日の授業は終わります。