昨日は6時前に天神橋筋商店街へ。
「らくご屋」は移転するらしく閉まっていた。
少し時間をつぶして繁昌亭へ。

何となく、いつもと少し違う客層。
「くっしゃみ講釈」(たま):○-
マクラで文福一門の話など。
少し整理が悪いところ(突拍子がないところ)があった気がする。
ネタは、全体にトチリが散見された。
リズムがずれている感じ。
犬糞に対して「わぁぁ」とアホが叫んだタイミングで講釈師は逃げ、
おもやんは顔にババをつけたアホに迫られて「ババの化け物」と言って逃げる。
ここはこれで良いと思う。
「どこで、何を、ナンボ分」と聞いていくところの
しっかりした男(隠居って言っていた?)の俯き方、顔の上げ方に福笑っぽさを感じた。
八百屋の件はまあまあ。
「牛蒡を掴んで覗きカラクリを語る」のは自然だし、面白い。
八百屋が謝るところ、一瞬八百屋かアホか分からなかった。
上下振らない前提で、どうすれば良いかよく分からないが。
客の反応が悪く、隠居がアホを叩いて見せる。
「今日の客はここまでせなウケない」みたいな科白を言わせるのは個人的には嫌い。
演者が少しダレていたのかも知れない。
講釈小屋は前の2席だけ空いている、くらい混んでいるような科白があったが、
別にそんなに混ませる必要はないと思う。
「うっかり」のポーズの繰り返しでウケをとる。
講釈師の「芸人」としての顔は、そこまで愛想良く作らんでも良いと思う。
ベースは「緊張の緩和」であり、
「もっともらしい人が少し照れる」くらいのレベルで良いのでは?
くっしゃみはさほど大げさにはしない。
いろいろ変化を入れていたが、まあ、さほど不自然には感じなかった。
最後「丸札を差し上げます」まで言わずに、
くっしゃみまみれになったタイミングで
「お前のくっしゃみ聞きに来たんと違う」と槍を入れる。
この方が勢いよくサゲまで進めやすい気がする。
「刻うどん」(福笑):○
マクラで刻限の話を振る。
個人的には、そこまで「早く来てしまった」話を強く押さなくても、
気付く人だけ気付けばいいのでは?と思う。
ネタは都々逸から入る。けっこうウケを取りにいく。
少し艶笑がかったのもあり。
うどん屋は出汁だけ褒める。器、かまぼこなどなし。
アホに対して箸で応戦するのは可笑しい。
うどんの食べ方、啜り方は拙い(箸を持つ場所があまり良くない)が、
それはそれとして面白く作っている。
アホは説明されて最初は分からずスカタンを言う。
もう1回繰り返しても良かったかな。
次のうどん屋は不味いうどん屋。
ヌチャヌチャうどんを食べ、汁を飲み干してエヅく。
もっと大げさでもいいかな。
サゲであまりウケなかったが、
まあ、そこはあまり期待していないのかも知れない。
サゲの説明をマクラで言っているし。
「唄」(加川良)
福笑とは若い頃同じアパートに住んでいたらしい。
その頃の思い出を間に挟みつつ、唄メインで。
5,6曲かな。
福笑が煽ったアンコールで「教訓Ⅰ」。
あとの曲は分からない。
思ったより政治色は薄かった。
それなりに声が出るのは流石。
「宗教ウォーズ」(福笑):△+
マクラはいつも通り宗教ネタ。
ネタは久し振りに聞いたのだが、
全体に科白が不安定。特に最初の口論のあたり。
あと、ギャグが単発な感じがした。
次第に盛り上がっていく感じが以前見た時よりも弱い。
ネタ・ギャグそのものは面白く、それなりにウケてはいたが、
もっとウケさせることができるネタでは?と思う。
勿体ない。
【追記】
加川良の唄のセットリストが分かったので追記。
(福笑と異常な仲間たち アブノーマル人物伝: 山葵的日常より。)
1.女の証し
2.冬の星座
3.枚方のあきちゃん
4.鉱夫の祈り
5.幸せそうな人たち
6.夜明け
