Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

南伊豆にて磯と川の生物採集と観察~浦和実業生物部合宿参加~その2

2011-08-19 | 日本の教育一般
私たちは浦和実業生物部の合宿に2日目から参加した。
すでに生徒たちは1日目の昆虫・植物採集、川採集1回目、マツムシの採集などの活動をこなしていた。

2日目早朝からは巣瀬先生指導による野鳥観察(去年参加したが、先生の解説すごく楽しめた!)、午前中、昆虫、植物採集2回目、磯採集1回目というハードスケジュール。

私たちは午後からジョインし、山を降りて、江戸時代江戸に石を運んだという石切り場に案内してもらい、そのきりたった不思議な空間に絶句!
山を再び駆け上り、炎天下みんなで一斉に草取りのボランティア活動。
山をふうふう言いながら登り降りした息子が、まったく文句を言わずに草取りに参加しているのが不思議。

午後は、魚の卸売専門業者で、いくつかの学校の教育活動にも協力している、齊藤浩一氏指導による磯釣り。
大瀬という場所で、齊藤氏が釣竿やエサなどすべて用意してくれて、3人に1つ釣竿の割合でつり開始。
息子はもう1組の親子ペアと組むが、なかなかつれず・・・ほとんどこの親子のお父さん任せで、お父さんもひたすら待っている。
魚はうじゃうじゃ見えているのに・・・

早々と色鮮やかなべラを釣り上げた生徒もいたが、この日はほかの生徒たちもなかなかつれなかったようだ。
つりあげた魚がなんなのか私にはわからず・・・紹介できずすみません。
一番印象的だったのが、ゴンズイの稚魚の群れを網ひとかきでとらえた女生徒がいたこと。
このかわいらしいゴンズイたち、小さなバケツの中で同じ方向に一斉に群れをなしてぐるぐる回っている。



「ゴンズイは毒があるから、飼うの大変だなぁ・・・」と息子はぶつぶつ言っている。
「いいじゃん、こんなにかわいいから」と何も考えてない私。

2日目の夜は浦和大学こども学部鶴ヶ谷柊子先生によるウミシダに関する講義。
そして、10時ごろ真っ暗な海を前に夜光虫の観察。
橋本先生が網を左右に揺らすと小さくキラッ、キラッと光るものがあちこちに飛び出す。
これはプランクトンの一種なんだそうだ。
こんなにたくさんのプランクトンが存在する。
私にとって生物を勉強しているというよりも、突如アートな感覚が海に出現しているというか・・・

盛りだくさんのプログラムの夜更けはふけていく・・・


南伊豆にて磯と川の生物採集と観察~浦和実業生物部合宿参加~その1

2011-08-19 | 日本の教育一般
今週は2泊3日で南伊豆の浦和実業生物部の夏合宿に親子で参加させてもらい、またまた生物採集にいそしんだ。
浦和実業生物部は去年から夏合宿に小学生にも参加募集を始め、私たちは去年から参加している。
南伊豆の山、川、海と三つそろった日本の原風景ともいえる美しい自然に私はいっぺんで魅せられていた。
下の息子も去年の合宿における生物部顧問の先生やOBの熱心な指南で、川と磯の本格的な生物採集にめざめた。

南伊豆は、伊豆半島の最南端に位置し、南伊豆は都心から遠いせいか、まだ観光地化されてなくて、看板やお店も少ない。
手つかずの自然がそのまま残されている感じ。



合宿場所は、南伊豆町下加茂の学校の施設でもあるホテル「みなみの荘」という所で、伊豆急下田駅からバスで20分。
建物はそんなに新しくないが、ロケーションが抜群!
青野川の海水と淡水がぶつかる汽水ができる場所付近が目の前にあるため、多様な水棲動物及び藻類が見られる。



青野川の背後には美しい山がそびえたっている。
さまざまな鳥が生息していて、そのしんとした自然の調和は言葉では言い尽くせない。
なんというか、アメリカのニューイングランド地方の湖水風景を思い起こさせる。

去年の合宿では、息子は生物部顧問の橋本先生について、この青野川で生物を探しまくった。
果敢に網をすくいあげる橋本先生。
長年の経験からのビミョーな勘とその知識で網には魔法のようにさっと生物が入る。
今年の川採集は2回目に参加したが、(合宿は3泊4日)今回息子はうまくとれず・・・
カニも何回も見つけたが失敗。
水が満ちてきて危ないので岸に渡る間際、テナガエビを取ろうとしたが、見つからず、結局橋本先生が助けてくれた。
ふっと、足元を見て、「ああ、そこにいる!」といった瞬間、二つの網を使って片方で追い込みながら、ゲット。
あっという間に何匹も捕まえてしまう。
まさに名人や!

ちょっと、書くのをここで休憩します。

この投稿続く~