今日も、NHKBS”戦後70年”アーカイブの話題です。連日の様にこの”殺人鬼カーチス•ルメイ”にアクセ頂いて有難うです。殺戮の規模が大き過ぎて、メンチな日本人は圧倒されそうですが。冷静に怒りを込めて、この狂気の殺人鬼を裁きましょう。
今日はカーチス・ルメイ個人に光を当て、次回の”カーチス•ルメイ、その2”では、彼を殺人鬼に追いやった背景や取り巻きについてに書きたいと思います。
なぜ?日本は焼き尽くされたか?
”膨大な予算のB29開発、米軍陸海空の対立と屈辱、追い詰められた空軍幹部”とのサブタイトルが実に痛ましい。
1945年、アメリカの敗色濃厚な日本の都市部への無差別爆撃は、僅かな期間で40万人もの犠牲者を出した。
なぜ日本は焼き尽くさねばならなかったのか?
米軍内の施設で発見された、当時の空軍幹部246人の肉声テープを元に、真相を探る。
”過激な事をやろうとした”と、東京大空襲を計画•実行したカーチス・ルメイは語った。
”一番の目的は、人口の中心を破壊する事だった”と同じ将軍のバーニー•ガイルズは語った。
そしてアメリカ空軍が、日本爆撃の為に莫大な予算を投じた、ジュラルミン製の次世代爆撃機が、あの”B29”だ。
強力な航空兵器をめぐる、陸・海軍とのかけ引き。アメリカ軍内の激しい対立と空軍幹部の野望。互いの利権と強欲が大量虐殺に結びついた。
当初、日本へのB29による焼夷弾爆撃は、米陸軍航空部隊のアーノルド大将が空軍独立の野望を果たす為、航空機のみで日本を完全に破壊できる事を示す為だった。
しかし、ハンセル准将に託したその野望は、直ぐに失意と変わる。高高度爆撃と昼間爆撃では、命中精度が悪く、敵対空砲の犠牲にもなった。
結果を急いだ”殺人鬼”ルメイの野望
ハンセルを引き継いだ、典型の”叩き上げ型将軍”のカーチス・ルメイは結果を急いだ。トルーマンにケツを叩かれ、失敗を極端に恐れた。アーノルドに激を飛ばされ、その掃き溜めは日本への怒りと復讐に向けられた。
“鉄のロバ”と恐れられたルメイは、低高度と夜間攻撃に変更する事で、僅か3時間弱で東京を10万の民を丸焦げにした。
戦後、この”殺人鬼”ルメイは、”我々は東京を焼いた時、沢山の女や子どもを殺したのを知っていた。やらなければならなかったのだ。我々の所業の道徳性について憂慮するなんて―ふざけるな”と語ってる。全くこんな大バカでも空軍大将になれるのだ。
この焦土化作戦は、地方の中小都市までもが対象となった。これらの空襲は日本国民を震え上がらせ、日本側から”鬼畜ルメイ”や”皆殺しのルメイ”と渾名された程だ。
戦後ルメイは、”日本爆撃に道徳的な考慮は影響したか?”と質問された。
彼は、はっきりと言い放った。
”当時日本人を殺す事に対して悩みはしなかった。私が頭を悩ませていたのは戦争を終わらせる事。もし戦争に敗れていたら私は戦争犯罪人として裁かれていた。幸運にも我々は勝者になった。勿論答えはイエスだ。軍人は誰でも自分の行為の道徳的側面を多少は考えるものだが、戦争は全て道徳に反するものさ”と。
因みに、朝鮮戦争でもルメイは、”朝鮮の北でも南でも全ての都市を炎上させた。我々は100万以上の民間人を殺し、数百万人以上を家から追い払った”と豪語してる。
全く、無能と無知とバカは叩いても治らんな。戦争に共通するのは、この3つの単語。戦争は、無能な幹部を作り上げ、その無能な幹部がアホな頭と狂気で殺戮計画を練り上げ、実行に移す。
そこに道徳も良心の欠片もない。あるのは、自らの出世欲と無能という凶器と狂気だけである。
無差別大量殺戮計画の真相とは?
アメリカは、自らの大量無差別殺戮を全て敗戦国の責任に転嫁してきた。それは今も変わらない。
軍幹部の凶暴性が、英雄伝にすり変えられてしまう仕組みは、日本もアメリカも北朝鮮もほとんど変わらない。
空軍の存続の為の、違法な民間人地域への無差別攻撃。”原爆投下よりも焼夷弾投下の方がより違法だ”という専門家もいるし、単なるテロ行為だという声も多い。
ピンポイント爆撃の不成功から焼夷弾攻撃、そして原子爆弾への流れと、アメリカ軍部内における空軍の独立の流れは出来過ぎの感もある。
しかし、お陰で空軍はその威力をトルーマンに見せ付け、1947年に念願の独立を果たす。
しかし悲しいかな、これ以降の戦争は制空権の支配が主流になる。悲劇は人為的な理由で引き起こされ、非人道的な殺戮は繰り返される。
最近明らかになった、ガス爆弾による1400万人もの民間人殺害計画。これこそが日本に対するアメリカの本音であり、本性である。
そして、これこそが無差別爆撃の裏に隠された真相である。ガス室で大量殺戮を行ったナチス以上の蛮行だ。
アメリカは日本から何を学んだのか?
