山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

並べ替え問題

2009-10-23 23:01:04 | 日記
以前も書いたことですが、近年、短期大学から4年制大学への編入が増えています。

また、上級学校への進学をする学生もいます。

そのような場合は、英語の試験があることが多く、進学希望者用の英語補習を金曜日の放課後、可能な限り実施しています。

今日は、先週金曜日に続いて並べ替え問題を練習しました。

ここで、あまり詳しく説明してもつまらないかもしれませんが、例えば

「一日一つのリンゴで医者いらず。」
a, a, an, apple, away, day, doctor, keeps

これを正しい語順に並べ替えなさい、という問題を並べ替え問題といいます。

このような問題には、日本語訳がついているものと日本語訳がないものがあります。

日本語訳があるものも、直訳ではないこともあるので、あまり惑わされないことが大切です。

ただし上記の問題は、直訳に近い日本語文です。

次に注目すべきは、語群で語が並んでいる順番。

これが、アルファベット順に並べてある場合と、そうではなくごちゃごちゃに並んでいる場合があります。

アルファベット順に並んでいる場合は、そこに出題者の意図はありません。ですから並べ替えた時に、前後に来る語がちょうどその順番に並んでいることもありえます。

しかし、ごちゃごちゃに並んでいる場合は、そこには、出題者の意図があるはずです。つまり、並ぶ語はわざと離してあったり、順番を逆にしたりして、わかりにくくしてあるはずなのです。

次には、どの語が主語になりえるか、そして、どの語が動詞になりえるかを考えます。

並べ替えの問題は、カンで解いても正解する可能性は非常に低いです。天文学的確率とも言えるかもしれません。

例えば、上の問題は、8語の並び替えですが、それを並べる方法は、8!(8の階乗)、つまり、8×7×6×5×4×3×2×1=40,320通りもあるのです。だから全くのカンでこの問題を解いて正解が得られる率は、わずか1/40,320しかないのです。

それではいかにして、正解率を上げるか。
それはくっつきそうな語と語をくっつけることです。
つまり、上の問題でしたら、例えばanという冠詞は母音で始まる名詞などの前に来るだろうから、 おそらくan appleとなるだろう、とくっつけるだけで、正解率は、1/5,040と跳ね上がるのです。(跳ね上がるといっても、まだまだ低い率ですが…)

授業ではないのでこの辺で正解を示します。

An apple a day keeps a doctor away.

が正解。

これは有名なことわざです。

もし、可能ならばこのことわざを発音してみましょう。

a dayの部分と、awayの部分が韻を踏んでいて、何となくいいリズムになっていませんでしたか。

これが、詩などに(歌詞にも)見られる脚韻です。

皆さんも一日一つリンゴを食べて、健康になりましょう!

じゃあ、そろそろ時間になりましたので、今日の授業は終わります。



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新見市国際交流協会外国語講座打ち合わせ

2009-10-23 01:01:54 | 日記
新見市国際交流協会では、毎年、外国語講座を開催しています。

通常、韓国語、中国語、英語の3つの講座が開催されます。

今年も10月末から12月までそれぞれ全6回の開催となります。

英語講座は、新見市内のALTたちの協力を得て、僕が講師を勤めます。

韓国語、中国語講座の講師は、お隣、高梁市の吉備国際大学の留学生にお願いしています。

今日は、僕が、吉備国際大学に行くのに合わせて、韓国語講座と中国語講座を担当してくれる留学生と顔合わせと打ち合わせをしました。

お二人とも日本語も上手で、とてもしっかりした方たちでした。

きっと、この講座で教えることが、留学生たちにとっても勉強になることと思います。

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