今まで使っていたご飯椀は、福岡の友人から戴いた有田焼。しかし今日からは、この大堀相馬焼きのやや小ぶりのお椀がご飯の友です。なかなかいい色艶しているなあ、幾つか持ったなかで一番自分の手に収まりよかったので買いました。最初にこのお椀で食べたご飯。旨かったです。メニューは卵かけご飯、しその実みょうが青唐辛子キュウリの和え物。
看板の奥に登り窯があります。県内では会津の本郷焼きと並び浜通りの大堀相馬焼きは伝統工芸品として好まれている方も多いようです。ここは各窯元の何人かの作品が1カ所で求めることができる陶芸村です。「青ひび」「馬の絵」「二重焼き」といった他では見られない特徴と、その重厚な作りに(まあ地元のものでもあることから愛着感もあり)惹かれるようになりました。ここの壁やトイレも焼き物で作られており、そばを高瀬川が流れてせせらぎを聞きながらゆったりとした気分になれました。自分の気に入った焼き物で飲食ができること。ごはん一杯、お酒一合、美味しく口にできる事へのありがたさ、好みの器を用いる満足感は外とは違う家での楽しみ方です。
赤く灼ける空と出会えたとき、1日の終わりににんまりとできませんか。何か得したような。そして秋のそれは深いのです。今日は所用で遠出して、疲労感が漂っています。まあこういう日もあります。ただ、体力つけなくちゃいかん、としみじみ感じた1日でした。
写真を整理していたら、真夏の1日を終えた太陽が沈もうとする夕暮れ。福島市へ出張へ行った帰り。旧知の方と今日逢って「今年の夏どうしてました?」と尋ねられ『ただただ暑くて・・』の一言。今となっては懐かしい。夏?ん~~何してたっけなあ・・日記やブログを記す、振り返ってみる、次に活かす、大切なことですよね
収穫をまつ阿武隈高地に広がる水田です。このところの長雨で、(ここ数日当地では地震が頻発しております)刈り取りが進まず農家は気を揉んでいます。こうした何気ない風景を見る度に、人と自然の共存共生の歴史を顧み、八百万の神々や人との関わり合いを大事にしなければいかんなあ、と思います。手つかずの自然の中で私たちは生活はできません。山々を切り開かせていただき水を引かせていただき、そして地域の人々の知恵や力を借りながら生かされていること。しばらく車を止め、ここに佇みながらそんなことを考えました。