瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その3

2018年12月23日 18時30分52秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今夜も来てくれて有難うv
ところで貴方は子供の頃、どんな風にクリスマスを過ごしたか覚えてる?
クリスマスケーキを食べてお祝いしてたかしら?
今はフレッシュなクリームを使ったクリスマスケーキが、コンビニでも買えるようになったけど、メリーの記憶では昭和50年代初め頃まで、日本のホールケーキの主流は、日持ちするバタークリームケーキだったわ。
今じゃバタークリームを使ったホールケーキの方が珍しいくらいね。
ちなみにホールケーキの上に蝋燭を立てる習慣は、15世紀のドイツから始まり、19世紀頃にアメリカで流行、日本へも太平洋戦争後に伝わったと言われてるわ。
ただドイツやアメリカではバースデーケーキのみで、クリスマスケーキにまで蝋燭を立てる習慣は日本だけで見られるみたい。

…話が横道に逸れてしまったわ、御免なさい。
「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第三夜目の今回は、今年8月に逝去された、さくらももこ女史の著作「ちびまる子ちゃん」から、集英社刊りぼんマスコットコミックス第一巻収録――「まるちゃん町内のクリスマス会に参加するの巻」を紹介!

これから話す物語は、1970年代の静岡で小学生時代を過ごした作者=「まるちゃん」が、実際に体験した出来事だそうよ。
その頃まるちゃんが居る町内では、毎年12月23日に子供達を集めて、クリスマス会を行ってたんですって。
どうして24、25日じゃなく23日なのかって言うと、24、25日は各家庭で本格的にクリスマスをお祝い出来る様にっていう配慮みたい。
親しい友人達とやるんではなく、町内主催のクリスマス会なんてヤダー、めんどくさーい!と思っても、子供ながら近所付き合いにヒビが入らないよう、まるちゃんとお姉ちゃんは毎年参加してたんですって。
会場は町外れに在る神社敷地内の社務所…異教の神誕生を祝う会を神社で行うなんて、祀られた神様に叱られやしないか、メリー心配になるけど、まるちゃんの町内では、あらゆるイベントの会場に、神社が充てられてたそうなの。
そういう訳でイベント開催時、神社の社務所兼集会所に掛ける看板もマルチ対応求められてか、表には「クリスマス会」、裏には「盆踊り大会」なんて書かれてたり…ローカルイベント有る有るね。(笑)

ところで町内のクリスマス会って、具体的にどんな事するのかしら?
まるちゃんの漫画レポートによると、参加する子供達はプレゼントを1個持ち寄る決まりで、会場着いたら受付役の大人に渡すんですって。
子供達から集められたプレゼントは、大きな段ボール箱に一旦仕舞われるんだけど、その際使用する段ボール箱に「ナショナル・ステレオ」とか、家電の商品名が表記されてるのがエモいわv
会場は畳敷きで、参加者全員直に正座or体育座り、テーブルとか座蒲団とか、そんな気取った物広げるスペースなんて無いの。
何せ町内の子供達ほぼ全員が集められてるし…。
小学校の朝礼よりも雑然とした雰囲気の中、パーティー用の紙製三角帽子を被った司会役、「ミスターX」が無理めのハイテンションで登場し、いきなり始められるクリスマス会。
出し物は毎年恒例クリスマス劇「イエス様の誕生」――毎年町内の子供達総出で、クリスマス会の為に数日前から練習を行うんですって。
毎年、毎年、同じ出し物を……多分6年まで学年が上がる頃には、殆どの子供が粗方の台詞を喋れるようになってるんじゃないかしら?
ちなみにこの年まるちゃんに任された役はラクダの前脚部分で、お姉ちゃんはマリア様だったそうよ。
ただでさえ狭い部屋に舞台スペースを空ける為、会場は益々押し合いへし合い大混雑。
しかも全員参加の劇だから、観客の子供達は出番が来れば出演者に早変わり、「あ!次、オレの番だ!」、「次は私の番だわ!」なんて、ひっきり無く人が動くもんだから、オチオチ集中して観て居られないの。
そもそも練習中に何回も同じ場面観て、同じ台詞聞かされてるんだもの、新鮮味無くて少しも面白くない!――と言うのが子供達の正直な感想なのね。
それでも役員の大人達が観ている手前、子供達は真面目に一生懸命演じて、観客に戻れば熱心な拍手を贈ったの。
お楽しみ会の出し物の筈が、まるで任務を遂行するが如く、誰も彼も真剣で居たと言うから、想像すると笑っちゃうわね。
クリスマス劇終了後は、ジングルベルのBGMとともに、主役であるサンタクロースが、開いた襖向こうからお出まし~!

