Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

今年度の小学校の英会話講師の仕事終了!~充実した一年

2010-03-05 | 日本の教育一般
昨日私が勤める小学校の今年度の英会話の授業が終了。
各クラスの最後にみんなからの寄せ書きの立派な色紙をいただき、感謝感激!
「一年間なんとかがんばってよかった!」としみじみ感じた瞬間だった。

今週は最後の単元で、自分が入りたい中学での部活を考えて、その理由を考えるという時間。
本来は2時間必要なのだが、卒業式の練習等で時間がとれず、1時間という短い時間でゲームなしで英語の表現を覚え、一気にミニプリゼンテーションにまでもっていった。
みんな言えるかどうか心配だったが、ほぼ全員きっちり表現を言え、自分が中学で入りたい部活を英語で言って、その理由も英語で述べられた。

私が「サッカー部に入りたい人?」と英語で聞いて、入りたい子たちが立つ。
みんなで「What club do you want to join?」と一斉に聞く。
「I want to join (the) soccer club. 」と答える。
みんなは「Why?」と一斉に聞く。
「Because I like soccer.」などと1人1人理由を答える。
勿論、理由は日本語でもOK.
みんな楽しそうに自分がやりたい部活を言い、さまざまな理由を言ってくれた。

中には、「I want to join (the) drama club.」「 Because I want to be an actress.」という女の子がいたり、「自分にはテニスの才能があるから、テニス部に入りたい」という子もいて、高度な英語を話す姿にびっくりした。
男の子たちでも普段英語が苦手そうに見えた子たちもしっかりこの表現がでていて、「2年間の英会話の授業の成果がでたのかな」と思えたほどだった。

最後の数分は、自分の経験にもとづいた話を日本語でさせてもらった。
英文記者をしていた話をして、「中1から英語を始めても遅くなく、私のように英語を使った仕事につけるから、中学に入ったも英語を勉強していって!」というような話でみんなを励ましたら、みんな真剣に聞いてくれ、目を輝かせて元気に「はい!」と答えてくれた。

色紙には、「英語の時間はとても楽しかった」「わかりやすくて、英語が好きになった」「アメリカの話はとてもおもしろかった」などという声がかなり多く、新米英会話講師の私としては、自分の授業に自信が持てなかったので、素直でやる気のあるこの学校の子供たちに大いに励まされた。
これも担任の先生たちの力が大きい。
いつも私がうまく出来ない分、しっかりみんなを引っ張っていってくれた。
英会話の時間というのは担任とのチームティーチングなので、私だけ英語で話してもみんなはついてこない。
うまくいくかどうかは、担任の先生がいかにクラスコントロールをうまくやってくださるかにかかっている。
いつも行う担任の先生とのデモンストレーションでは、慣れない英語をしっかりとものにし、英語の表現が自分のものとなっていく先生たちの姿にも感動した。
みんなありがとう!!
来年度もがんばるぞ!