
義務か
責務か
それとも
人情派
なのか
ここ数ヶ月
都市ガスの検針表と一緒に
検針員さんのメッセージが
添えられていて
密かなる
楽しみとなっている
たしか
前回は
『検針中バイクで転びました』
と
記されていて
お逢いしたコトもないけれど
大丈夫だろうか
身を案じていた
先ほど
のんきに
朝風呂に入っていたら
目隠しシールを貼った
浴室のガラス越しに
ガスの検針員さんが
安全・安心確認のため
何か呟きながら
通り過ぎる気配を感じた
たいてい
朝風呂に入っている時に
重なるコトが多く
向こう様の方が迷惑だろうなぁと
ココロの中で
『ごめんなさいねオバさんで』
と
小さく謝っている
(もちろん見えもしないのですがね)
お風呂から上がり
ビショビショなまま
郵便受けを覗き込むと
先月より少しだけ安い
ガス代の請求書と
見慣れたメッセージが入っていた
お名前まで記憶していなかったけれど
見憶えのある誠実さ溢れる文字が
そのままだったので
『良かったねぇ・・
大怪我に至らずに』
と
これまた
ココロの中で
小さくエールを送った
ワタシ自身も
すっかり機会が減ったけれど
やはり
手紙や
ひと言メッセージは
うれしいモノだなぁと
改めて
想う
字はやはり
その人となりを表すと想うから
ガラス越しにしか
手紙越しにしか
お逢いするコトはないだろう
けれど
きっと
光みたいな
風みたいな
水みたいな
ヒトなんだろうな
キラキラキラリ
そよそよそよよ
ゆらゆらゆらり
いつも
ありがとうございます
バイクの運転
だけは
気をつけて