秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷晩秋点描 暮らしの晩秋 

2011年11月07日 | Weblog
祖谷のさと木枯らし吹きて冬近くしばし待たれよ行く秋惜しまん

からからと風にみだれて舞ふ落ちば庵にかかりてあはれ誘ひけり

さよ更けて木枯らしの声聞きつれば寝覚めの酒に行く秋わびしき

秋更けて落ちば重ねしいにしへの平家の墓辺は夢のあとかも

祖谷のさと菅生王の墓ありし訪ふひと絶へて道も失せりや

旅たちて余白気ままに暮の秋

世事凡て片付くものと冬近し

温暖の気ままな日々に冬支度

熟すまで気取られまひと渋の柿

雪虫の飛び交ひ告げて冬近し



半世紀近く友人関係にあるMさんは自分より3歳年上である、彼は鹿児島出身で
工学部出であり、縁あって松山でエンジニアとして就職、以来の付き合いである
からして、彼と自分ではまったく正反対の価値観、人生観、物事の考察思考など
真反対の意見を有している。

そのような人間関係にありながら、家族間の悩み事、政治、経済、科学、原子力
ありきたりの世間話など、あらゆることに議論を戦わしながら、意見交換をして
お互いを理解するように勤めているのだから不思議である。

価値観、人生観など意見を異にする人との付き合いは不愉快で、居心地が良くない
などと、敬遠しがちであるが、同じ考えの人だけの付き合いは温ま湯に浸かっている
ようで心地はいいが、場合によっては思考の停止を来たしかねない
もみじが同色ばかりでは味気ないのと似たようなものであろう。










テラオ兄さんの絵手紙 雪虫が飛び出すと雪が降るのが近いと云われていますね
そう、雪の妖精とも云われ、雪が降るのを伝える妖精でしょうかね。
ロマンチックじゃありませんか。でもこの暖かさではまだのようですが先は判らないね
2008年11月19日はドカ雪だったからね。














昨年11月13日にひとりで丸笹山ー赤帽子山に登った折に雪虫が飛んでいたのを
撮った写真を思いだした。