
私は、大谷には外野を守ってほしいと常々言い続けてきた。
しかし、私の心配をよそに彼は”二刀流”という新規の世界で、異次元のパフォーマンスを発揮し続けている。事実、米メディアは早くも大谷を、シーズンMVPの候補の1人に上げる。
まるで”心配御無用”と言わんばかりのド派手な活躍だ。
そんな私の心配を察してかどうかは判らないが、大谷が夢に出て来てくれた。
”そんな心配は要らないよ。今シーズンは上手く乗り切れるさ”って、優しく囁いてる様な気がした。
大谷翔平が夢に出たのは、これで3度目である。1度目は「されど大谷、その11」で、2度目は「日本一のバッターは誰か?」。共に舞台はグラウンドだった。
しかし今回の夢の舞台は、東北地方のあるチャリティー会場だった。
大谷は、このイベントを楽しみにしていた。子供や少年球児がたくさん集まり、みな大谷翔平が姿を表すのを楽しみにしていた。
私はと言えば、このイベントを主催する関係者の1人だった。しかし、ある事情でこのチャリティーが中止になった。
私は早速、大谷に中止の知らせを告げた。
衝撃のスイング
彼は既に会場にいた。
私も慌てて会場へと向かった。
”悪いけど、主催者の都合で中止になった。この埋め合わせはいつか必ずするから、今日は堪忍な”
大谷はとても残念そうだった。
”ああぁ〜折角準備してたのに・・・子供と野球するのって、とても楽しいんですよ”
”俺も同じさ、君が子供とじゃれ合うのを楽しみにしてたんだ。ほんとに残念だよ”
すると彼は近くに置いてあった子供用のバットを手にし、ブーンとスィングする。大地が揺れ動くほどの衝撃だった。
”軽く振っただけで地響きがする。これがメジャー最強のスィングなのか”
私には、目の前の大男が神様に思えた。
大男はポツリと言い放つ。
”子供に戻りたいな。小ネズミみたいに白球を追いかけてた頃が懐かしいよ”
私は笑った。
”メジャーでも君は少年野球みたいに打って走って投げて、まるで子供そのものじゃないか”
彼はクビを振る。
”そういう意味じゃないよ。結果なんか気にせずに思い切り野球がやりたいんだ”
私は再び大笑いした。
”いやいや、今の君はのびのびと思う存分プレーしてるじゃないか。どんな球でも目一杯スィングしてるし、世界中の野球ファンは君の自由奔放なプレースタイルにゾッコンなんだよ”
大谷はようやく表情を崩した。
”そういう風に見えるんだろうね。でもやってる方は大変なんだよ、キツいとこどんどん責められるし”
私は少し真顔になった。
”それでも君はめげない。自分のスタイルを貫き通してるじゃないか。イチローだって松井だって、メジャーで生き残る為にはスタイルを変えたんだ。そこが目の肥えたアメリカのファンから高く評価されてんだよ”
彼は大きく背伸びした。
”そうかな?俺だって少しずつ微調整はしてるんだけど、イチローさんも松井さんもまだまだ遠い存在だよ”
今度は私がクビを振った。
”いや、それは違うな。君は既にイチローや松井の次元を超えてる。最初からその領域でプレーしてんだよ”
彼は話題を変えた。
”ちょっとバット振ってみてよ”
”俺がか?”
