5月23日お茶教室を開催しました。
5月は若葉が輝く季節となりました。 薫風~~
今年は例年と異なり早くに暑くなり、テレビでは熱中症の発症、また予防を呼びかけています。 気分転換をはかりましょう。
青楓
国宝 曜変天目茶碗は 建窯 中国南床時代(800年前) 世界に三碗しかありません。 青く輝く斑文は満天の星のよう 別世界へと誘ってくれます。
国宝 「曜変天目」 三碗同時期公開 このような機会はもうないでしょうね。 奈良国立博物館では6月9日までです。
①大徳寺 龍光院(初めて公開) ②大阪 藤田美術館 ③東京 静嘉堂文庫美術館
風炉の季節
5月の初め、立夏のころから、11月の初め、立冬のころまでの間、風炉に釜をかけて、風炉の点前を行います。
風炉の点前は茶の湯の基本となっています。 初風炉の時は道安風炉など大きめの風炉を使う。
暑い季節になれば火があまり見えない小さめの切合わせ風炉になる。 各月ごと道具組が変わってきます。
会館では思うようにできませんが・・・
5月17日 御寺泉涌寺献茶式 貞明皇后御祥忌法要 本堂で法要後 堀内宗完 宗匠が献茶をされました。
会記 拝服席 新立礼卓
会館での様子
風炉の点前はとてもシンプルです。 柄杓の扱い方。 ①湯を組むときの扱い ②水を汲むときの扱い ③切り柄杓 ④置き柄杓 ⑤引き柄杓(男子)
炉は柄杓を釜に伏せて置くことが多い。
お点前で服紗さばきと柄杓の扱いは特に目をひきます。 掛物 「結果来自然」 大徳寺 黄梅院 太源師
花入れ 籠 紫色=露草、 黄色=おうばい、白色=すいかずら Yさん宅の茶花を持参、そして活けて下さいます。
茶室の花はとても素敵です。花一輪は存在大で、なくてはならないものです。 香合=堆朱
薄茶点前
月一回のお稽古ですから、自分の思い通りのお点前が出来ない時もあるかも? 少しの復習と予習で成果が大ですね。
またお茶を楽しみながらすることは大切です。
お茶を始めたことがすごいことです。 利休百首の冒頭に、「その道に入らんと思う心こそ我身ながらの師匠なりけれ」 自発的に習ってみようという
気持ちがあれば、その人自身の心に、もうすでに立派な師匠できていると。
点前は反復すれば、覚えられます。 また狭い茶室での所作など茶道はとても合理的にできています。 点前、所作、道具など時代ものがたくさんあり
学びが深まります。 茶道は日本文化が終結されています。
お稽古して数回ですが、とても熱心に取り組まれています。しっかりとご自分の物にされています。
今からお茶を点てます。 お茶碗を拭いてお茶を入れ、水指の蓋を開けて、釜の湯を入れてお茶を点てます。
おしまいの茶筅すすぎ とてもステキです。
とても美味しい主菓子、干菓子、また薄茶・濃茶も美味しくいただきました。
皆さま美味しく、お茶を点てて下さいました。
月一回のお稽古です。 楽しみながらお点前し、お道具の扱いもいろいろとしていきましょう。
暑い時も、暑いお茶を飲んで、お茶は元気と癒しをくれます。
いつもブログをご覧くださりありがとうございます。
次回のお茶教室は6月27日13時からです。 ご参加くださいませ。
お茶教室担当 文責 伊藤正子