7.教訓 I
「らくご屋」は移転するらしく閉まっていた。
少し時間をつぶして繁昌亭へ。

何となく、いつもと少し違う客層。
「くっしゃみ講釈」(たま):○-
マクラで文福一門の話など。
少し整理が悪いところ(突拍子がないところ)があった気がする。
ネタは、全体にトチリが散見された。
リズムがずれている感じ。
犬糞に対して「わぁぁ」とアホが叫んだタイミングで講釈師は逃げ、
おもやんは顔にババをつけたアホに迫られて「ババの化け物」と言って逃げる。
ここはこれで良いと思う。
「どこで、何を、ナンボ分」と聞いていくところの
しっかりした男(隠居って言っていた?)の俯き方、顔の上げ方に福笑っぽさを感じた。
八百屋の件はまあまあ。
「牛蒡を掴んで覗きカラクリを語る」のは自然だし、面白い。
八百屋が謝るところ、一瞬八百屋かアホか分からなかった。
上下振らない前提で、どうすれば良いかよく分からないが。
客の反応が悪く、隠居がアホを叩いて見せる。
「今日の客はここまでせなウケない」みたいな科白を言わせるのは個人的には嫌い。
演者が少しダレていたのかも知れない。
講釈小屋は前の2席だけ空いている、くらい混んでいるような科白があったが、
別にそんなに混ませる必要はないと思う。
「うっかり」のポーズの繰り返しでウケをとる。
講釈師の「芸人」としての顔は、そこまで愛想良く作らんでも良いと思う。
ベースは「緊張の緩和」であり、
「もっともらしい人が少し照れる」くらいのレベルで良いのでは?
くっしゃみはさほど大げさにはしない。
いろいろ変化を入れていたが、まあ、さほど不自然には感じなかった。
最後「丸札を差し上げます」まで言わずに、
くっしゃみまみれになったタイミングで
「お前のくっしゃみ聞きに来たんと違う」と槍を入れる。
この方が勢いよくサゲまで進めやすい気がする。
「刻うどん」(福笑):○
マクラで刻限の話を振る。
個人的には、そこまで「早く来てしまった」話を強く押さなくても、
気付く人だけ気付けばいいのでは?と思う。
ネタは都々逸から入る。けっこうウケを取りにいく。
少し艶笑がかったのもあり。
うどん屋は出汁だけ褒める。器、かまぼこなどなし。
アホに対して箸で応戦するのは可笑しい。
うどんの食べ方、啜り方は拙い(箸を持つ場所があまり良くない)が、
それはそれとして面白く作っている。
アホは説明されて最初は分からずスカタンを言う。
もう1回繰り返しても良かったかな。
次のうどん屋は不味いうどん屋。
ヌチャヌチャうどんを食べ、汁を飲み干してエヅく。
もっと大げさでもいいかな。
サゲであまりウケなかったが、
まあ、そこはあまり期待していないのかも知れない。
サゲの説明をマクラで言っているし。
「唄」(加川良)
福笑とは若い頃同じアパートに住んでいたらしい。
その頃の思い出を間に挟みつつ、唄メインで。
5,6曲かな。
福笑が煽ったアンコールで「教訓Ⅰ」。
あとの曲は分からない。
思ったより政治色は薄かった。
それなりに声が出るのは流石。
「宗教ウォーズ」(福笑):△+
マクラはいつも通り宗教ネタ。
ネタは久し振りに聞いたのだが、
全体に科白が不安定。特に最初の口論のあたり。
あと、ギャグが単発な感じがした。
次第に盛り上がっていく感じが以前見た時よりも弱い。
ネタ・ギャグそのものは面白く、それなりにウケてはいたが、
もっとウケさせることができるネタでは?と思う。
勿体ない。
【追記】
加川良の唄のセットリストが分かったので追記。
(福笑と異常な仲間たち アブノーマル人物伝: 山葵的日常より。)
1.女の証し
2.冬の星座
3.枚方のあきちゃん
4.鉱夫の祈り
5.幸せそうな人たち
6.夜明け
7.教訓 I