9月26日お茶教室でした。
9月15日中秋の名月でしたが、以後はお天気が悪くて、中々名月を楽しめなくて残念です。
表千家七代 如心斎宗匠の素敵な詩があります。 「名月をくみこぼしけり手水鉢」
今回は先に濃茶について~服紗の扱い、四方さばき、茶入れと仕服の扱い、濃茶の飲み方をしました。
薄茶のお稽古のようすです
清風拂名月 (せいふうめいげつをはらう) 空の名月と清風が想像できます。 棚は桐丸卓、水差し桶川
大徳寺 黄梅院主 小林太玄師
花入 信楽焼 白ホトトギス、岩シャジン、紫式部、ススキ 白ホトトギスは珍しいですのでアップしました 山出様宅より
主菓子= 京菓子 ゆう月製。 桔梗(外郎製、白小豆こし餡仕立) 季節の菓子で甘さよく美味しいの一言。 心身ともに癒されます。
桔梗は薄蒼でした。 映りが悪くてピンクになって~
今回は薄茶のお点前と、両器(棗と茶杓)の拝見の練習をしました。
お点前
服紗さばき お茶を点てる 正客がお茶碗を取りに
お茶碗にお湯を入れる 茶筅通し 棗よりお茶碗にお茶を入れる
お抹茶は美味しいです。 お茶をのみ、お茶碗の拝見して返します。 両器の拝見
両器の拝見
薄茶器 棗(なつめ)と茶杓 正客は両器を取り込みます。 棗は畳の縁内、次客に送り、「お先に」の挨拶をします。
自分の膝前に置き拝見します。 末客が拝見が終われば、正客と末客が出会って、正客がもう一度拝見して返します。
亭主は出て、正客のお尋ねに答えます。 主客が尋ねること
拝見は物を(道具)大切にすること。 モノの成り立ちや歴史を知るためです。
① 薄茶器の作、形や好み、塗師、 「 銘 」 ② 茶杓の作、 「 銘 」
お茶の道具は中国、朝鮮の古いのは最高です。 和物も古い物はよいものが多くて趣があります。
お稽古での銘は自分で考えてお尋ねに答えます。
みなさんご銘を~考えて~ 名月や清風、秋の空、秋風、白露、和歌を取り入れたりといろいろあります。
ご銘は古典文学の詩や禅語、また日々の光景などもよくあります。 武蔵野、嵯峨野、嵐山、小倉山、山々の光景などなど
日本は四季の変化があり、自分の心清があれば、多くの事を捉えることが出来ます。 自分の歌を詠んでみましょう。
日本の古典文学、万葉集、古、新今和歌集、伊勢物語、源氏物語などの和歌を詠むことで、日本文化を再発見でき、また楽しくなるのでしょうね。
皆さまは月一回のお稽古ですが、毎回お点前やお客様されてご自分の物にされています。 素敵です。
利休百首の冒頭に 『 その道に入らんと思う心こそ我身ながらの師匠なりけれ 』
『 ならいつヽ見てこそ習へ習わずによしあしいふは愚かなりけり 』 まずお茶をやろう!!
今回もブログをご覧くださってありがとうございます。
次回は10月31日(月) 13時~助産師会館2階 和室にて行います。 皆さまご参加下さい。
お茶教室担当 伊藤正子