Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

丹沢湖三保ダム訪問、川の水生生物観察

2011-08-12 | 日本生活雑感
今週は沖縄旅行の疲れが残りながらも、西丹沢への「家族で楽しむ自然教室」に下の息子と参加。
美しい丹沢の山々の緑を満喫しながら、透き通った川につかって、その冷たさを確認できた。
これは酒匂川水系保全協議会(小田原市環境保護課)主催で、小田原駅に集合し、バスで移動。
費用はタダなので、小田原市の懐の大きさに感謝!
小田原市の環境保護課では、アユの放流、酒匂川の魚の親子観察会なども企画し、素晴らしい自然を生かしたプログラムを保護者や子どもたちに用意してくれている。

小田原駅から約1時間で三保ダムに到着。
酒匂川上流につながる3つの川、河内川、玄倉川、世附川が合流するところに三保ダムがある。
猛暑の中、ダムの概要の説明されながら、炎天下を歩いた。
建物にもどり、ダムができた歴史などの説明をビデオを見ながら学ぶ。

ダムの役目に洪水調節のために放流があるのだと知る。
台風や大雨の予報によってあらかじめダムの水位を下げるために、放流をすることもあるので、川で遊ぶ場合は注意しなくてはいけない。

その後、日本写真家協会会員の方による写真教室。
流し撮り、シャッターチャンスの重要性などをわかりやすい説明で学び、写真の撮影技術をもっと学びたいと思った。

午後弁当を食べた後は、バスで丹沢湖ビジターセンターに移動。
上から見た川は、黄緑がかっていて、透明度の高さがわかる。
グループに分かれてビジターセンターの人たちに案内してもらい、川の水生生物を観察。
川にいたのは、オタマジャクシ。
この時期にオタマジャクシ??
説明ではこれはカジカガエルのオタマらしい。
大きな写真でカジカガエルを確認したら、グループの人が「アッ、カエル!」と小さな茶色のカエルを見つける。
川の中の石にじっとしている。
写真の白黒のまだら模様のカジカガエルとは違うみたいだ。
たぶんヤマカガエルと説明される。

川の横の沢に移動。
すぐにサワガニを数匹捕まえて観察。
息子も小さなサワガニの赤ちゃんを見つける。
こちらのサワガニは赤。
何種類かの虫と不思議な足長のクモを石から見つける。
すぐにサワガニを沢にもどす。
息子は来週参加する浦和実業の生物部の南伊豆合宿で青いサワガニを採集するんだとはりきっている。

別の場所に用意してある顕微鏡?で川の砂を拡大してみる。
きらきら光っているのは銅なんだそうだ。

メインの川を横断しながら、川遊び感覚を味わう。
きれいな水がいきおいよく流れている。
冷たくて気持ちがいい!
川の横は40℃に対し、川の水は15℃。
台風がきてから黒い藻が現れたとか。
息子はこの藻が生物にどういう影響を及ぼすのか質問したかったみたい。

すぐに時間がきてしまい、ビジターセンターへもどる。
あっという間に、バスにのって小田原駅へ予定通り4時半ぐらいに到着。
もっと川につかっていたかったなぁ・・・
キャンプをしている人たちはみんな川の中で泳いだり、シュノーケリングをしたりしていた。
また、家族で西丹沢の川で遊びたい。
川のこわさも知り、十分注意しながら、川遊びを楽しまなくてはと思う。
自宅から水の透明度の高い川や美しい丹沢の山々にアクセスできる便利な小田原に住んでいることに感謝。