ばぶちの仕事しながら司法試験を突破し弁護士になりました

仕事をしながら司法試験に合格したばぶち(babuchi)の試験勉強記録+その後です。

引っ掛かる文章

2014年01月12日 19時37分33秒 | 憲法
2011年の新司法試験の憲法の再現答案を読みました。

89条の政教分離原則の問題です。

読んだ再現答案は50点しかないもので、ほぼ最下位答案です。



この再現答案を読んだ時に、「社会通念上」という規範が出てきたので「ん??」となりました。

このように引っ掛かる答案=読んでいる人の想定する流れと異なる構成、文章内容だと思います。
こうなると、読んでいる人は理解しようとしますので、深く読みます。そうすると、たくさんのアラが出てきて、点数が下がります。

これがまさに、採点者の想定する流れで書けているか、あるいは、想定しない構成であっても流れる文章を書いているかどうか、が重要だと言われていることだと思います。


憲法を勉強すると、当然の流れ=枠組みが分かってくるかと思います。これが意識して書けているかどうか、まさに答案はこれに尽きるでしょう。
これができていれば、読み手の想定と外れても不自然な流れにならないですし、安心して読める答案になると思います。

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