今日、7時前に部活から帰ってきた上の息子が、いきなり、「これからTの家に行って来るわ!」とご飯も食べずに飛び出していった。何事かと思いきや、「学総(大会)を前に、野球部全員が丸刈りにすることにした」と淡々と言う。「ちょっと、待ってよ!やめてよ、丸刈りなんて!」と叫んでみたが、「別に坊主になるぐらい、どうってことないさ。」と言い残して、疾風のごとく去っていった。
中3最後の公式試合、学総が7日より始まる。野球部だけではなく、一斉に来週は学総ウイークで、部活に入っている中学生たちは試合に遠征に行く。そのため、先生たちも一緒にではらってしまうため、中学校の授業は自習になるらしい。「なんとしても勝ち抜いて、次の大会へつなぎたい!そのために、一致団結して坊主頭に!」という決意のあらわれであろう。
しかし、アメリカのリトルリーグで長年やってきた息子を持つ母親としては、この精神が理解し難い。アメリカの野球少年たちは、去年みんな髪の毛を長くしていた子が多かった。とくに、野球をする子は、なぜか長い髪の毛がカッコいいという認識があると息子のチームの監督のティムが言っていた。そういうブログまであるというほど、長髪を敬愛しているアメリカ人のティーンエージャーの男の子たち。長い髪の毛をなびかせながら、メジャーリーグのロゴをまとったアメリカ人の男の子は、たとえ野球があまりうまくなくても、かっこよくみえたものよ。そして、ここは日本。息子がジャニーズばりに髪の毛を長めにしてくれるのを夢見ていた私だったが、日本の根性丸出しの野球のおかげで、その夢はもろくも崩れ去っていくのであった。
T君のお母さんがバリカンを持っているので、T君とともに息子の頭も丸刈りにしてくれるという。今の息子の頭は、かなり短いスポーツ刈り。ぱっと見は、やくざ風でもあるが、ちょっとのびてきて、いい感じ。真ん中がツンツンとたっているのも女の子に受けがいい。この頃、ワルメンバーもとりしきっているせいか、息子の目つきにすごみがでてきている。息子が試合でバッターボックスに立ち、ピッチャーをにらむ目がかなりこわいらしく、紅白戦ですごまれたピッチャー君が、「Bとは絶対対戦したくない」と言っているほど。
T君は、身長が180センチ近くあるピッチャーで、足がモデルのように長い。そして、かなりのイケメンであるため、別名「ダルビッシュ」をもじった「Tビッシュ」と呼ばれているほど、カッコよく、目立つ。T君をちらっと見ただけで、その端正な顔つきで、思わずくらっとくるほどだ。そのT君も丸坊主になるか!T君のお母さんは、T君とT君の弟をしょっちゅう刈っているらしく、私が「夜にすみません」と言うと、「いいわよ~!」とまったく意に関せず。T君は、そのルックスとは似合わず、なんとテッちゃん(鉄道オタク)なので有名。黙っていれば、女の子がよってくるはずなのだが、女の子にもてているかは、微妙な感じ。修学旅行に、お父さんたちが会社に持っていくような黒いカバンを自らすすんで肩からさげていたというから、理解しがたい。
さて、家にもどってきた息子の姿に、強いため息がでる。6ミリにセットされたバリカンで、きれいさっぱり刈り上げられた息子の頭。6ミリの長さなので、さほどでもないと息子は言うのだが、まるで戦時中の中学生か囚人のようである。
日中はコンタクトの息子も夜はめがね。これで振り向かれると、「こっちを見るな!」と言いたくなる。息子は、すっきり、さっぱりして気持ちがいいらしい。突然襲った悲劇に、母は1人呆然としている。
中3最後の公式試合、学総が7日より始まる。野球部だけではなく、一斉に来週は学総ウイークで、部活に入っている中学生たちは試合に遠征に行く。そのため、先生たちも一緒にではらってしまうため、中学校の授業は自習になるらしい。「なんとしても勝ち抜いて、次の大会へつなぎたい!そのために、一致団結して坊主頭に!」という決意のあらわれであろう。
しかし、アメリカのリトルリーグで長年やってきた息子を持つ母親としては、この精神が理解し難い。アメリカの野球少年たちは、去年みんな髪の毛を長くしていた子が多かった。とくに、野球をする子は、なぜか長い髪の毛がカッコいいという認識があると息子のチームの監督のティムが言っていた。そういうブログまであるというほど、長髪を敬愛しているアメリカ人のティーンエージャーの男の子たち。長い髪の毛をなびかせながら、メジャーリーグのロゴをまとったアメリカ人の男の子は、たとえ野球があまりうまくなくても、かっこよくみえたものよ。そして、ここは日本。息子がジャニーズばりに髪の毛を長めにしてくれるのを夢見ていた私だったが、日本の根性丸出しの野球のおかげで、その夢はもろくも崩れ去っていくのであった。
T君のお母さんがバリカンを持っているので、T君とともに息子の頭も丸刈りにしてくれるという。今の息子の頭は、かなり短いスポーツ刈り。ぱっと見は、やくざ風でもあるが、ちょっとのびてきて、いい感じ。真ん中がツンツンとたっているのも女の子に受けがいい。この頃、ワルメンバーもとりしきっているせいか、息子の目つきにすごみがでてきている。息子が試合でバッターボックスに立ち、ピッチャーをにらむ目がかなりこわいらしく、紅白戦ですごまれたピッチャー君が、「Bとは絶対対戦したくない」と言っているほど。
T君は、身長が180センチ近くあるピッチャーで、足がモデルのように長い。そして、かなりのイケメンであるため、別名「ダルビッシュ」をもじった「Tビッシュ」と呼ばれているほど、カッコよく、目立つ。T君をちらっと見ただけで、その端正な顔つきで、思わずくらっとくるほどだ。そのT君も丸坊主になるか!T君のお母さんは、T君とT君の弟をしょっちゅう刈っているらしく、私が「夜にすみません」と言うと、「いいわよ~!」とまったく意に関せず。T君は、そのルックスとは似合わず、なんとテッちゃん(鉄道オタク)なので有名。黙っていれば、女の子がよってくるはずなのだが、女の子にもてているかは、微妙な感じ。修学旅行に、お父さんたちが会社に持っていくような黒いカバンを自らすすんで肩からさげていたというから、理解しがたい。
さて、家にもどってきた息子の姿に、強いため息がでる。6ミリにセットされたバリカンで、きれいさっぱり刈り上げられた息子の頭。6ミリの長さなので、さほどでもないと息子は言うのだが、まるで戦時中の中学生か囚人のようである。
日中はコンタクトの息子も夜はめがね。これで振り向かれると、「こっちを見るな!」と言いたくなる。息子は、すっきり、さっぱりして気持ちがいいらしい。突然襲った悲劇に、母は1人呆然としている。