早朝、宿泊したホテル・ハバロフスクからアムール河畔まで散策。
河畔が近づくと、荷物をガラガラ引きずった人々が
あちこちから集まってくる。
ハバロフスクでは、アムール河の中洲にダーチャ地帯があるので、
フェリーはダーチャ通いに欠かせない足なのだ。
ところが、去年と比べて、フェリーの数がやけに少ない。
あとでダーチャ協会の幹部にその理由を尋ねてみると……。
ダーチャに通うのは多くが年金生活者。
彼等には、フェリー運賃が無料になる特権が与えられているのだが、
民営化が進んだ今となっては、それがアダとなり、
採算のとれないフェリー路線は次々閉鎖されてしまったという。
ううむ、なんとも皮肉な話。
去年、同じ協会幹部が、「ダーチャ運動の成果により、
今では年金生活者は無料でフェリーに乗れるのです!」
と喜々として語るのを聞いたばかりなのに。
かわりに今はダーチャ地帯に向かうバスが運行されているが、
バス停からダーチャ村までが遠くて、ダーチャに行くことを
断念している高齢者もいるらしい。
それに、フェリーに乗って、アムールの素晴らしい景色を
堪能しながらダーチャ村に向かう、そのこと自体が
ダーチャ通いの楽しみのひとつでもあるのだとか。
「ですので、なんとかして再びフェリーを運航させたい!」
と熱く語る幹部の顔は、昼間っから真っ赤っ赤。
そのわけはまた次回――。
おまけ画像。フェリー乗り場前には猫カフェが。
河畔が近づくと、荷物をガラガラ引きずった人々が
あちこちから集まってくる。
ハバロフスクでは、アムール河の中洲にダーチャ地帯があるので、
フェリーはダーチャ通いに欠かせない足なのだ。
ところが、去年と比べて、フェリーの数がやけに少ない。
あとでダーチャ協会の幹部にその理由を尋ねてみると……。
ダーチャに通うのは多くが年金生活者。
彼等には、フェリー運賃が無料になる特権が与えられているのだが、
民営化が進んだ今となっては、それがアダとなり、
採算のとれないフェリー路線は次々閉鎖されてしまったという。
ううむ、なんとも皮肉な話。
去年、同じ協会幹部が、「ダーチャ運動の成果により、
今では年金生活者は無料でフェリーに乗れるのです!」
と喜々として語るのを聞いたばかりなのに。
かわりに今はダーチャ地帯に向かうバスが運行されているが、
バス停からダーチャ村までが遠くて、ダーチャに行くことを
断念している高齢者もいるらしい。
それに、フェリーに乗って、アムールの素晴らしい景色を
堪能しながらダーチャ村に向かう、そのこと自体が
ダーチャ通いの楽しみのひとつでもあるのだとか。
「ですので、なんとかして再びフェリーを運航させたい!」
と熱く語る幹部の顔は、昼間っから真っ赤っ赤。
そのわけはまた次回――。
おまけ画像。フェリー乗り場前には猫カフェが。