サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ダーチャ行きフェリー

2007-09-11 | ダーチャツアー2007
早朝、宿泊したホテル・ハバロフスクからアムール河畔まで散策。
河畔が近づくと、荷物をガラガラ引きずった人々が
あちこちから集まってくる。
ハバロフスクでは、アムール河の中洲にダーチャ地帯があるので、
フェリーはダーチャ通いに欠かせない足なのだ。
ところが、去年と比べて、フェリーの数がやけに少ない。
あとでダーチャ協会の幹部にその理由を尋ねてみると……。

ダーチャに通うのは多くが年金生活者。
彼等には、フェリー運賃が無料になる特権が与えられているのだが、
民営化が進んだ今となっては、それがアダとなり、
採算のとれないフェリー路線は次々閉鎖されてしまったという。
ううむ、なんとも皮肉な話。
去年、同じ協会幹部が、「ダーチャ運動の成果により、
今では年金生活者は無料でフェリーに乗れるのです!」
と喜々として語るのを聞いたばかりなのに。

かわりに今はダーチャ地帯に向かうバスが運行されているが、
バス停からダーチャ村までが遠くて、ダーチャに行くことを
断念している高齢者もいるらしい。
それに、フェリーに乗って、アムールの素晴らしい景色を
堪能しながらダーチャ村に向かう、そのこと自体が
ダーチャ通いの楽しみのひとつでもあるのだとか。
「ですので、なんとかして再びフェリーを運航させたい!」
と熱く語る幹部の顔は、昼間っから真っ赤っ赤。
そのわけはまた次回――。

おまけ画像。フェリー乗り場前には猫カフェが。
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