秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷冬点描 暮らしの初冬 散り紅葉

2014年11月15日 | Weblog

ここ、2,3日の寒波による冷え込みで祖谷の山々は初雪、初冠雪になったが
これも一時的なものであり、淡雪となって、消えてゆくであろう
しかし、これで確実に冬の到来となり、時雨が、雪になり、木枯しが吹き荒れて
じわじわと厳しい暮らしの冬となっていくことであろう



暮らしの山里は日々寒さを増して、初冬の趣はいやがうえにも人々の暮らしに大きな影を
落としてくる、時雨、時雨れて、北風の木枯しに翻弄されて、冬紅葉も本格的に散り紅葉に
その散るさまも、地上に散り敷いたさまも、やるせなく美しいもの

はらはらと落葉し始めて、林内に、小径に、屋根に、庭先にさまざまな落葉で埋め尽くされて
庭先の落ち葉は掃き集めて、畑に撒かれたり、焚き火に燃やされて住人の暖になることもあり

地上に凋落する落葉、枯れ葉も何となく侘しい美しいものであるが、木枯しの風にも耐えて
樹上に枯れたまま、風に音を立てながら残っている様などはまた、美しいもの
そのような、雑木林の小径を落葉の靴音を聴きながら歩くのも乙なものである




熊手持て庭に画を引く落葉掻き

はらはらと残り紅葉や何時散るぞ

柴の庵樋詰まらせし落葉かな

肥ぐろを撒きし冬耕三嶺見ゆ

































































































































手を添へし蔓を零るる音雫余子

友来たり庵主咄嗟に雫余子飯
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