可憐な飛翔と脆くも鬼気迫る優雅な舞いで
子孫を残す相手を探す為だけに
何も食わずに､僅か1週間の限られた命を使い果たす。
”完全変態昆虫”と呼ばれる特徴を持つ蛾(が)が纏う妖艶な薄絹のドレスには､そういう悲しい秘密が隠されていた。
りくすけサンの記事から一部引用させて頂いたが､まるで美しい詩の様な記事で､Blogを読んで感動したのは初めてだろうか(多分)。
オオミズアオ(イラスト)の様に舞ってみろとは言わないが､(安倍氏も含め)今の政治家に､この潔さの僅か1滴でも与えてやりたいもんだ。
安倍元首相の国葬が決まった。
偉業という意味で言えば､オオミズアオの様な生き様をこそ偉業と呼ぶのだろうが。それに比べれば､安倍政権の8年間は疑惑と不正に塗れた”粗悪な舞い”であったと言えなくもない。
功績という意味で言えば､外国にバラ撒き続けた”60兆円の損失”と国民に説明するべきではないか。それも国際貢献とは程遠い､ゼネコンとの(安倍氏お得意の)癒着である。
そんな故安倍元首相だが､外国の要人たちには(評価はともかくも)評判だけはいい。
事実､(おめでたくも)タイム誌の表紙を飾った。モノクロの写真だが(赤い枠組が故に)､私には暗黒時代の偽善者にしか見えない。
今回の国葬に関しては､法的根拠や客観的な評価の説明もない。あるのは海外に無駄にバラ撒いた血税と､未だに燻り続ける巨悪と疑惑の塊だけである。
自民党の権限だけで(血税を食い潰す)国葬を強引に決めるのは､如何なもんだろう。
これこそが(岸田首相的に言えば)野蛮な蛮行であり､民主主義への国民への冒涜であると言えなくもない。
国葬に参加する外国の要人たちには､故安倍元首相が海外にバラまいた血税の半分でも香典(いや国庫金)として返して欲しいもんだ。本当に評価してるのなら､それくらいはやって欲しいのだが。
そこでもう一度､りくすけサンの記事に戻る。
オオミズアオは”完全変態昆虫”と呼ばれる蛾で､幼虫と成虫が別物かと思える程に違う。これこそが彼らの生存戦略で､幼虫がイモムシの形なのは､大量に餌を食べ､栄養を蓄えるのに特化してるからだという。
やがてサナギの中で体を溶かし､成虫体を構築。この(別物に)”生まれ変わる”変化は神秘的にすら感じる。更に(驚く事に)､オオミズアオの成虫には(食べる為の)口がない。
これを悪徳政治家に置き換えると､その仕組みの見通しが明るくなる。
政治家になる前は外面を穏やかに柔和にし､票を集めるに特化した爽やかな風貌を作り上げる。やがて政界の頂点に立つと､血税と賄賂を大量に食い潰し､金と権力を蓄えるに特化した偽善者に変化する。
つまり､巨悪をも飲み込む大きなガマ口がある為に､どんな不正も改ざん&捏造し､お腹の中で消化する。
更に､最高位の勲章と国葬でパッケージングすれば､”世界のアベ”の出来上がりである。まるで､3分クッキングでもここまで単純じゃないだろう(多分)。
これを”完全変態政治屋”といったらオオミズアオに失礼だろうか？
今秋に行われる筈の国葬だが､第7波のコロナ渦がすぐそこまで迫ってきている。
これも(タイミング的に)出来過ぎの感もあるが､コロナが政界の巨悪を浄化してくれるのであれば､我々はこの未知のウイルスに感謝すべきなのかもしれない。
結果は言わずもかなである。
そして今､日本人は同じ過ちを再び繰り返そうとしている。つまり､巨悪を神格化させ､暴走する自民党が進む先は､最悪のケースが待ち構えてる様に思える。
”偽善者の国葬”という不可解な果実をかじってしまった日本と国民に､後戻りは許されるのだろうか・・・
私からすれば､故安倍氏の国葬に賛成する国民の気持ちが測りかねる。
そのまま大人しくしてれば､ひょっとしたら不正や疑惑が暴かれずに済んだものを
勲章を授与したり､国葬を決定したりするから､安倍氏に対し中立にあった国民も何か勘づいてしまう。
その上､タイム誌も持ち上げる。
ノーベル平和賞では戦争犯罪者が受賞するケースが目立つけど､彼ら彼女らの大半が世界で評価されても国内では犯罪者扱いだ。
国葬の件では日本列島が真っ二つに分かれてそうだけど､惨劇から1週間も経たない政府の早すぎる決断に､SNS上では疑問の声が上がった。
戦後は元首相の国葬は行われなくなったから､自民党は人気取りに安倍氏の神格化を利用しているとの声もあるけど
当分は日本もロッキード事件の時のように賛否両論が渦巻くだろう。
阿部さんは、私には蛾に負けず劣らずの存在です。
長く首相の座にしがみ付いていましたので、数多く海外にも足を運びましたが。あのばら撒いたお金は回収していません！
ばら撒きは60兆円ですか‼︎ 驚きです。
困っている若者や、子供たち、老人に使って欲しかった。
