みんなKK

家族のイニシャルが4人ともKKです。今もたぶんこれからもずっと・・

読書の秋

2011-11-25 | Weblog
 
 剣客商売は全16巻あるのだが、10冊目でいよいよ長編が登場する「春の嵐」。池波正太郎ファンは多いが、どうやら自分もそこに片足をつっこんできたようだ。作品中に老剣士秋山小兵衛が舌鼓を打つ江戸の味が登場する。腹が空いているときはもちろんだが満たされているときでも喉が鳴る。庶民的でありながら品の良さがあり、別の本でも読んだことだが、江戸の人々はかなりの食通であったことを池波正太郎自身が証し、見事に描写している。「根深汁」「鮎豆腐」「青柳と葱の酢味噌和え」「めいろし汁」「冷やし汁」等々。(わかります?想像が付きやすいでしょう・・そこがいいんです)
「包丁ごよみ」は剣客商売に登場する料理とレシピがカラーで紹介されていて、食を通して文学の世界に誘われてしまう。私自身食いしん坊であり食を探求することが好きなのだ、と最近再認している。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする