とくしまマラソン塾

徳島の「走る整体師」がお伝えする、マラソン完走サポートブログ
自分のカラダを上手に効率的に使って、快適ランニング!

薄氷を踏むが如し

2010-06-26 | フォームづくり
「ねじらない、ためない、うねらない」、
武術家、甲野善紀先生の提唱するカラダの使い方です。

著書:「古武術で蘇えるカラダ」の中で、
武術として有効な立ち方には足裏全体を地面につけ、
体重を足裏に均等にかける、とあります。

また移動する瞬間も、蹴り足のつま先に力を加えて進むのではなく、
足裏を水平にして地面に対して垂直に上げる、とあります。

こうすることでカラダ全体のアソビが取れ、
各部が瞬時につながって、カラダ全体を一気に動かすことが
出来るとされています。

これらを、「薄氷を踏む如し」というように表現されています。
または、「濡れた半紙の上で紙を破らないように立つ感覚」とも。

難しく考えずに、あくまでもイメージの世界です(笑)

ジョギングしている時のランナーの足音に着目してみると、
マラソン経験豊富なランナーの足音は非常に小さくて静かです。
スピードを出して走る時の足音は力強いものになりますが、
ジョギング時での足音は小さくて、衝撃を柔らかく吸収しながら
走っています。

これに比べて初心者ランナーの足音は、
「バタバタ、ドタドタ」といった音がする走り方になっています。
衝撃を吸収するクッションのある走り方が出来てなく、
余計な力を使って走ってしまっています。

また内股走りや外反母趾の方、足裏や足の甲、ヒザなどが
痛くなる人などは走る時に余分にカラダを
「ねじる、ためる、うねる」という動きをしてしまっています。


この動きにカラダが耐えられなくなった時、
はじめてカラダは「痛み」というサインを発します。

そこで、
走る時に次のことをイメージしながら走ってみます。

・薄い氷の上を走るように
・濡れた半紙の上を紙を破らないように

もう一度いいますが、あくまでもイメージの世界です(笑)

この感覚がつかめてくると、
余計にカラダを「ねじる、ためる、うねる」といった
癖のない走り方が出来るようになってきます。

ちなみに、走り始めの時よりも、
走り疲れてきた時の方が意識しやすくなってきます。

それは疲れてくることによって自然と
「ねじる、ためる、うねる」といった
余計なカラダの動きをしなくなってくるからです。


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