暴漢に命を奪われたのですが、政治的理念から山上は襲ったわけではありません。
家族をメチャメチャにされた統一教会の、片棒を担いでいたと思ったからです。
その点を追求してほしいですね！
死してもなお忖度をさせる阿部さん、国葬なんてとんでもないです！(また莫大なお金が…！)
ああ、尊い血税、日本国民のために使ってほしい‼️
拙ブログが貴方様の琴線に触れ、
創作の刺激になったのなら、
大変嬉しく思います。
拙ブログへ頂いたコメントの返信を兼ね
コメント致します。
安倍氏の「国葬」。
国費を使い、国を挙げて葬儀を行うとは
僕も驚きました。
と、同時に気が付いた事があります。
今回の銃撃事件で自分の心に巣食った不穏な感情の正体は---
「衝撃的な死によって亡くなった故人が、神格化されてゆく現実」と
「それを手放しで肯定する大衆」を不気味に思うから---
なのかもしれません。
では、また。
それが今度は国葬です。少なくとも10億は掛かるでしょうね。
安倍も安倍ですが､自民党も本質的に腐ってしまいましたね。
岸田首相の言葉を聞いてると､全く悲しい限りです。
安倍がもたらした日本沈没とは､こういう事だったんですかね。
だから脅しに弱すぎるし､煽て上げられると金を出す。故に､窮地に追い込まれると仮病を使って政権を放り出す。昔ならそれだけで終身刑ですよね。
安倍に疑惑や忖度や改ざんが､死してもなお付き纏うのも頷けます。
こんなバカに日本は国葬ですよ。日本人の民度の低さが伺いしれます。
まさに､猫に小判､ブタに真珠､”安倍にも国葬”です。
欧米メディアも安倍の無能さには気付いてる筈ですが､あれだけ大金をバラ撒いてくれたら､どんなバカでも神様仏様なんですかね。
欧米人は腹の底から不思議な島国の日本を大笑いですよ(多分)。
例えば英国のジョンソン首相なんて､コロナ渦の最中にパーティで食事をしただけでクビですよ。
英国民の政治家に望むものが､日本とは雲泥の差なんですよね。
でも､りくすけサンのブログは､オオミズアオの優雅な舞いを超えた詩でした。
お陰で､久しぶりに感動しました。
流れとしては､大正解です。
第二次世界大戦で､日本人は天皇を神格化させ､大衆は大手を挙げて､アメリカに宣戦布告しましたが､今の状況はそれと非常によく似通ってます。
これはナチスの蛮行を見て見ぬふりをして､ヒトラーを支持したドイツ国民と同じですね。
日本のジャーナリズムがこの危険な流れを止められないのなら､(情けない話ですが)せめて欧米のメディアやジャーナリズムに食い止めて欲しいです。
中国の鄧小平は「自分が死んでも神格化するな。墓も作らず海に散骨しろ」と遺言したそうです。
清廉で潔いですね。
一方、毛沢東は神格化の道へ。天安門広場には彼の遺影。
北朝鮮の金日成もそう。
権力者は概ねこちらの方向を望むんですね。
統一教会の文鮮明も「自分はキリストの生まれ変わりだ」と言っていたとか……。
この神に向かいたがる情動は何なのでしょうね。
永遠の存在になりたいのでしょうか？
それに､("その55"でも書いたんですが)鄧小平が夢に出てきた時は､最高に感動しました。というのも私が想像する鄧氏と全く同じだったからです。
事実､鄧小平は覇権主義を毛嫌いしてました。
"もし中国が覇権を求めるなら､世界は中国に反対すべきであり､近代化を実現した時には､社会主義を維持するか否かの問題が確実に出てこようが。他国を侵略･圧迫･搾取などすれば､それは中国の変質であり､社会主義ではない”とまで言い放った。
一方で､日中関係については"日本だけを責めるのは不公平だ。日中二千年の歴史に比べれば､両国間の不幸な時期など瞼の一瞬きにすぎない”とも述べ､”日本からは多くの事を学ぶべきだ。中国と日本が手を組めば､何でも出来る"と興味深い事も言ってます。
この言葉は自民党や中国共産党だけでなく､世界中に言い伝えるべきですよね。
お陰で､昔の頃を思い出しました。日本も中国もあの頃に戻れたらって思います。
安倍に国葬
そして､巨悪に勲章
見事な対比です。
でもなぜ自民党はここまで焦るんでしょうか
コロナが迫っているというのに
中曽根の時もそうでしたが､名を後世に残そうと思う程にボロクソに言われるんですよね。
それと鄧小平の夢物語
面白かったです。
鄧小平は私が尊敬する最高の政治家であり､指導家です。
でもこういう人物は数百年に一度の偉人でしょうね。
その彼が今の中国の基盤を作ったとも言えますが。それに比べ､毛沢東は名声に拘り過ぎて､失政や蛮行に近い荒行事が目立ったように思います。
それに比べれば､安倍にしても､岸田首相は2しても､権力の操り人形みたいで､日本の政治家の質と程度の低さは､世界でも群を抜いてる様に思えます。