はぁい♪ミス・メリーよ♪
クリスマスに食べるスイーツと言えば、「Merry X'mas」とチョコ書きされたケーキが日本での定番ね。
これが世界を見回すと、シュトレン、パネットーネ、ポルボロン、ブッシュ・ドゥ・ノエル、ジンジャーマンクッキー、クリスマスプディング…と、ケーキに限らず、様々な種類のスイーツが、クリスマスの食卓を飾るの。
一貫してるのは、その国の伝統的お菓子が選ばれると言う事ね。
正月とクリスマスが別個になってる日本と違い、キリスト教圏では新年とクリスマスのお祝いはセットになってる。
つまり、向こうのクリスマス・スイーツに当たる物を日本で探すなら、ケーキよりも正月に食べる栗きんとんや汁粉になるんじゃないかしら?
次回のクリスマスは、久し振りにクリスマス・スイーツを、テーマに持って来たいわ。
「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第十夜目の今回は、講談社発行「週刊少女フレンド」に、1987年第20号~1990年第1号迄連載された、くりた陸女史著作「ゆめ色クッキング」4巻より――「ハッピークリスマスケーキ」を紹介!
北海道から東京の高校へ転校して来た「五藤芹香」は、著名な料理講師「山脇カンナ」の実娘。
母譲りの鋭敏な味覚と料理の技術が、グルメ雑誌「Teen'sぐるめ」の編集者、「南野草一郎」の目に止まり、高校生ながらグルメコラムの執筆を任される。
作り手の愛情こそが、料理を美味しくする調味料と考える芹香。
今日も彼女は、出会った人達全てを幸せにする為、愛情の籠った料理を作る――というのが作品設定なの。
作者によるとこの連載が決まるまで、フレンドでなかなか芽が出ず、営業目的から少年マガジンで描いたりもしたんですって。
苦労されたのね…この連載の第1話でヒロインが、「美味しんぼ」の主人公の様なシニカルさを醸してる辺り、少年漫画雑誌での経験を感じるわ。
さて「ハッピークリスマスケーキ」が、どんな話かというと――
クリスマスが近付く頃、マンションで一人暮らしをする芹香の元へ、従姉の歩ちゃんが訪ねて来た。
広島でデザイン学校を卒業した歩ちゃんは、東京で絵の仕事を探しに来たそうなの。
ところが東京の家賃は何処も超お高い、それで芹香とルームシェアする方法を思い付いたんですって。
急な彼女の願いを、お人好しの芹香は快く承諾。
こうして芹香と歩ちゃんとの二人暮らしがスタート。
厚かましい所は有るけれど、自分の夢を叶える為、毎日アグレッシブに仕事を探す歩ちゃんの姿を、芹香は好感持って見詰めてた。
…ところが一通の手紙が届いて以来、歩ちゃんはみるみる元気を失ってったのよ。
実は歩ちゃんには向こうで付き合ってた男性が居たけど、彼女の東京行きを賛成してくれなかったそうなのね。
この間届いた手紙は、その彼からで、「帰って来ないと別れる」って書いてあったんですって!
…なんて理解の無い男なの!そんな甲斐性無し、歩ちゃんの方からフっちゃえば良いわ!!
――え?既に電話で「モノになるまで帰らない」って断ったのね…そう…良くぞ言ったわ、歩ちゃん!
でも歩ちゃん……彼と別れて、東京で自分の夢を追う覚悟は決めたものの、やっぱり未練を捨てられないのね。
そんな彼女を励ます為に、芹香はハッピーになれるクリスマス・ケーキを一緒に作ろうと提案。
それってどんなクリスマス・ケーキ~!?
知りたい人は無料で絶版の漫画作品を読める、マンガ図書館Zで続きを読んでみて!(手抜きでも宣伝でもなくてよ;汗)
それじゃあ第10曲目のクリスマスソングを紹介、ビリー・ハインズ&ジェイ・ジョンソンが作詞・作曲した――「Blue Christmas(ブルークリスマス)」!
