先日、米国同時多発テロ遭遇記(10年後に振り返って)の記事を書きましたが、今回の引き続き米国の同時多発テロ関連です。
毎年、9月11日にはワールドトレードセンター跡地で追悼式が行われますが、僕はこれを毎年見ることにしています。(2009年は9月11日は、アメリカにいましたので、アメリカで見ました。)
今年は、CNNで放送された式典の様子を録画して見ました。
その中で、とても感動的なスピーチがありました。
それは、現在21歳のPeter Negron君のもの。
スピーチの概要はこうです。
ピーター君が11歳の頃、この同時多発テロが発生し、ワールドトレードセンタービルの88階で働いていたピーター君の父親Pete Negron氏が犠牲になりました。
その時に、ピーター君の弟はまだ2歳でした。
ピーター君は、お父さんに教えてもらったことを、お父さんの代わりに弟に教えました。
自転車、キャッチボール、学校の勉強で頑張ることなど、素敵なお父さん(awesome father)に教わったことを弟に教えてあげたのです。
2003年のワールドトレードセンターの追悼式でピーター君は詩を作って読みました。
テロの後、お母さんとピーター君と弟はフロリダに移りました。
そこで、ピーター君は仕事を見つけ、学費を稼ぎ、大学進学も果たしています。
お父さんには、運転の仕方や女の子の誘い方を教えてもらいたかったし、高校の卒業式にも来てもらいたかったと思いました。
お父さんは環境関係の仕事をしていて、素晴らしい業績を残そうとしていた、そんなお父さんを尊敬していました。
ピーター君は法医科学者(forensic scientist)になろうと決心しました。
弟と僕は、お父さんが自慢できるような男性になろうと思います。
お父さん、とても会いたいと思います。
というような内容のスピーチです。
僕のあらすじを読んでもそんなに感動してもらえないかもしれませんが、これはとても感動的でした。
イギリスのDaily Mailのオンライン版にはこの記事と動画(英語ですが)がありますのでよろしければご覧ください(↓)。
'I hope that I can make my father proud of the young men my brother and I have become': Boy who touched the nation's hearts honours dad who died in North Tower
CNNの同時通訳では、お父さんに女の子の誘い方を教えてもらいたかったという部分と、法医科学者(forensic scientist)になりたいという部分がうまく訳されていませんでした。
(ただ、これは僕の通訳経験から言っても、話者の言った全てのことを正確に訳すのは至難の技で、時間的制約の中で的確な訳語を思い出しながら訳すのはとても困難なことです。実は、告白すると、僕自身もforensic scientistの部分が聞き取れずに、調べてみて納得した次第ですので。)
2001年には、独身だった僕も、結婚し、息子が生まれ父親となりました。
父親になってからは、特にこのような親子もの(特に父と息子の)に弱く、思わず涙してしまいました。
この感動を皆さんにも共有したくて、ブログの記事にしてみました。
毎年、9月11日にはワールドトレードセンター跡地で追悼式が行われますが、僕はこれを毎年見ることにしています。(2009年は9月11日は、アメリカにいましたので、アメリカで見ました。)
今年は、CNNで放送された式典の様子を録画して見ました。
その中で、とても感動的なスピーチがありました。
それは、現在21歳のPeter Negron君のもの。
スピーチの概要はこうです。
ピーター君が11歳の頃、この同時多発テロが発生し、ワールドトレードセンタービルの88階で働いていたピーター君の父親Pete Negron氏が犠牲になりました。
その時に、ピーター君の弟はまだ2歳でした。
ピーター君は、お父さんに教えてもらったことを、お父さんの代わりに弟に教えました。
自転車、キャッチボール、学校の勉強で頑張ることなど、素敵なお父さん(awesome father)に教わったことを弟に教えてあげたのです。
2003年のワールドトレードセンターの追悼式でピーター君は詩を作って読みました。
テロの後、お母さんとピーター君と弟はフロリダに移りました。
そこで、ピーター君は仕事を見つけ、学費を稼ぎ、大学進学も果たしています。
お父さんには、運転の仕方や女の子の誘い方を教えてもらいたかったし、高校の卒業式にも来てもらいたかったと思いました。
お父さんは環境関係の仕事をしていて、素晴らしい業績を残そうとしていた、そんなお父さんを尊敬していました。
ピーター君は法医科学者(forensic scientist)になろうと決心しました。
弟と僕は、お父さんが自慢できるような男性になろうと思います。
お父さん、とても会いたいと思います。
というような内容のスピーチです。
僕のあらすじを読んでもそんなに感動してもらえないかもしれませんが、これはとても感動的でした。
イギリスのDaily Mailのオンライン版にはこの記事と動画(英語ですが)がありますのでよろしければご覧ください(↓)。
'I hope that I can make my father proud of the young men my brother and I have become': Boy who touched the nation's hearts honours dad who died in North Tower
CNNの同時通訳では、お父さんに女の子の誘い方を教えてもらいたかったという部分と、法医科学者(forensic scientist)になりたいという部分がうまく訳されていませんでした。
(ただ、これは僕の通訳経験から言っても、話者の言った全てのことを正確に訳すのは至難の技で、時間的制約の中で的確な訳語を思い出しながら訳すのはとても困難なことです。実は、告白すると、僕自身もforensic scientistの部分が聞き取れずに、調べてみて納得した次第ですので。)
2001年には、独身だった僕も、結婚し、息子が生まれ父親となりました。
父親になってからは、特にこのような親子もの(特に父と息子の)に弱く、思わず涙してしまいました。
この感動を皆さんにも共有したくて、ブログの記事にしてみました。