秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(お菜菜迷子になる!)

2011年11月13日 | Weblog
本日の気温9度!
冷え込んできました祖谷山の朝。
『起きたくない~!』
『このまま布団と…結婚したい~!』
『まいにちゴロゴロしたい~!』

が本音の最近のワタシは、隣の隣の町を、お仕事で公用車を走らせながら
マジで真剣に、人生初の
『迷子』
になった。

「〇〇さんの家から〇〇さんの家まで、山越えしたら、半分の時間で着くよ~」
「あの山道、あれは助かるわ~~!国道に出るより早いし、距離も短くなるし~!」
「走ってみたら、早く着いて、びっくりしたわ~!」

……
……
の先輩職員の会話を、
左耳だけで、聞き…
必死でお昼のコンビニ弁当を食べながら、頭の中は、目の前にある
これまた職員様からの差し入れの、ロールケーキを食べる事を、想定しながら…
頭は食べる事で、ぐじゃぐじゃになりつつ、左耳は、山越えの道を想像しつつ…?

チラッと確認だけを していた。

『その道…?ワタシもわかるかな…?』

「ワカル!わかる!大丈夫!見た事のある風景になるから、それを下りてきたら、行き着くわ~!」

…で
昨日!
その訪問先を、走る勤務だったので、国道コースをパスして
山越えルートに、チャレンジして見た

この町は 広い…
めちゃくちゃ 面積が広い…
農道も あちこちに繋がっている
色んな…隠れ名所がある…
仕事中でなかったら、バンバン行ってみたい、場所がある。

『キャッチコピー付けたい~!町興し…一緒にやりた~い!』
と…空想をしながら、車を走らせる

…で
聞いた通りに、山のてっぺんを目指し、バンバン駆け上がる~!

人間ゼロ!
民家ゼロ!

遥か向こうの山が、視線と同じ高さになった~~!

絶景っ!
めちゃくちゃ 絶景っ!
車の中から、こんな絶景 タダで エエん~?
ありがとう~!
って?誰にお礼を言ってるんだ? ワタシ?

てっぺんをジワジワと、下っていく

この山を 越えたら
下りになって
そしたら…
見慣れた景色になって…

って、
見慣れたって?
確か 言っていたのは
地元職員っ!

ワタシは よそ者!
『しもの人』ではないよそ者村育ち!

……山を下ると
見慣れない 景色だけが広がっていた

おまけに 突き当たりに 分かれ道

『テキトー虫』
が一気に繁殖し、左に曲がったのが、運命の分かれ道

『声のする方角』
を左と信じ…
左に行けば、またまた、殺風景な景色になり…
車を回して、来た方角に戻り

『山で遭難したら、まず基本は、来た道に引き返すことです!』
とイケイケギャルAちゃんの、旦那様が、テレビインタビューに、答えていた。
※標準語だった

来た道に戻り、さらに別の道を下り、またまた分岐で、更に殺風景になり?

結局…
とりあえず、この山道を下に下に
最寄の国道を目指して、下る
『最悪な遠距離走行』
人生初の、山道迷い~
山で遭難する人って、こんな 感じで、はちゃめちゃに迷って行くのだな…と
痛感いたしました。

ワタシの責任でした…
手書き地図を持たないで、ランチタイムの空想だけでバンバン走った ワタシの責任でした…
あの時…ロールケーキのことばかり、考えていたワタシの責任ですっ!

道がありすぎて、
迷いに迷う~
道が二つくらいなら、選択出来るのだけど、〇〇高原まで〇キロの看板だけしか
メインの分岐点には、無く…
地元民にとっては、見慣れた農道でも、よそ者には、木しかない?山の道…

公用車を無駄に私用した 罪悪感が 週末の神経を チクチク刺す…

携帯電話は 役に立たなかった

電話をかけた 同僚お友達職員は、その時間、利用者様の食事準備に没頭し
鳴ってたことさえ、気が付かなかったと、笑っていた。
※こいつ 得意な洋食を作る時は 嬉し過ぎて 頭がルンルンになる 天然女子…

遭難が増えるのは、
道が 在りすぎるから!
一本しか道が、なければ
誰も迷わない!

道は二つまでで、いい…
それ以上は いらない…
と痛感した
お菜菜の呟きでした。
※追伸
話題のTPPを、すぐに覚えたい方に
ゴロあわせです
トイレ!
ポータブル!
ポットン便所!
失礼しました~♪   雪の匂いがしま~す♪