象が転んだ

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ウィンストン•チャーチル”その9(終)”〜大英帝国の失墜とその復権、そしてチャーチルの悪の陰謀と原爆投下と〜

2019年04月27日 02時04分17秒 | 戦争・歴史ドキュメント

 クソったれ”難き”チャーチルも今日でお別れです。ここまで8回に渡り、チャーチルのデブ爺を扱き下ろしてきましたが。不思議と愛着が湧きませんな。

 多分、カルロス•ゴーンみたいな下等動物みたいな人相が気に食わんのですね。


 さてと前回”その8”は、英国で始動したチューブ•アロイズ計画から、米英のプルトニウム抽出の発見に至り、米国主導の原爆計画に発展し、広島長崎への原爆投下に至るまでを述べましたが。

 この原爆投下には、チャーチルの思惑がしっかりと詰まってんですね。トルーマンにもう少し”学”があったら、防げた筈なんですが。無能な筈のチャーチルの巧みな弁舌に押し切られてしまうんです。
 全く米英ソの国家間の思惑を超えた、チャーチルの悪の陰謀が最後の最後で炸裂した形となったか。

 ソ連がチャーチルの思惑にいち早く気付き、英国にスパイを送り、原爆開発の情報を盗んでた事は有名な逸話ですが。エニグマ解読の英国のチームにもソ連のスパイが紛れ混んでいて、エニグマ解読は途中で頓挫するんですが。
 スターリンは、チャーチルが思う以上に、狡猾で抜け目ない策略家だったんです。お陰で、戦後アメリカに次ぐ世界で2番目の核保有国となった。


チャーチルさえいなかったら

 事実、スターリンもルーズベルトも、チャーチルと大英帝国を鼻から馬鹿にしてました。うまく行けば、”大英帝国を消滅させる”為の第二次世界大戦になり得たかもでした。
 しかしチャーチルの悪の外交に、痺れを切らした日本は英国とアメリカに奇襲を掛けた。ルーズベルトが急死し、トルーマンに政権が移譲した事で、チャーチルの支配欲と戦闘欲に再び火が付き、屈辱と怒りの矛先を、ヒトラーやスターリンから日本に向けたんです。

 かつて大英帝国が植民地にしてた、東南アジアやインドでの敗北が余程堪えてたんでしょうか。
 以下で述べる、”ケベック協定”から‘ハイドパーク協定”に続く、チャーチルの一連の悪の陰謀は、ポツダム会談での日本への原爆投下を決定的にした。

 つまり、チャーチルの”デブ”さえいなかったら、広島長崎の悲劇は避けられた。トルーマンやヒトラー同様に、チャーチルも”学”がありませんでした。戦闘欲だけが頼りの無能な首相だったんです。

 何度も口酸っぱく言いますが、無能な指導者が大量破壊兵器を持ったら、どういう事になるか?今のトランプ政権や安倍政権、それに文政権やキム政権を見てると、実によく理解できますね。


チャーチルの悪の思惑

 1945年7月1日、チャーチルはケベック協定に基づき、”米国の日本への原爆投下”に著名した。
 また、1945年7月24日のポツダム会談では、ルーズベルトと日本への原爆使用を密約した。そこで前年の9月の”ハイドパーク協定”を持ち出し、”警告なしで原爆を使用すべきだ”とトルーマンに迫った。

 原爆投下を躊躇するトルーマンに、”日本は警告なしに真珠湾を攻撃し、多くの米国の若者を殺した”とチャーチルは迫り、ようやくトルーマンは原爆投下を決断したという。

 結果、トルーマンは翌25日、原爆投下指令を承認、投下命令が出された。その結果8月6日、人類史上初のウラン原爆が広島に、9日にはこれまた史上初のプルトニウム原爆が長崎に投下された。

 チャーチルは44年9月、ルーズベルトの別荘を訪れた際に結んだ”ハイドパーク協定”で、”原爆が完成すれば、おそらく日本に使用される”事で合意していた。
 結果、原爆完成後はドイツではなく、日本へ投下する事が米英で密約され、翌10月、米国は原爆投下の最終準備に入った。


チャーチルの腐った陰謀

 チャーチルが日本への原爆使用をトルーマンに迫ったのは、第二次大戦で失墜した英国の権威を、開発に関与した原爆使用で回復し、戦後、ソ連の膨張する勢力に対抗しようと考えてた為だと言える。
 もしチャーチルが原爆投下を容認させようとトルーマンを追い詰めなかったら、広島と長崎の悲劇を防げた。

 米英は、この原爆投下を”日本を無条件降伏させる為”と正当化してきた。しかし、米英は日本の外電を解読し、日本がソ連を介して、降伏の意志がある事を確認しており、ソ連参戦で日本が降伏する前に原爆を使用した事は明白だ。

 「ポツダム」の著者であるマイケル・ナイバーグ教授は、”原爆を、英国の全ての戦略的失敗を解決する神からの授かり物と考えたチャーチルは、原爆投下によって英国が失った大国の権威を回復しようとした”と指摘する。 


イギリスに明日はない?

