黄昏れたフクロウ

黄昏が近づくとフクロウは飛び立つ準備を始めます。暗闇で木に激突。最近は夜目、遠目が効かなくなって来ました。

映画、パディントン

2016-01-16 | 映画、舞台
2016年最初の映画は「パディントン」だ。

 このパディントンは2014年の映画だから、世界で公開されてから1年以上が経って日本で公開されたことになる。日本ではうけないと思ったのかもしれないが、とても楽しい映画だった。



 パディントンは英国の絵本に出てくるクマのキャラクターだ。ぬいぐるみのようなクマが実写フィルムの中で大活躍という映画になっていて、ミッションインポシブルや101(101匹わんちゃんの実写版)、インディアナジョーンズのパロデイのようなところもあって、そのわかりやすさで大いに笑える。

 笑いに中にも、英国はいまでも寛容で他人に親切な国なのか、希少種の採取は許されるのか、家族を守るとは、など背骨にはしっかりしたストーリーが流れている。

 腹を減らしてロンドンを彷徨うパディントンに帽子の中から取り出したサンドウイッチを渡したのは近衛兵。心温まるエピソードだが、近衛兵の帽子は熊の毛皮で出来ているという皮肉もその裏に読み取れる。



 結局続編が作られることのなかった「ライラの冒険」の中のニコール・キッドマンより遥かにシャープに演じる彼女。パディントン2が企画されているらしいので、期待して待つことにしょう。




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