「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)らが手を染めた闇営業問題を巡り、今も芸能界で激論が交わされている。
そんな中、かつて吉本興業の看板芸人だった上岡龍太郎氏(77)の“金言”だ。名言や格言ではなく金言。そこに上岡氏の芸人としての誇りと凄みを感じた。
総スカン状態の宮迫に、いや全ての芸能人に聞かせたいのが、上岡さんのこの“金言”だ。以下、約30年前に放送された「鶴瓶上岡パペポTV」で上岡さんが語ったものだ。
上岡龍太郎の格言
”芸人ってのは落ちこぼれです。社会のはみ出し者。アウトロー、いわば暴力団と一緒です。やから、我々芸人とヤクザは一緒。芸人とヤクザが癒着したらアカン言うけどウソ。根が一緒だから癒着も何もない、元々同じタイプの人間やからね”
更に続ける。
”できるだけラクしたい、皆と一緒の事はしたくない。それでいてチヤホヤしてほしいし、お金はようけもらいたい。殆どこういう考えの人間が、芸人かヤクザになるんですね。ただ向こうは腕が達者で、こっちは口が達者だったっていうだけの話”
”芸人=社会のはみ出し者”という概念は大事だ。時代の移り変わりと共に、売れっ子芸人の中には、”選ばれし者”と勘違いする者が増えてきた。宮迫も、売れて調子に乗った部分はあったと思う。そうした奢りが、こうした不祥事に繋がってくる(前出お笑い関係者)。
以上、YahooNEWSの東スポWEBから抜粋でした。
芸能人は社会の沈殿物?それとも廃棄物?
私は自らのブログで、”AKBはクズ肉の寄せ集め”と書いた。しかし、30年も前に全く同じ事を上岡龍太郎氏が言ってたのだ。何という驚きと偶然だろうか。日本にも私と同じ様に考える人はいるもんだ。
悪い事をした連中を責めるのは、バカでも出来る。しかし、悪い事を仕出かす仕組みを解析するのは、バカではまず出来ない。
勿論、宮迫は責められるべきだ。最悪クビになっても仕方がないとは思う。
しかし上岡氏が言った様に、芸能界は暴力団に支えられ、大きく繁殖した歴史と事実がある。力道山や美空ひばりはその代表的な例だろう。勿論、本人の能力や努力も重要だが、彼ら芸能人を守り、支えてきたのは、紛れもなくヤクザである。
戦後、朝鮮や台湾の武装勢力から日本人を守ったのも、日本のヤクザだった。GHQから武装を制限された警察は、ヤクザと手を組む事で警察権力を拡大し、戦後の焼け野原の日本を死守したのだ。
”命を救った”という定義で見つめれば、当時のヤクザは警察よりも”上”だったのだ。勿論、当時は芸能人など、ヤクザの下僕に過ぎなかった筈だ。
故に今更、そういった”黒い繋がり”を酷評&非難されても、コレばかりはどうしようもない。ヤクザに失礼じゃないか!って事になる。
所詮、芸能界とはそんな世界なのだ。娼婦やAVや、場末の萎れたヤクザの世界と次元的には一緒なのだ。ただクロに近いグレーかの違いだけだろう。職場でもブラック企業はゴマンと存在する。一流企業でも、中身や実態はブラックに近い。
勿論、彼らからすれば、”芸人と一緒にするな!俺たちは体を張ってんだぞ”って怒られそうだが。
つまり、私達が生きてる世界も”グレー”なのだ。
野茂もイチローも王さんも同じ人種?
