Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

公立後期入試の結果に負けるな、中3生!~縁のあった高校を大事にしよう!

2010-03-11 | 日本の教育一般
埼玉県の公立高校の後期入試の結果が昨日発表された。
ランチを約束していたママ友のお子さんは、残念ながら公立はダメだった。
そこに偶然入ってきたママ友のお子さんもダメだった。
今年の公立入試は、改革の年だったせいか、学力テストも厳しかった。
経済情勢のため、倍率もすさまじかった!
どこの中学も例年よりも多くの不合格者をだしたのではないか。

2人のママ友共に朝公立高校の合格発表の結果を知り、その足で銀行へ行き、滑り止め私立高校の入学金を払い、大急ぎでその私立高校の手続きをしてきたという。
どうやってなぐさめようかと思いきや、2人とも意外とさばさばした表情だった。
ランチの約束をしていた友達は、「公立より私立でよかった・・・」という。
公立では進学対策が不安だからだ。
その滑り止め校の進学プログラムは良く、学費も安いという。
「やっぱり、学校は縁だね・・・」とお互いつぶやく。

そして、もう1人の友達は、手続きをすませたばかりだというのに、野球部の練習のことを話している。
入学する高校の野球部の練習があるかもしれないから、今月ある中学での卒業試合には参加できるかどうかわからないという。
まだ、入学前だというのに、野球部に入ると決めている生徒たちは、練習参加も可能な高校が多いらしい。
なんて、せわしい~!やっと入試が終わったばかりだというのに・・・

うちの息子が入学する高校も含めて、課題もみんなでているようだ。
息子はまだ卒業式の練習や春休みの計画を立てたりして、まだ頭が高校モードになっていない。

公立高校に入れば金銭面で親は助かるが、果たしてそれがベストな選択なのだろうか?
部活と受験勉強の両立は相当大変だろうし、学校が進学指導をきちっとやってくれるとは限らないと聞く。
予備校代もバカにならない。
埼玉県の名門県立高校浦高でも浪人は多いらしい。(ここは進学指導はきちっとやってくれるだろうが、第一志望にこだわるから浪人が多いと聞いた)
すでに入試前から、駿台などから高1のプログラム内容をびっしり列記したパンフレットは送られている。
そんなことを考えると、面倒見のいい施設の充実した私立で予備校も通わず、勉強と部活を思い切りやるのもいいでのはないかと思う。
公立を落ちて今は深い挫折感を味わっていても、頭を切り替え、その結果を前向きにとらえ、縁の合った私立高校を大事にし、高校生活を充実させ、現役で第一志望校に合格するのも可能ではないかと思う。
がんばれ、中3生たち!