現代ではロックンロール・キング、エルビス・プレスリーが、1956年にカバーしたバージョンが有名ね。
恋に破れた男の哀しい心情を、エルビスが物憂げに歌って雰囲気醸してるの。
どんな歌か知りたい人は、こちらを参考にしてね♪
彼女の夢を邪魔する様な狭量男だもの、フラれるのは当然だけど…この歌みたいに寂しく独りきりのクリスマスを迎えたなら、ちょっと可哀想ね…。
今夜はここまで、また明日、一緒に楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪
I'll have a Blue Christmas without you♪
I'll be so blue♪
just thinking about you♪
Decorations of red on a green Christmas tree♪
Won't be the same dear, if you're not here with me♪
And when those blue snowflakes start falling♪
That's when those blue memories start calling♪
You'll be doin' all right, with your Christmas of white♪
But I'll have a blue, blue blue blue Christmas♪
You'll be doin' all right, with your Christmas of white♪
But I'll have a blue, blue blue blue Christmas♪
【訳】
君の居ないブルークリスマス
君の事を思っただけでブルーになる
ツリーに飾られた赤や緑のデコレーションも
君が傍に居なければ、何の価値も無い
そうして青い雪片が舞い始めると
その時は憂鬱な思い出が蘇る時
君は楽しく過ごすんだろうね
真っ白い雪に包まれたクリスマスを
でも僕はブルーなクリスマス
ブルーなブルーな、ブルークリスマス
君は楽しく過ごすんだろうね
真っ白い雪に包まれたクリスマスを
でも僕はブルーなクリスマス
ブルーなブルーな、ブルークリスマス
…こんばんは、びょりです。
二日連続の日付詐称をしてしまった…。(汗)
この作品もマンガ図書館Zで読んで知りました。
食い意地張ってるもんで、料理をテーマにしてる漫画には、興味持つんですよ。
コミックスの最後のレシピまで、楽しく読ませて頂きました。
ピンクハウスとか、原宿でクレープ大人気とか、当時の流行が作中から透けて見えて、大衆文化史を学ぶ良い資料にもなりそう。
原作者のくりた先生、去年の7月に乳癌で亡くなったそうで…今更ですが、お悔やみ申し上げます。
さくらももこ先生といい、乳癌で亡くなる方多いなあ。
写真は代々木公園の名物イルミネーション、青の洞窟。
撮影すると不気味な青い電飾林すけど、実際観たら神秘的で綺麗でしたよ。
クリスマスに食べるスイーツと言えば、「Merry X'mas」とチョコ書きされたケーキが日本での定番ね。
これが世界を見回すと、シュトレン、パネットーネ、ポルボロン、ブッシュ・ドゥ・ノエル、ジンジャーマンクッキー、クリスマスプディング…と、ケーキに限らず、様々な種類のスイーツが、クリスマスの食卓を飾るの。
一貫してるのは、その国の伝統的お菓子が選ばれると言う事ね。
正月とクリスマスが別個になってる日本と違い、キリスト教圏では新年とクリスマスのお祝いはセットになってる。
つまり、向こうのクリスマス・スイーツに当たる物を日本で探すなら、ケーキよりも正月に食べる栗きんとんや汁粉になるんじゃないかしら?
次回のクリスマスは、久し振りにクリスマス・スイーツを、テーマに持って来たいわ。
「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第十夜目の今回は、講談社発行「週刊少女フレンド」に、1987年第20号~1990年第1号迄連載された、くりた陸女史著作「ゆめ色クッキング」4巻より――「ハッピークリスマスケーキ」を紹介!
北海道から東京の高校へ転校して来た「五藤芹香」は、著名な料理講師「山脇カンナ」の実娘。
母譲りの鋭敏な味覚と料理の技術が、グルメ雑誌「Teen'sぐるめ」の編集者、「南野草一郎」の目に止まり、高校生ながらグルメコラムの執筆を任される。
作り手の愛情こそが、料理を美味しくする調味料と考える芹香。
今日も彼女は、出会った人達全てを幸せにする為、愛情の籠った料理を作る――というのが作品設定なの。
作者によるとこの連載が決まるまで、フレンドでなかなか芽が出ず、営業目的から少年マガジンで描いたりもしたんですって。
苦労されたのね…この連載の第1話でヒロインが、「美味しんぼ」の主人公の様なシニカルさを醸してる辺り、少年漫画雑誌での経験を感じるわ。
さて「ハッピークリスマスケーキ」が、どんな話かというと――
クリスマスが近付く頃、マンションで一人暮らしをする芹香の元へ、従姉の歩ちゃんが訪ねて来た。
広島でデザイン学校を卒業した歩ちゃんは、東京で絵の仕事を探しに来たそうなの。
ところが東京の家賃は何処も超お高い、それで芹香とルームシェアする方法を思い付いたんですって。
急な彼女の願いを、お人好しの芹香は快く承諾。
こうして芹香と歩ちゃんとの二人暮らしがスタート。
厚かましい所は有るけれど、自分の夢を叶える為、毎日アグレッシブに仕事を探す歩ちゃんの姿を、芹香は好感持って見詰めてた。
…ところが一通の手紙が届いて以来、歩ちゃんはみるみる元気を失ってったのよ。
実は歩ちゃんには向こうで付き合ってた男性が居たけど、彼女の東京行きを賛成してくれなかったそうなのね。
この間届いた手紙は、その彼からで、「帰って来ないと別れる」って書いてあったんですって!
