日産GTRとR32スカイラインGTRは全く別物だと思う。ゴーン氏よ、スカイラインを舐めるんじゃない。アンタはスカイラインを潰した、いやGTRとスカイラインを分離した時点でアウトなんだ。
私の田舎でもごく稀に、R32GTRを見かける様になった。何だか30年前にタイムスリップした様にも思えるが、それでいて全く色褪せてはいなのだ。いやむしろ、時代の最先端を走るスポーツカーに見えてしまうのは何故だろう。
あの頃のスカイラインは、クーペもセダンも味付けが変わらなかった。庶民が楽しめるスポーツカーでもあり、パーソナルカーでもあった。別格のR32GTRがモンスターマシンとして登場しても、”スカイライン”であり続けた。
事実、GTRという冠は、ルマンでR33GTRを圧倒したマクラレンGTRに取って代わった。今では、GTRブランドだけが独り歩きし、庶民の全く手が届かない”孤独な化け物”に成り果てた。
今更、GTRブランドに何の魅力があるのか?それよりも”スカイライン”を復活させて欲しいと思うのは私だけか。
ところで、R32スカイラインGTRの魅力とは?
以下、”Auto Mas Web”での山本晋也氏のコラム”過去の存在とはならない優れたポテンシャル”を抜粋です。
1989年〜94年まで生産された日産スカイラインGT-R(BNR32型)の中古車価格が高止まりしている。事故歴ありで走行距離不明との悪条件でも200万円を下回る事は滅多にない。
30年前に生まれたクルマが、こまで高く評価されている理由はなぜか。
1つには北米でのニーズが高まってる事。いわゆる”25年ルール”と言われるもので、製造から25年を経た車はクラシックカー扱いとなり、原則右ハンドルが禁止のアメリカでも堂々と乗れると。
”日本の”スポーツカーだったR32型スカイラインGT-Rの評価は未だに欧米でも高い。直6ツインターボを搭載した第二世代マシン”R32”の人気はアメリカでも特に高く、日本の中古車市場から太平洋を渡っていく。
こうしたアメリカのニーズが中古価格の高止まりに大いに影響してる。
日本国内向けの右ハンドル仕様のみのBNR32の総生産台数は4万3943台。プレミア価格がつくには微妙な台数だ。日本を代表するクラシックカーのトヨタ2000GTは総生産台数が330台余り。
故に、“億“を超える価格がつくクラシックカーでもあるが、BNR32に“希少性“はない。しかし、スカイラインGT-Rはクラシックカーでもあり、そうでもない魅力があると。
第二世代GT-Rに搭載されるエンジン”RB26DETT”は、ノーマルで400馬力以上、チューニング次第では1000馬力を超える。
つまり、アメリカではクラシックカー扱いとなる、この30年前のモンスターマシンは、現役のスポーツカーとしても十分に通用する。
それはスカイラインGT-Rの出自が、”グループA”での勝利を開発目標としていたからだ。レギュレーションを吟味した結果としての4WDであり、エンジン排気量が決定された。さらに実戦経験を積み上げる事で、勝つ為のモンスターに進化した。
チューニング次第で最新モデルをリードする実力を持つと称されるBNR32型スカイラインGT-R。デビューから30年、内に秘めたパフォーマンスは全く色あせていない。歴史に残る名車でありながら、過去の存在とかけ離れた優れたポテンシャルが、その価値を高め続けている。
スカイラインR32の復活と日産の復活と。
しかしコメントにもある様に、日本市場から”元祖”GTRが消えいくのは寂しい気もする。R32スカイラインGTRは日本の日本による日本の為の車であった筈。サラリーマンが少し背伸びすれば、何とか買えたスポーツカーだった筈だ。
欧米では未だに高い評価を得てるとあるが、ごくごく当然の事である。市販車ベースでこのR32スカイラインGTRを超えるのは、今までもこれからも見当たらない気がする。
それは、久しぶりに”元祖”GTRと遭遇した時に確信した。死ぬまでに一度は、このGTRのハンドルを握ってみたいと思うのは、私の世代だけだろうか。
ゴーンを追い出した日産は、スカイラインR32を復活させるべきだ。車両デザインやサイズはそのままに、ボディ剛性を高め、直6ハイブリッドモンスターに生まれ変わるべきだ。
GTRの復活ではなく、スカイラインの復活こそが日産の復活だと思うのだが。いやそうでもないか。
ゴーン氏はGTRを持ち上げすぎた。スカイラインを蹴落とした訳でもないんですが。トヨタのクラウンみたいな味付けにしましたが。とても悲しかった。
でも日産は復活するのかね。もう無理みたいだけど。
2500だったらもっと自在に走ったでしょうが。2000ccで1260kgというサイズは今では考えられませんかね。ノートが1500で1060kgですから。
でもローンがキツくて後悔もしてますが。いい車だった事には変わりないですね。
経営陣は腐ってても
開発陣は腐ってなかったんです。
ゴーンには開発現場と製造現場の違いが
理解できなかったんだろうか?
実質、現場の事は全くだったと思います。
ゴーンにとってお金だけが全てだったんです。こういうのが上に立つとどうにもならんですね。