
止めていた時間が
また
動き出す
今宵は
幼馴染たち
と
久しぶりの歓談
近況。
よりも
結局
盛り上がるのは
あの頃。
の
話
数年のブランク
は
何処へやら
それぞれ
の
課題
や
荷物
は
しばし
傍ら
に
置いて
笑いが笑いを呼び
記憶が記憶を呼ぶ
もう二度逢えぬキミも
この時ばかりは
其処に居てくれるようで
あの頃
勝手に
一匹狼的存在だと想っていたキミは
仲間たちと夢中で日暮れまで遊んでいた
ただの小学生男子だったエピソードに
毎回
内心キュンとさせられる
あの頃。
には
戻れないけれど
もう
キミは
此のセカイには
居ないけれど
月日が経つにつれ
淋しさ
よりも
共に過ごせた
奇跡に
感謝したくなる
あの頃。
キミの何をもって
好きだったのか
とても
子どもだったから
ほんとうのトコロは
わからないけれど
キミはワタシの憧れで
誰かを想うすばらしさを
きっと
最初に気付かせてくれたヒト
なんだろうな
しばらくは
まだ
キミのトコロへは
行けないけれど
キミはきっと
此のくだらない話しかしない
すばらしい仲間たちを
高い場所から
見届けてくれている筈で
止めていた時間
も
動き出した時間
も
全てに意味はあるんだよ
そう
ヒトリだけ
うんと若いまま
頷いているんだろうね
逢いたいなぁ。
叶わないけれど
届く気がして
帰り路
ヒトリ
呟いてみた
キミが
いつかくれた
カセットテープに入っていた
ラブソングの歌詞が
キミへの問いに重なる
〜どうしてキミはボクのコトを
追い越していったの?〜