…なんて理解の無い男なの!そんな甲斐性無し、歩ちゃんの方からフっちゃえば良いわ!!
――え?既に電話で「モノになるまで帰らない」って断ったのね…そう…良くぞ言ったわ、歩ちゃん!
でも歩ちゃん……彼と別れて、東京で自分の夢を追う覚悟は決めたものの、やっぱり未練を捨てられないのね。
そんな彼女を励ます為に、芹香はハッピーになれるクリスマス・ケーキを一緒に作ろうと提案。
それってどんなクリスマス・ケーキ~!?
知りたい人は無料で絶版の漫画作品を読める、マンガ図書館Zで続きを読んでみて!(手抜きでも宣伝でもなくてよ;汗)
それじゃあ第10曲目のクリスマスソングを紹介、ビリー・ハインズ&ジェイ・ジョンソンが作詞・作曲した――「Blue Christmas(ブルークリスマス)」!
現代ではロックンロール・キング、エルビス・プレスリーが、1956年にカバーしたバージョンが有名ね。
恋に破れた男の哀しい心情を、エルビスが物憂げに歌って雰囲気醸してるの。
どんな歌か知りたい人は、こちらを参考にしてね♪
彼女の夢を邪魔する様な狭量男だもの、フラれるのは当然だけど…この歌みたいに寂しく独りきりのクリスマスを迎えたなら、ちょっと可哀想ね…。
今夜はここまで、また明日、一緒に楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪
【Blue Christmas】
I'll have a Blue Christmas without you♪
I'll be so blue♪
just thinking about you♪
Decorations of red on a green Christmas tree♪
Won't be the same dear, if you're not here with me♪
And when those blue snowflakes start falling♪
That's when those blue memories start calling♪
You'll be doin' all right, with your Christmas of white♪
But I'll have a blue, blue blue blue Christmas♪
You'll be doin' all right, with your Christmas of white♪
But I'll have a blue, blue blue blue Christmas♪
【訳】
君の居ないブルークリスマス
君の事を思っただけでブルーになる
ツリーに飾られた赤や緑のデコレーションも
君が傍に居なければ、何の価値も無い
そうして青い雪片が舞い始めると
その時は憂鬱な思い出が蘇る時
君は楽しく過ごすんだろうね
真っ白い雪に包まれたクリスマスを
でも僕はブルーなクリスマス
ブルーなブルーな、ブルークリスマス
君は楽しく過ごすんだろうね
真っ白い雪に包まれたクリスマスを
でも僕はブルーなクリスマス
ブルーなブルーな、ブルークリスマス
…こんばんは、びょりです。
二日連続の日付詐称をしてしまった…。(汗)
この作品もマンガ図書館Zで読んで知りました。
食い意地張ってるもんで、料理をテーマにしてる漫画には、興味持つんですよ。
コミックスの最後のレシピまで、楽しく読ませて頂きました。
ピンクハウスとか、原宿でクレープ大人気とか、当時の流行が作中から透けて見えて、大衆文化史を学ぶ良い資料にもなりそう。
原作者のくりた先生、去年の7月に乳癌で亡くなったそうで…今更ですが、お悔やみ申し上げます。
さくらももこ先生といい、乳癌で亡くなる方多いなあ。
写真は代々木公園の名物イルミネーション、青の洞窟。
撮影すると不気味な青い電飾林すけど、実際観たら神秘的で綺麗でしたよ。