 つまり、チャーチルは自らの大失態を、弱い立場の日本に全てを擦り付け、大英帝国の復権を掛け、アメリカと共に開発した原爆を投下した。しかし、まんまとソ連に核開発の機密情報を盗まれ、原爆の開発でも憎きスターリンに先を越されてしまうんです。

 チャーチルが日本に原爆を落とさせたこの事実は、結局、ソ連に何の影響を与えるでなく、逆に原爆製造の情報をタダで与えた。そして、その核のお陰で、ソ連は世界の軍事大国となった。
 それだけでなく、英国はアメリカからも嫌われ、孤立し、一小国に成り下がった。そして今、EUからも離脱しようとしてる。

 こういう事を言うと語弊に聞こえますが。今一番核を落とされるべき国は、北朝鮮でも中国でもなく、イギリスだと思う。そしてチャーチルの憎き亡霊を消し去る事だ。

 イギリスという支配欲の歴史で塗り潰された悪の国家に、明日はあるべきではない。
 


最後に

 このチャーチルの陰謀と支配欲いや破壊欲は議論を呼ぶどころか、世界中で非難の標的になるだろう。真のならず者国家としてのイギリス。

 原爆投下に関しては、”戦争ドキュメント”ブログでも述べたが。オッペンハイマーが提案し、チャーチルが強烈に後押しし、トルーマンを原爆投下の決断に向かわせたとも言える。
  
 全く書いてて腹が立つ。カーチス・ルメイも牟田口にも腹が立ったが、チャーチルの生涯衰えない支配欲が日本への原爆投下の布石になった事を思うと、”チャーチル、アンタは絶対に許さんぞ💢💢”という気持ちにもなる。

 まさに、国家間の思惑を超えたチャーチルの陰謀と策略、いや愚策とでも言おうか。

 以上、超長々と9回に渡り、チャーチルを愚痴っぽく糾弾してきましたが。世界の世論がチャーチルの愚策に向けられるべきだと私は考える。

 チャーチルから、サーの称号を引っ剥がし、ノーベル賞を剥奪し、ヒトラーと同じ”悪の象徴”に引き摺り下ろすべきだ。

 日本国民は、チャーチルさんアンタの愚行を一生忘れない。


 この話信じるか信じないかは、もちろんアナタ次第。



6 コメント

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憎きチャーチル (paulkuroneko )
2019-04-27 08:44:41
大英帝国の植民地政策とチャーチルの横暴は考えものですが。人によっては戦争も国家もそういうもんだろうって言う人も。

でも明らかに、やっちゃいけない事の領域を大きく越えてます。戦争には答えはないんです。無理に答えを出そうとしたのがチャーチルでしょうか。

チューブアロイズの真相が公開され、イギリスはチャーチルのイメージを払拭しようとその後に映画を作りました。

英雄伝にしては明らかに無理があったんですが。逆にチャーチルの悪名を高める事になったみたいで。

そしてこの映画を追うようにして、転んだサンが紹介したチューブアロイズの真相がNHKBSで特番として放送されたんです。

そのイギリスがEUから離脱というか、追い出される形となってるのは、歴史の皮肉ですか。



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paulさんへ (lemonwater2017)
2019-04-27 13:00:45
チューブアロイズの真相の公開が世界の世論を揺るがし、慌てたイギリスはチャーチルの英雄伝を映画にしたんですね。

だからミスマッチな印象が残ったんです。それに対し怒った日本が、BSでチューブアロイズの真相を特番で流した。

そして私がチャーチルの横暴をブログで紹介した。全くいい流れですかね。

これからも鋭い洞察を期待してます。
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チャーチルの陰謀 (hitman )
2019-04-28 15:39:55
映画では凄い英雄伝で迫力ある作品に写ったんですが、実像とは随分かけ離れてんですね。

史実があてにならないというのはよく耳にするんですが。機密情報が次々と明らかになると、歴史そのものが変わるんだな。そして新たな史実が生まれ、人は賢くなっていくんでしょうが。

結局、戦争と無能な独裁者は切り離せなく、大きな犠牲を生むんですよ。

読んでて虚しくも悔しくもなったね。書いてる転んだサンはもっと悔しかったろうな。
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hitmanさんへ (lemonwater2017)
2019-04-29 02:36:24
ドキュメント映画と言っても、殆ど作り話ですから、アテにはならないですね。逆に、チャーチルの粗を曝け出したというか。

大英帝国が小さい島国の英国に成り下がり、今ではEUを離脱し、離れ小島になりつつある。これも歴史なんですかな。

そうなった時、誰がチャーチルを思い出すんだろう。ひょっとして私だけかもしれない。

わざわざGWにコメント有難うです。
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憎きチャーチル (HooRoo)
2019-05-02 06:10:09
憎きチャーチルもとうとう終わったね。

転んだサン言うように、全くの下等動物だわ。挽き肉にして、ワニの餌にしてもいいくらいよ。

人間見た目じゃないというけど、あそこまで醜いと普通は誰でも引くんだけど。戦争ではみんな頭がおかしくなっちゃうのね。

戦争は万人を獣にし獣が支配する。チャーチルのような化け物が火に油を、いや放射能を撒き散らすのね。

転んだサン、お疲れさま。
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憎きチャーチル殿 (lemonwater2017)
2019-05-02 08:08:37
この化物には手を焼きましたわ。

ただのデブで無能ならまだしも、強欲と闘争心の塊で、その上劣等感の塊と来た。

もうこの時点で✘なんですがね。大英帝国の植民地政策も既に限界だったんです。一部のエリートは頭がいいのに、欲が混じっちゃうと化け物になるの典型かな。

これからもコメ宜しくです。
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