3月6日
産前産後訪問支援員養成講座
【共通研修】
平成30年度の産前産後訪問支援員養成講座4日間の日程が先日終わりました。
本日3月6日水曜日は、産前産後ケア専門員のと産前産後訪問支援員との共通研修が京都アスニーで行われました。
あいにくの雨の中、講師の先生方、参加者のみなさま(53名)には、お忙しい中お集まりいただきありがとうございました。
(掲載されている写真は参加者のみなさまの了承をいただいています。)
〜本日のプログラムです〜
講義1.
「京都府の産前・産後包括支援、産前・産後ケア専門員、産前・産後訪問支援員の役割」
講師
京都府健康福祉部こども総合対策課
きょうと子育てピアサポートセンター
藤本萌美 技師
講義2.
「福知山市の子育て支援事情」
〜子どもの健やかな育ちのために、私たちにできること〜
講師
福知山市福祉保健部子ども政策室家庭支援課
高山明子 係長
講義3.
「市町村でのファミリーサポート事業の取り組み状況〜宇治市ファミリーサポートセンターの産後支援制度について〜」
講師
市役所子ども福祉課主幹
宇治市ファミリーサポートセンター 山本圭一郎 センター長
・ワークショップ説明
・グループごとの活動自己紹介
・事例紹介
・グループワーク
・発表、意見交換
・まとめ
・閉会
講義1では、講師に京都府健康福祉部こども総合対策課、きょうと子育てピアサポートセンターより藤本萌美技師をお迎えしました。
各地域、市町村の支援の実際を地域の特色を踏まえてお話いただき、京都府全体の子育て支援状況を捉えることができました。
講義2では講師に福知山市福祉保健部子ども政策室家庭支援課より高山明子 係長をお迎えしました。
事例を踏まえて、関係職種と連携して家庭の中での支援も必要であること、お母さんと子どもさんには家庭の外にも出て行くきっかけが必要であることを学びました。
講義3では、
講師に宇治市役所子ども福祉課主幹、
宇治市ファミリーサポートセンター 山本圭一郎センター長をお迎えしました。
ファミリーサポートセンターとして産後支援制度を取り入れて実際に支援に取り組まれている宇治市の現状と事業の課題について学びました。
訪問支援は単なる家事代行ではなく、少しのお手伝いをしたり、寄り添ったりすることで、そこから先はご自身で外へ出て行かれる方もおられ、そのきっかけとなる機会であることを学びました。
ワークショップでは、まずグループごとに参加者が各1分で普段の活動紹介を行った後に、各グループ内で持ち寄った事例を出し合い、当事者と家族のニーズ、対応についての問題点や今後の課題、こんなサポートがあったらいいのになぁなどといった活発な意見を出し合い1枚の模造紙にまとめました。
10グループを代表して、北部と南部地域の2グループに発表していただきました。
参加者のみなさまが普段から感じていらっしゃる考えや、こんな支援ができたらいいのに、といった思いや葛藤が詰まった素晴らしいグループワークになりました。
南北に広い京都府ではありますが、お母さんと子どもさん、家庭に寄り添う気持ちは一つに、今後もみなさまの力が発揮でき、ますますご活躍できますように。
お一人お一人に実りのある共通研修となったかと思います。
以下、参加者のみなさまのアンケートより抜粋です。
・今後自分の活動にも取り入れていける内容ばかりでした。
・事例を自らあげてその支援方法を探るというプロセスがよかった(特に事例は今まで与えてもらっていたので)
・これまでの講座で学んだことを基にして事例をあげたり、それについて支援員ができることを考えたりできた。
・相手の話を聴き、ケア専門員さんと訪問支援員が一緒に話し合えたことがよかった。
・いろんな方とつながれたので、今の子育て中、産前産後の若いお母さんたちの現実が垣間見れた。
・多職種の方がそろわれていたので、自分にはなかった視点を知ることができた。
アンケートからは、みなさまのさらなる学習意欲と、お母さんたちに寄り添うためにそれらを現場で活かしたい強い気持ちが伝わってきました。
(文責: 岡野琴美)