象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

たかがブログ、その13「その男、告発者につき」〜告発系ブログに明日はない?〜

2020年02月21日 07時42分23秒 | ブログ考

 たけし監督の映画で「その男、凶暴につき」というのがあった。
 犯罪者を追い詰める為には、暴力の行使も辞さない凶暴な刑事を描いた作品だが、ブログも真相を暴こうとやりすぎると、凶暴な色合いを帯びてくるのかもしれない。
 
 寄せられたコメントに、”スノーデンみたいに告白者の血脈を毎日披露してますね”とあった。
 なかなかいいフレーズだと思った。”告白者”という響きもなかなかのものだ。
 私の書くブログが、”告白⇒告発⇒逸脱⇒秀逸”と流れてくれれば、それこそが私の理想とするブログなのかもしれない。

 確かに、物事の真相を暴き、追い詰めるには、凶暴?なブログも必要なのかもしれない。日記系ネタも”告白”というある種の言葉の暴力かもしれない。故に、不特定多数の共感を幅広く呼ぶ。
 同じ様に、ドキュメント系ネタも”告発”というある種の言葉の凶暴さと狂言を秘めてはいる。故に、なかなか共感は得られないが、得体の知れない摩訶不思議な魅力を撒き散らす。

 私は”ひっくり返す”事が好きだ。日頃、当り前とか常識と思われてたものがある日突然、当り前ではなくなる。目が覚めたら、常識と非常識がひっくり返ってる。
 夢と現実の区別がつかない世界。そういう世界があったら、生きててどれだけ楽しいだろう?お金がなくとも超の付く貧乏でも充実した人生を送れそうな気もするが。いや、やはり金は必需品か
 しかし現実は、凝り固まったままの常識と腐った権力と、ありふれたルールと無機質な倫理
の上に成り立ってはいる。
 
 全ての物事には表と裏がある。コインのデザインを考えた人は天才だと思う。
 貨幣には美徳と悪徳がある事を大衆に知らしめる為に、表と裏のデザインを対照的にしたのであろうか。

 しかし、現実をひっくり返す事はコインを裏返す程には簡単じゃない。でも、告発する事で権力や法をひっくり返す事は不可能じゃない。故に、告発は凶暴な言葉のツールなのだ。
 その凶暴さが故に、まともに告発しようとすると殆どは潰される。
 しかし、不特定多数に繁殖するSNS上で”告発”の流れを慢性的に作れば、最初はフェイクやヘイトや皮肉にしか受け取らなかったブログも何とか理解してくれる様になるかもだ。
 ”狭義の屁理屈”とバカにされる記事も”視点を変えた実像”となる。

 先日も天才とエリートについて書いたが、東大卒という視点でエリートを捉えると、”東大=天才”という単純な図式となる。
 これを受験マシーンという視点で見れば、”東大=哀れな製造物”となる。天才だってバカから見れば、”バカと天才は紙一重”となる。

 今日はもう時間がないのでこれで終りです。 



2 コメント

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その男、凶暴妻にボッタクラレ (コロちゃんマン)
2020-02-21 10:37:08
͡「お前、告ったな~」
「私は、コレで会社を首になりました」
内部告発は、そりなりの覚悟が必要

昨日、政府・厚労省の稚拙で杜撰極まりないコロナ対応をSNSを使い批判した神戸大岩田教授によるクルーズ船内の正しく内部告発

その後、直ぐに岩田教授の動画削除

そして、岩田先生の削除会見コメント

やはり「最後はカネメ」

大学追放されてメシ食えなくなったら
凶暴妻から告られるもんね~

「この家から出てケ~」って

だから岩田が直ぐにコロんだ

転んでしまった

「沈黙」してしまった

キチジロー~や
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コロちゃんマンさん (象が転んだ)
2020-02-21 11:05:32
女性は現実に生きるからひょっとしたら政治家向きですか。

今回の政府の無能な対応には、全てお金が絡んでますね。安倍がバラ巻いたから国庫にはもう金が無い。国債を発行するにも札を刷るにも既に限界に来てる。
結局お金がないから何も出来ませーんという事なんです。

”この女、凶暴妻につき”という映画を見てみたい。
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