朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

ラクゴリラを見て

2007年10月06日 21時05分37秒 | 落語・講談・お笑い
3連休初日。
昼前に出て、神田から歩いて「お江戸日本橋亭」へ。

上方でも、同期のメンバーが集まる会はいくつかあるが、
私が一番気に入っているのが、この「ラクゴリラ」の会。

大阪では、確か、ワッハの7階で入り切らなくなっている、と
聞いたような気がする。
今日は、そこまで一杯にならない。座椅子の席でのんびり聞いていた。


「道具屋」(佐ん吉):△

首の取れるお雛様で「こんにちは」「こっちィ入り」をやるのは、面白かった。
あまり活舌が良くない(?息の量が多いのかな)ので、科白が聞き取りにくい。
もう少しゆっくり話しても良いのでは、と感じた。


「あくびの稽古」(花丸):○

マクラは浜村純の話。って、東京で分かるのかな。

ネタは、今まで付き合いしたお稽古事を言っていくところが少し長い。
義太夫はなくても良いかも知れない。

あくびの師匠の「微笑流」「うりゃ千家」は下らなく良い。
特に「微笑流」は、各あくび(連れの男も含めて)の最後に「微笑」を入れる、
という凝った設定につながっている。
確かに、その流派の創始時の伝説や言い伝えがある、というのは面白い。
少しあざとさ、わざとらしさが前面に出過ぎるので、
良し悪しではあるが。

あと、連れの男の最後の科白は少し長いと感じた。
「くっしゃみの稽古に行こうとしてた」は余計だと思う。
面白いんだけどね。


「ざこ八」(生喬):△

この話、私にはよく分からん。何がやりたいネタなんだ?
演者が東京弁で喋れるところを見せるネタなんだろうか。

後半はベタベタの(商人風でない)大阪弁で、
生喬は、少し誇張しすぎている感じがする。
それもあって、「つるさん」のニンが一貫しない。
サゲは初めて聞くもの。
でも、そもそも、ムリネタかも。


「つぼ算」(つく枝):○

このアホの「水壺が割れた」説明の訳の分からなさが凄い。
何を言っているかは分かる。
ただ、どんな背景で、何故それを言っているのかが、本当に分からない。
今まで「つぼ算」のこの部分の説明は、いろんな演者で聞いたが、
話のかみ合わなさ、訳の分からなさは一番凄いかも。

壺を持っていくところは丁寧に、きっちりと。
番頭が最後に算盤をむちゃくちゃにしてしまい、下げにつなげる。
良いですね。


「ちりとてちん」(こごろう):△~○

このネタ、くどくてあんまり好きじゃない。
また、隣のタケが嫌な奴なんで、
あんまり気分良くなれなかった。

出来としても、誇張がきつくてしんどい。
ウケてはいたけど、私の好みではなかった。


終演15:45。

ちょうどいいや、と思って、
歩いて歌舞伎座まで行ったが、立見になる、ということで入らず。
山野楽器でCD3枚買って、ラーメンで飲んでおしまい。
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