おだやかな建国記念日です。昨夜は23時に実家につき、一杯やってから寝たため、今朝は8時起き。犬の散歩、散髪、これからAPへ行きます。休日なのですが、どこか気ぜわしい気がしています。
妻が読んでいる本が傍らにあったので、開いてみました。するとこんな話がありました。
江戸時代、堺の町に吉兵衛という人がいました。商売も繁盛したのですが、妻が寝たきりの病人になってしまいました。使用人も大勢いたのですが、吉兵衛は、妻の下の世話を他人には任せず、忙しい仕事の合間を縫って、してやっていました。周囲の人々が言いました。「よく飽きもせず、なさっていますね。お疲れでしょう。」すると吉兵衛はこう答えました。「何をおっしゃいます。一回一回が仕始めで、仕納めでございます。」
吉兵衛さんはこの繰り返しを繰り返しとは考えずに、毎回を「仕始め」として新鮮な気持ちで行い、もしかすると、これが最後になるかもしれないと、心して、丁寧にすませていたに違いありません。
忙しいときに声をかけられるとき、ぞんざいな反応をして反省したことが多々あります。これが最初で唯一で最後のていねいさを忘れていました。
気ぜわしさは今どこかへ行ってしまいました。大変でない“仕事”などありません。楽しむ仕事も多くありません。丁寧にあたって、私なら子どもたちが幸せや楽しさを味わってくれれば、それが仕事ですもんね。
この方もいい仕事をしたと、後世が評してくれています。それでいいじゃないですか!
妻が読んでいる本が傍らにあったので、開いてみました。するとこんな話がありました。
江戸時代、堺の町に吉兵衛という人がいました。商売も繁盛したのですが、妻が寝たきりの病人になってしまいました。使用人も大勢いたのですが、吉兵衛は、妻の下の世話を他人には任せず、忙しい仕事の合間を縫って、してやっていました。周囲の人々が言いました。「よく飽きもせず、なさっていますね。お疲れでしょう。」すると吉兵衛はこう答えました。「何をおっしゃいます。一回一回が仕始めで、仕納めでございます。」
吉兵衛さんはこの繰り返しを繰り返しとは考えずに、毎回を「仕始め」として新鮮な気持ちで行い、もしかすると、これが最後になるかもしれないと、心して、丁寧にすませていたに違いありません。
忙しいときに声をかけられるとき、ぞんざいな反応をして反省したことが多々あります。これが最初で唯一で最後のていねいさを忘れていました。
気ぜわしさは今どこかへ行ってしまいました。大変でない“仕事”などありません。楽しむ仕事も多くありません。丁寧にあたって、私なら子どもたちが幸せや楽しさを味わってくれれば、それが仕事ですもんね。
この方もいい仕事をしたと、後世が評してくれています。それでいいじゃないですか!