象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

借金大国の日本は、いつ崩壊する?

2018年01月05日 02時51分17秒 | ブログ系
 今の日本には、国と地方自治体を合わせた国の借金が1,093兆円があると言われてる。国民一人当たり867万円。4人家族なら三千万を優に超える。
 表面上の薄っぺらな平和と安全と豊かさの代償が、一千兆の借金と考えれば分かりやすいか。

 日本人は、金を借りてまでも、贅沢をしたがる民族に、何時から成り下ったのか。この事実が数字が金額が本当だとしたら、全く哀しい限りですね。

 あるブログを読んで、ヤッパリなと思った。"なぜ、日本は破綻しないのか。借金の額はうちよりも何倍もあるのに"という東欧のジャーナリストのコメントが印象的だ。全く、日本人の右上がりの安直で稚弱な経済成長神話は病的ですらある。成長する事は失う事でもあるのに。

 企業は増益増収で、バブル期以来の成長かの様にメディアは騒ぎ立てる。アベノミクスはチヤホヤと持て囃され、一億総活躍を掲げ、完全に妄想と幻想に浸り切ってる。全く、臭い物には蓋をするという農耕族の、タチの悪い美徳?は今も尚健在だ。

 専門家によれば、2020の東京五輪後が危ういとあるが、全く私も同感である。この"オリンピックの身代金"は、非常に高く付き過ぎるような気がしてならない。が、多くの日本人は二度目のオリンピックを手放しで歓迎してる様に思える。
 そういう私は、恥ずかしながら政治には全くの無知である。しかし、そんな者でも歴史から学ぶ事は出来る。歴史こそが未来を映し出す鏡なのだ。過去の経験やデータでは、妄想を映し出すのが精一杯であろうか。

 バブル期の詠歌なんて、一時の愚かな甘い記憶に過ぎない。バブル崩壊なんて、アメリカが仕掛けた罰ゲームに過ぎない。過去の数々の大震災もフクシマも苦い経験でしかない。完全復興を遂げる事なく、記憶から消し去られる運命なのか。

 経験から学ぶのは痛みだけである。過去のデータの表面だけをなぞり、自己満足に浸る。大半の日本人は愚かにも歴史に背を向け、思考をやめ、過去の甘い記憶に固執する。記憶はやがて曖昧になり、甘い幻想も消え失せる。追い詰められた国民は、再び全体主義に走るのか。

 経験は主観であり、曖昧な記憶でもあるが、歴史は客観であり、絶対でもある。経験ではなく、歴史から学ばない限り、日本は経済大国という幻想を抱いたまま、お行儀よく死滅するのか。
 
 年の初めなのに、不安な話題で失敬です。どうも真意を付いたブログには弱いのです。


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