本は人との出会いです。太田誠氏とは本よりさきにご本人とお会いする機会がありました。周囲の殆どは太田さんがどれ程い凄い方なのかわからない中でした。その後、同僚の机の上にこの本が置かれており、珍しく貸して欲しいと願い出たところ頂けたものです。これも縁です。偉業は真似できませんが、厳しい環境の中で支えとなっている主義や観念を知ることは、未熟な自分にとっては大きな財産となります。それらは往々にして先人達の残した知的財産であることが多いものです。この本の後半に「稽古とは一より習い十を知り、十よりかえるもとのその一」という一言は心に深く刻まれました。もとのその一とは一段階高いその一でなければならないこと、異動や代替わりがあり初心に返ると言いますが、一段高いその一であらねば成長はなく、またこつこつと稽古(仕事)を積み重ねることが自分の進歩であるのだと思いました。そしてこの一言はかの『千利休』の遺した一言であることが茶道への関心を高めるきっかけとなっています。その後『利休道歌』を求め今少しずつ読んでいます。
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