黄昏れたフクロウ

黄昏が近づくとフクロウは飛び立つ準備を始めます。暗闇で木に激突。最近は夜目、遠目が効かなくなって来ました。

第77期 順位戦 C級1組最終戦 藤井聡太7段の昇級は?

2019-03-05 | 将棋
 今日将棋の順位戦、C級1組最終戦が行われる。

 前回負けてしまった藤井聡太7段に自力昇級の可能性はなくなってしまったが、藤井7段が勝ち、上位3人の内二人が負けてくれるという、もしこれがサイコロ博打なら確率は25%しか無いドラマを見るために今日も朝からインターネット配信に釘付けだ。

 今回のインターネット配信では昇級に関係する4人の対局が同時に配信されている。前回これをやってほしかったものだ。

第77期 順位戦 C級1組最終戦

10:00 対局開始。

10:10 偶然とはいえ面白い。藤井7段の相手都成5段が中飛車を選んだら、藤井7段の師匠杉本8段も中飛車に組み始めたのだ。同時中継の醍醐味だ。

 順位戦C級1組は総当たりではない。39人の棋士が10局戦ってその勝数で順位を決め、上位2人が昇級するという仕組みだ。あるルールに従ってくじ引きが行われ対戦相手が決まる。したがって、誰と戦うことになるかという運不運もあるようだ。

 暇なので、この運不運を補正した順位を計算してみた。対局に勝った場合、相手の勝数を勝ち点としてこれを積算していくのだ。強い人に勝ったほうが勝ち点が増えるということ。そしてこの勝ち点を自分の勝ち数と置き換え、再度同じ計算をするのだ。

  その結果

 船江恒平 六段  247.374
 近藤誠也 五段  233.569
 杉本昌隆 八段  216.560
 藤井聡太 七段  204.466
 高崎一生 六段  195.568
 西尾 明 七段  92.675
 真田圭一 八段  90.206
 阿部健治郎七段  85.369

 ということになった。

 順位が低いため自力昇級が難しくなった藤井7段だが、実際はより強い相手に勝ってきたのは船江恒平六段であり、近藤誠也五段ということをデーターは示している。2月5日の杉本昌隆八段、藤井聡太七段両名の敗局で勝負あったというところだろうか。

22:25 杉本昌隆 八段の勝ち B2昇級

22:34 船江恒平 六段の勝ち

23:10 藤井聡太 七段の勝ち

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