かつて、メジャーのパイオニア野茂が言い放った。”私達メジャーリーガーは選ばれた民なんです”と。
しかし誤解なく言わせてもらうと、”メジャーが特別だと思ってるのは、メジャーリーガーだけ”なのだ。そういう事にメジャーリーガーは全く気付いてない。宮迫みたいな”奢り”という名の勘違いは、プロスポーツ界でも広く蔓延ってる。
かの世界のイチローだって、NYYにトレードされた時、捨てられの身ながら、当初は”ヤンキースは特別なチーム”と自慢げに語った。そしてイチローは、すぐに捨てられた。
つまり、ヤンキースを特別だと思ってたのはイチローだけなのだ。そう言えば、松井も同じ様な事を言ってましたな。
”NYが好き、ヤンキースが好き”と松井が必死に叫んでも、NYはヤンキースは、松井を見捨てた。
この事は、V9時代の読売巨人軍にも当てはまる。彼らだって、自らのチームは特別で偉大だと勘違いしてた筈だ。しかし周りから見れば、”所詮、八百長だろう”って事になる。
王さんの868本の世界記録も、実は王さんだけが”特別な記録だ”と思ってるだけなのかもしれない。多くの日本人にとっては単なる”アジア記録”に過ぎない。
国民栄誉賞クラスのメジャーリーガーやスーパースターですら、そんな初歩的な勘違いをするんだから、芸能人が驕り高ぶるのは責められない。
稼ぎが億を超え、美人モデルと結婚し、超高級のマンションに居を構えれば、誰だって”自分は特別だ”と思うだろう。
繁華街を歩けば、クラブのオネーにチヤホヤされ、大枚を叩き、一夜を共にする。故に、芸能人になって有名になるというのは、一番の近道で安直な”ジャパニーズドリーム”なのかもだ。
そんな”底辺”の人種が勘違いを起こした所で、こればかりはどうしようもない。仕組みがそうなってるんだから。ヤクザと警察、政治家と賄賂、売春と薬物を切り離す事が100%不可能なように。
アイドルやイケメン系芸能人は、非常に貧しい環境で育てられた人種が多い。その殆どは、勉学とか、ごく普通の家庭生活とは無縁だ。彼らに比べたら、お笑い芸人なんかずっといい方で、下積みが長い分キャリアも長いし、彼らに比べ、知能も高いし、知識も豊富だ。
彼らお笑い芸人は、歳を食ってから成功し遊ぶ為に、トラブルも深刻なんですが。”いい歳して大人げない”とか、大げさに非難されるのもその為だろうか。
芸能人のリサイクルシステムの崩壊?
あるヤクザコミックで、”俺らは社会の沈殿物よ、裏社会で体を張って生きていくしかナインよ”って一人のチンピラが語ってたのを思い出す。
結局、芸能人という人種は、”社会の落ちこぼれ”、つまり社会の沈殿物で定義された空間の中でしか生きられない。勿論例外もいるが、極々少数だ。
でも芸能人に比べたら芸人の方がずっと恵まれた、選ばれし民だとは思うが。
貧しい環境の中で生まれ育ち、運良く芸人として生き延びたとしても、芸能界という奇怪な環境の中でリサイクルされ、再び”落ちこぼれ”という名の社会の廃棄物いや沈殿物として、淘汰されるのだろうか。
今回、宮迫の不祥事は、こうした”芸人の負のリサイクル””沈殿物”として生まれ育ち、”廃棄物”として処理される。これを芸能人のリサイクルシステムと言えようか。
今、プラスチックゴミが環境汚染の大きな問題になってる。同じ様に、なりつある。
しかし、”廃棄物”として処理するにも、芸能人は燃やす事も分解する事も出来ない。謹慎処分で誤魔化しても、腐った廃棄物は悪臭を漂わせながら、復活し、お茶の前を濁す。
そして再び、沈殿物となり、ゴミ箱に捨てられる事もなく、路上に放置されるのか?
昔の吉本は大好きでしたが、今の吉本は明らかに手を広げ過ぎですね。黒い繋がりが出来ても不思議はないです。
ま、上層部の連中はそういう事は解りきってた事でしょうが。
でも、宮迫に関しては謹慎処分だけで済みそうな気がします。
これも政治家の汚職に比べたら、微々たるもんかもです。
お笑いも腐敗すれば、それに群がる人種も腐敗するんだな。最近の吉本も全く緊張感ないですもんね。ダウンタウンにしかり、まるで地下に潜ったかのように地味になった気がする。
しかし、それに反するかのように地方芸人が元気なような気もですが、どこまで続くんだか。タモリは半引退状態で、サンマはひたすらトークでお茶を濁すもんね。とんねるずはスポーツ系オンリーだし。こういう一寸した騒動でお笑い界が消滅するとしたら?
な~んちゃってね😨
あれだけ舞い上がったお笑いブームが全く弾けちゃいました。80年代はバブル期だったんですね。
闇営業も吉本の苦肉の策だったのかもです。ある意味お笑いも落ちた所まで堕ちた。という事ですかね。