”うん、この子供用のバットでいいから”
私は大谷のマネをし、思い切りバットを振った。肩が抜けるかと思った。
大谷はただただ笑っていた。そして夢から覚めた。
夢から覚めて
私は夢の中でだが、大谷翔平と3度喋った事になる。
共通して言えるのは、ごく普通の野球好きの気さくな青年だという事だ。
私は大谷と夢の中でだが、ありきたりな世間話を含め、もっと色んな話をしたと思う。しかし、その全てを思い出せないのだ。
そして思ったのは、彼は私が思う以上に潜在能力が高いという事だ。
今のまま、怪我をせずに順調にシーズンを乗り切れば、どんな結果が待ち構えてるのだろう。想像するだけで胸がドキドキする。
確かに、イチローの3千本安打も凄い偉業だし、結果や数字というものは選手を評価する一応の基準にはなり得る。
しかし、プロスポーツとは”見てもらってナンボ”である。つまり、パフォーマンスが全てなのだ。
大谷に比べると、イチローも松井も数字に拘り過ぎるがあまり、”細く長く”のイメージが強い。勿論、イチローには偉大な実績が、松井には非凡なオーラがあったが、大谷のたった一振りにすら及ばない気がする。
それだけ今の大谷には、MLBの枠組みを超えそうな勢いを感じる。
MLBのオールスター投票が始まった。大谷翔平はDHでのポジションとなる。
多分このまま怪我なく6月を乗り切れば、オールスターファン投票で最多票を集めるのは確実だろうか。というのも、投打両方においてこれほど生産性が高い選手はベーブルース以来、現れていないのだから。
コロナ渦で揺れ動く東京五輪をあざ笑うかの様な大谷翔平の異次元の躍動だが、たとえ五輪が開催されなくとも、日本国民は彼から十分に勇気と希望と興奮をもらったのではないだろうか。
逆に怪我をすれば商品価値は下がるし、印象も悪くなる。品質とパフォーマンスは抜群だが耐久性に劣るとイチャモンがつく。
しかしイチローみたいに細く長くじゃインパクトに欠けるし、松井みたいにクラッチで誤魔化せば時間が経てば忘れ去られる。
夢に出てきて愚痴ってたように今が一番きついときで楽しいときかもしれません。
大谷も転んだサンのアドバイスを参考にしてるかもしれませんよ。
嬉しいじゃあーりませんか(^^)
言われる様に、怪我でもして野球人生の大半を棒に振るような事があれば、それこそアメリカの日本の損失です。
メディアも派手に煽るだけではなく、二刀流の危険性についても論じてほしいですね。
特に2つ目は明らかに”見せしめ”です。
でも自打球を右膝に当ててからの大谷は神がかりでした。100マイル近くの4シーム連発で相手を力でねじ伏せた。
ここ数試合スプリットに頼るような力感のない投球が続いてただけに、今回のような力感あふれるパフォーマンスを見せてくれると安心します。
6月も不安なくこのまま突っ走りそうだ。
夢の中の大谷の心配御無用の言葉はは本当だったんですよ。
まず4シームを見せ玉にし、スライダーとスプリットをそれぞれカウント玉と勝負玉にする。これによりフォアボールが極端に少なくなった。これが今シーズンの大谷の進化。
それに右膝に自打球を受けての100マイル。これには私もお手上げでした。
言われる通り、夢に出てきた大谷の言葉はホントだったんですね。あっぱれ!
予想通り、DH部門の大谷は52万票を集め堂々の1位です。両リーグトップはアリーグのゲレーロJrで約86万票を集めてます。
生産性で言えば大谷のほうが上なんですがね??
ベーブルースでもなし得なかった史上初の投打でオールスター出場という期待も大きく膨らんできました。
今日の18号でオールスターは当確でしょう。
でも先発出場するためには最終投票を突破する必要がありますが、彼ならやってくれるでしょう。
大谷さんが日本にいる時は、私はどちらかというと投手として見てました。
でも、メジャーであれだけ大きなあたりを打つ姿を見て、バッターとしてこんなに凄いとは…あっけにとられてます。
野球漫画の主人公すら超える才能ですなあ。
凄すぎる。
ケガだけが心配です。
こうなったら、選手寿命の面でも才能を見せてほしいです。
コロラドはボールがよく飛ぶんで、本塁打競争に出たら、凄いことになりそうです。
イチローも何度もオールスターに出場しましたが、松井も含め本塁打競争には出ませんでした。
ぜひ大谷には出場してもらって、パワーでもアメリカを牛耳ってほしいですね。
まさに電光石火の一撃。でもこれほどまでに活躍するとは思っても見ませんでした。
ただただ頭が下がります。
言われる通り、マンガを見てるみたいですよね。殆どのアメリカ人もそう思って見てますよ。
大谷には外野を守らせ、登板間隔をもっと空け、怪我をしないようにマッドン監督は日程を調整すべきですかね。
コメント有り難うです。
まるで転んだサンの夢に出てからあらゆる不安を払拭するかのように、とても安定した打撃になっています。
6月が一つの山場だと見てられたんですが、あっさりと超えそうですね。
今日の19号も少し泳ぎ気味でしたが、凄い飛距離でした。
夢って正夢もあるんですよね。そっちのほうも驚きです。
私の予想が外れました。
”心配せんでエエよ”って夢に出てきたんでしょうね。
それからは打棒全開で6月は3割超えてます。改めて私の予想を肥えたマンスターです。あっぱれ!
明日の先発も大いに期待できますね。