この番組の主役であり、太平洋戦争の英雄でもある、アーノルドやルメイは、トルーマンと並ぶ超の付くA級戦犯である。
彼らに共通するのは、”無能で無知”という事。民間人に、女性や子供に犠牲が出ると判っていながら、自らの名誉欲だけの為に、大量殺戮を計画し、実行した。贔屓目に言っても、シリアスキラーよりもエゲツない。
麻原もゲスだが、彼らはもっともっとゲスだ。彼らの遺族に責任をとって欲しいもんだ。
”銃を先に抜かせて撃ち殺すのは正義だというカウボーイ正義がいかに欺瞞か、米国民は未だに気付いていない”と、あるコメントにもある。アメリカにとって、未だに原爆投下と無差別爆撃は、違法な大量殺戮ではなく、英雄伝として受け継がれてるのだ。
NYタイムスは、日本の”丸焦げ”の様子を伝え、”焼夷弾攻撃が非人道的だから原爆に切り替えた”と非難した。ミッチェル→アーノルド→ルメイと引き継がれた.無差別爆撃の思想と毒ガス計画はウソをつかない。
空からの攻撃は、空軍将校たちが予想した通り、その後の戦争の主役となった。市民の犠牲に対し、軍事目的だったとの釈明が繰り返されてきた。
そして今、改めて都市爆撃への正当性を問う声が、世界中からあがっている。世界はアメリカは、日本から何を学んだのか?
何も学んじゃいないとは絶対に言わせない。
そして、70年前の戦争は今も世界に問いかけ、怒りの炎は未だ燻り続けている。
> アメリカは、自らの大量無差別殺戮を、全て敗戦国の責任に転嫁してきた。それは今も変わらない。
よく考えてみれば、なぜ罪もない民間人が殺されなければならなかったか。
現代の考え方からすれば、この殺戮をした人達は死刑に処せられても仕方ない?
英雄なんてどんでもない。
トルーマンにしても、牟田口にしても、ルメイにしても、明らかに計画的大量殺戮罪で、死刑よりも100倍厳しい処罰が必要ですね。ホント、彼らの遺族にも責任を取って貰いたいもんです。
私が言いたいのは、どんな状況に置かれようと、命というものは一番に尊重されるべきで。結局、現代における戦争というのは、怒りや恨みを生むだけの無能で無策な”逃げの手段”に過ぎないか。
トルーマンに関しては、原爆投下の決断を下しながら、承諾のサインをしてないのが、今になって問題になってる。これだけでも立派な戦争犯罪だろうに。
東京大空襲も広島原爆投下も規模としてはそんなに変わらない。10万と14万。この無差別爆撃を正当化するための原子爆弾投下と言われてるのも頷けます。
それに空軍を独立させるための無差別爆撃でもあったんですね。陸軍が腐ってれば空軍も腐ってたんです。この腐りきった米軍がアメリカが、世界の富を独占するために、世界中に戦争の火種を振りまいたんです。
そう考えると、最初からアメリカには自由も夢もなかったんですよ。新大陸という幻想だけです。世界中の核をアメリカに落としたら、そういう時代がくるかもしれません。今のままのアメリカだと。アメリカファーストではなく、アメリカファックですかね。
でも、今のアメリカは、日本よりも希望がない様にも思えますが。
死者の数で言えば、牟田口が7万五千、このルメイ東京空爆だけで10万でしたね。トルーマンの原爆はもっと多かったんですが。
全くコイツ等は人間のクズですね。殺人期の中でも最悪の大量殺戮マシーンです。またこれだけの多くの市民を殺しながら、戦後も英雄としてノホホンとしていられるという現実。これこそが戦争の大きな罪だと思うんです。
もっと日本のメディアはこういう戦争の真の犯罪者について報道すべきですし、トランプのバカが真珠湾を忘れないと言ったが、規模が違いすぎます。阿部も言い返せばいいんですよ、ルメイとトルーマンを世界は忘れないと。
tokoさん言うように、”アメリカは真珠湾を忘れないかもしれないが、トルーマンを世界は忘れない”と言い返すべきです。どちらが凶悪犯罪かは、一目瞭然ですかね。
大国だからって何しても許されるって奴
だから大国での大量殺戮はなくならない。身内をいくら殺しても何も感じないんだから
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