京都みどわいふ

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お茶教室 11月開催

2018年11月25日 | 助産師会個人事業

11月22日 お茶教室を開催しました。

 秋が深まり野山の木々が色づき、美しい紅葉がみられています。 

 この時季は献茶式が多くの神社やお寺で行われます。 格式の高い場所で、家元の献茶を拝見させていただき、身が引きしまる思いです。

 大覚寺の嵯峨菊  うつくしいの一言~

     

日吉大社(大津市坂本)の献茶  日吉茶園があります。 伝教大師 最澄(805年)が天台山より茶の種子を持ち帰り山麓のこの地に植えた。

我が国最古の茶園です。

表千家は昭和21年より献茶式をされています。 この日は紅葉も綺麗で清々しい秋の一日でした。

                      

 

 お茶教室

 映画 『日々是好日』 原作 森下典子氏は お茶を習い始めてからのご自分の変化を小説で表現した。 

 何もかもが不自由で、理不尽なきがした。 しかし徐々に 「あ~気持ちがいいー」 と変化していった。  

 お茶をして10年、20年経てお茶の向こう側に時おり、とてつもない広い自由が見えるようになった。

 雨も風も季節によって音が変わった。季節の変化を五感で味わう喜びがあった。   ~本文より~  

 お茶を通して人生訓的な、いろんな気づきを感じました。 日本人の心の深さに感動しました。

 

 短冊= 『紅葉満山川』(こうようさんがにみつる) 大徳寺 大慈院 戸田実山師  

 花= 神楽(かぐら)茶花での使用は蕾です。 咲けば大輪です。  香合=松笠(大樋長阿弥)

    

       

 

       

皆で席入り~~ まず扇子を膝前に置き入室し一礼。 掛物を一礼し拝見、 次に花入れと花と香合を拝見。 

 釜、炉縁、棚や水指など拝見して、席に着く。

薄茶の点前  風炉の名残から立冬のころから炉のなります。 炉は客に暖かさを届けます。 

 炉の点前は6か月振りです。 点前も炉縁(内縁)に斜めに座ります。客と近くなります。

 点前で茶筅とうしが始まったら、干菓子をとりいただきます。                       

 点前にも順序があります。  1つ1つを丁寧にお稽古することが大切です。  薄茶の点前がすべての基本です。

     棚は利休好みの木地丸卓です。                

                                                     

     

 稽古の最初は割稽古から始めて~~ 水屋のこと、運び点前の薄茶、棚もの使用、薄茶から濃茶へと進んでいきます。 

 何度も繰り返し点前をすると身体が覚えていく。  道とはそんなものでしょうね。

   

          

    

 

    濃茶の点前

 四方さばきで茶入れを拭く  真剣に道具と自分に向き合います。 茶碗に茶を入れてはきます。湯を2度に分けて入れて練ります。

 美味しい濃茶にするには、茶と湯の温度が大切です。 濃茶は香りよく、まったりして美味しいです。

      

  濃茶は先に主菓子を頂きお点前が始まります。

                

濃茶のいただき方。 正客は茶碗、出帛紗を取りに出て、次客に送る。頂く人は一礼する。 正客は左手に出帛紗を広げ上に茶碗を置く

亭主は正客が一口飲み、服加減を伺う。 お茶碗の口を懐紙で拭き、次客に送り、送り礼をする。

正客は亭主へ 「お茶銘」 「お詰」 を尋ねて、お服加減を話す。

今回から炉に変わりました。居前や道具の配置が違ってくる。 特に濃茶は中置き、中じまいあります。またお茶銘やお道具の事を尋ねる。

月一回のお稽古ですが、茶室での ”気づき” を感じ、 ”一期一会” の出会いを大切に!!

お香の香り、花、お菓子の味、お茶を飲み、道具等から五感を感じ、ご自分の変化を感じて頂きたく思っております。

日々の生活が楽しくなってくるでしょう。

 

  いつもグログをご覧くださりありがとうございます。

         次回は12月20日です。  皆さまご参加くださいませ。

                 お茶教室担当   文責 伊藤正子

 

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