うれしいかな
平日休み
雨上がり
の
晴天に浮かれ
洗濯や家事に追われて
つい
出掛けそびれた
ま、いいか
録り溜めた番組
を
観終えて
気になっていた
コメディ映画を
サブスクで
立て続けに観ていたら
なんだか
自堕落な自身に
嫌気が差してきた
ただ笑い飛ばせばいいのが
休日の醍醐味だというのに
変なトコロで
キチンとしたいスイッチを
ONしてしまう自身に
時々飽き飽きする
そんな時に
選ぶのは
やはり
少しだけ
重く
暗い話
だ
デストピア。
と
いう
コトバ
を
初めて
識った
ユートピア
の
対義語
だと云う
反理想郷
や
暗黒社会
あまり
自身には
縁の無いコトバ
だと
想っているけれど
この頃は
SNS
では
もう
この国は
その淵に立っている
と
嘆く声
が
聴こえてくる
若者
は
老人
を
疎み
老人
は
若者
を
見下す
そんな
図式
を
操作しているような
印象も受ける
誰もが
若者だったのに
誰もが年老いていくのに
〜PLAN75〜
この作品
は
一見
デストピア
を
彷彿とさせるのだけれど
観進めていくと
微かなる希望
や
寄り添うと云うコト
を
期待させてくれる要素
も
たくさん持ち合わせていて
正直
ホッとした
長い長い閉塞感
の
中
で
ワタシたち
は
ヒトと
深く関わり合う
煩わしさから
解放された
しかし
その
代償
に
深く関わり合う
悦び
を
鈍らせた
でも
本来
持ち合わせている筈の
情や恩を
時折
憶い起こさせてくれる
キッカケ
や
チャンス
を
ほんとうは
今でも
諦めきれていないから
この作品を
重く
残酷な
近未来の予想図
とは
想えなかった
の
だろう
大切なヒト
とは
一生を懸けて
関わってみたいし
恩を返していきたい
また
それぞれの理想郷を
尊重してあげたいし
ズカズカ踏み入りたくない
とも
想う
支配したりされたり
操作したりされたり
もしも
知らず知らずのうちに
そんな渦に呑み込まれていても
選択肢
と
いう名の
希望
は
ずっと
持ち合わせていたい
そう
想う
耳に残る
主人公
が
呟いたコトバ
ー寂しいだけが、人生だー
と
寂しさ
は
云い換えれば
人恋しさ
だ
其れ
を
知るだけでも
生まれてきた意味
は
充分
に
在るのだ
そう
信じたい