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頭の中は金だらけ

 90年代はじめ、サンフランシスコの南の一帯、いわゆるシリコンバレーには数多くのIT企業が輩出していた。写真は1991年に発行されたカレンダーで、シリコンバレーにあるIT企業が描かれた地図がデザインされている。車で十分程度の狭い地域に数多くの新興企業がかたまっていることが見て取れる。

 もっともORACLEやSYMANTEKなどもうこの頃からがんばっていたのかと感慨深いものがあるが、実際約15年たった今でも残っている企業は十分の一も無いだろう。

 米国の低金利時代に大量にベンチャー企業に流れた資金がこれらの企業の創業を助けたのだが、高金利になった瞬間にITバブルは崩壊し多くの企業が倒産した。

 しかしITバブル崩壊は金利だけの問題ではないと思う。当時、頻繁にシリコンバレーの企業を訪れたが、朝出社してきた社員の最初の話題は株の話。就業時間中も株価が気になって仕事が手につかない。

 家を建てているというエンジニアは、転売するときに高く売れる間取りにしたことが自慢で、昼間から得々と説明してくれた。彼らの頭の中は金、金、金、、、、、、、まともに仕事をしているのはほんの一握りの人たちであり、バブル崩壊は必然と思ったものだ。

 その点我々日本人は真面目というか馬鹿正直というか、頭の中にあるのは技術開発や新製品。金は結果としてついてくるものだと考えていた。

 ところが、残念ながら日本のベンチャーはあまり成功していない。こんな頭の中が金、金、金、、、、、、、の奴らに負けたとは、一体どうなっているのだろう。

 最近インターネットではやっているものに「脳内メーカー」というものがある。そっと自分の名前を入れてみたら、、、、、えっ、、、、、、、、、

こんなはずは無い私の頭の中身



 その上、私の前世の脳内はこうなっているというのだ。確かに首尾一貫しているとは言えるし、時代考証的にも正しそうだが、全くもって承服しかねる。

ちょっと自信のなくなってきた前世の私の頭の中身




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