「ハーイ!ワタシガサンタデース!トオイクニカラヤッテキマーシタ!」

不自然な巻き舌はさておき、何故お面被ってるのサンタさん!?怪し過ぎて子供達ドン引きしてるわ~~!
しかもお面被ってるのに、その正体は近所の商店ミマツ屋の親父だって、早々と子供にバレちゃってるし。
所詮は町内イベントの哀しさで、大人も子供もその場に居る人皆、見知った顔なのよ。
ミマツ屋の親父…もといサンタクロースは、会場に居る子供達全員にプレゼントを配って回るんだけど、そのプレゼントの出所は、会が始まる前に、参加した子供達から集められた物。
それを闇雲に配って回るもんだから、男の子用の物が女の子に、女の子用の物が男の子に、最悪自分が贈った物が自分に返るパターンも起こり得るわけよ。

〆は皆で讃美歌をぎごちなく歌ってハイ終了…とまあパッとしない町内のクリスマス会だけど、近所の友達勢揃いで夜まで遊べるイベントを、まるちゃんもお姉ちゃんも、それなりに楽しんでた様よ。
この年まるちゃんには近所のおばさんが編んだ手袋、お姉ちゃんには腕に嵌めるパンダの縫いぐるみが、プレゼントとして当たったんですって、二人ともまあまあラッキーね。
その他、町内会から参加者全員共通のプレゼントも貰えるんだけど…
クリスマスだし、チョコかクッキーかなと期待した中身は、紅白饅頭だったって落ち。(笑)

子供の頃の思い出を大人になって振り返れば、懐かしさだけでなく小っ恥ずかしさが甦る…ちびまる子ちゃんを読んでると気付かされるわ。
天才さくらももこ先生の早過ぎる死を悼みます。

それじゃあここで三夜目のクリスマスソングを紹介するわ!
Santa Claus is Coming to Town――「サンタが町にやって来る」♪
歌はこちらを参考にしてねv
今夜はここまで、明日も一緒に楽しく歌いましょう♪



【サンタが町にやってくる】




さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

ねぇ♪ 聞えて♪
来るでしょ♪
鈴の音が♪ 直ぐそこに♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

待ち切れないで♪
おやすみした子に♪
きっと素晴しい♪ プレゼント持って♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪


さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

ねぇ♪ 聞えて♪
来るでしょ♪
鈴の音が♪ 直ぐそこに♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

クリスマスイブを♪
指折り数えた♪
幼い思い出も♪ 今宵懐かし♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪


待ち切れないで♪
おやすみした子に♪
きっと素晴しい♪ プレゼント持って♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウンーー♪



…こんばんは、びょりです。
ちびまる子ちゃんはテレビアニメでしか観た事が無く、今回記事を書く為に今更読んだのですが、大変面白く読めました。
この漫画の面白さを文章で伝えるのは難しい…。
観察力って天性のものだとつくづく思います。
自分の小さい頃のクリスマスの思い出は、絵本で観た鶏の丸焼きが美味しそうで、親にねだって買って貰ったものの、美味しくなくて殆ど残したというものです。
今思い出しても勿体無い…あれ以来暫く鶏が苦手になりました。
クリスマスに食べるケーキも御馳走も、平成迎えてから随分美味しくなったのです。

写真は今年の池袋サンシャインでのクリスマスデコレーション。
小人のクリスマスタウンと、ミトンで飾られたツリーが可愛かったです。

    
コメント
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