京都みどわいふ

京都府助産師会オフィシャルblog

お茶教室 9月

2016年09月28日 | 助産師会個人事業

   9月26日お茶教室でした。

  9月15日中秋の名月でしたが、以後はお天気が悪くて、中々名月を楽しめなくて残念です。    

  表千家七代 如心斎宗匠の素敵な詩があります。  「名月をくみこぼしけり手水鉢」    

  今回は先に濃茶について~服紗の扱い、四方さばき、茶入れと仕服の扱い、濃茶の飲み方をしました。

 

  薄茶のお稽古のようすです

         

   清風拂名月 (せいふうめいげつをはらう) 空の名月と清風が想像できます。  棚は桐丸卓、水差し桶川

   大徳寺 黄梅院主  小林太玄師

      

   花入 信楽焼   白ホトトギス、岩シャジン、紫式部、ススキ       白ホトトギスは珍しいですのでアップしました   山出様宅より

          

 

     主菓子= 京菓子 ゆう月製。  桔梗(外郎製、白小豆こし餡仕立) 季節の菓子で甘さよく美味しいの一言。  心身ともに癒されます。

                          桔梗は薄蒼でした。 映りが悪くてピンクになって~ 

    今回は薄茶のお点前と、両器(棗と茶杓)の拝見の練習をしました。

    お点前

       

           服紗さばき                   お茶を点てる                       正客がお茶碗を取りに

            

       お茶碗にお湯を入れる                     茶筅通し                     棗よりお茶碗にお茶を入れる

 

                

           お抹茶は美味しいです。 お茶をのみ、お茶碗の拝見して返します。            両器の拝見

 

   両器の拝見   

   薄茶器 棗(なつめ)と茶杓    正客は両器を取り込みます。  棗は畳の縁内、次客に送り、「お先に」の挨拶をします。

   自分の膝前に置き拝見します。  末客が拝見が終われば、正客と末客が出会って、正客がもう一度拝見して返します。

   亭主は出て、正客のお尋ねに答えます。     主客が尋ねること

   拝見は物を(道具)大切にすること。  モノの成り立ちや歴史を知るためです。

   ① 薄茶器の作、形や好み、塗師、 「 銘 」      ② 茶杓の作、 「 銘 」

   お茶の道具は中国、朝鮮の古いのは最高です。 和物も古い物はよいものが多くて趣があります。

   お稽古での銘は自分で考えてお尋ねに答えます。  

   みなさんご銘を~考えて~ 名月や清風、秋の空、秋風、白露、和歌を取り入れたりといろいろあります。

   ご銘は古典文学の詩や禅語、また日々の光景などもよくあります。 武蔵野、嵯峨野、嵐山、小倉山、山々の光景などなど 

   日本は四季の変化があり、自分の心清があれば、多くの事を捉えることが出来ます。 自分の歌を詠んでみましょう。  

   日本の古典文学、万葉集、古、新今和歌集、伊勢物語、源氏物語などの和歌を詠むことで、日本文化を再発見でき、また楽しくなるのでしょうね。

  

   皆さまは月一回のお稽古ですが、毎回お点前やお客様されてご自分の物にされています。 素敵です。 

   利休百首の冒頭に   『 その道に入らんと思う心こそ我身ながらの師匠なりけれ 』

                    『 ならいつヽ見てこそ習へ習わずによしあしいふは愚かなりけり 』       まずお茶をやろう!!

   

   今回もブログをご覧くださってありがとうございます。

   次回は10月31日(月) 13時~助産師会館2階 和室にて行います。  皆さまご参加下さい。

  

            お茶教室担当   伊藤正子

   

  

   

   


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