少しでも気に入らん事があったら、すぐに”喧嘩だ!戦(いくさ)だ!全面戦争だ!”と叫ぶ連中がいる。 私のド田舎にも、そういう条件反射系攻撃型親父が多い。そのくせ、実際に喧嘩になると、真っ先に姿をくらます。 太平洋戦争でも、アメリカと司法取引をして、戦犯を免れた陸軍上層部がどれ程いただろうか?また、そういうのに限って戦争反対を唱えれば”敵前逃亡”と喚く . . . 本文を読む
もし、”地図にない人生”が本当の人生であったなら?それに、地図にない人生こそが自分の生き方だとしたら? そして、そんな人生が自分の全てを支配するとしたら・・・「地図にない町」を読んでて、ふとそういう事を考える自分がいた。 ”メイコンハイツ行きの切符の回数券を売ってくれ”と、ある駅に古びれた背広を着た奇妙な小男が駅の窓口にやってくる。だが、メイコンハ . . . 本文を読む
私は自己啓発本というのが、どうも好きになれない。というか、癪(しゃく)に触るのだ。 単なる脊椎反射系成功者の自慢話や”受験の神様”的な詐欺物語や、それに叩き上げ系カリスマ経営者の幼稚な精神論などは、ウンザリするほどに聞かされてきた。 聞く度にアホ臭と思いながら、我ら大衆は成功の本質はどこに埋もれてるのか?と、知らず内に(カルト的で薄っぺらな)”成功の哲学&rd . . . 本文を読む
フォロワーの記事に「前頭葉バカ社会」(野田秀樹著、2023)の紹介があった。 「バカの壁」の養老孟司氏が推薦し、「バカと無知」の橘玲氏が絶賛した刺激作との触れ込みだが、”日本人の9割は前頭葉バカであり、<知らない>より怖いのは<考えない>事で、前頭葉を使わないと脳と体は老化する”と著者の野田氏は警鐘を鳴らす。 バカという言葉が何度も登場する著書は大 . . . 本文を読む
前回「その5」では、古代ギリシャのカエサル暗号から換字式暗号が生まれ、これに鍵語を加え、複雑にしたものが”ヴィジュネル暗号”の発明に繋がり、それを解読したバベッジについて述べました。 だが、ヴィジュネル暗号もその周期性に注目したカシスキーテストに突破され、更に文字の偏りを推測する”クリブ”攻撃により高度に複雑化したヴィジュネル暗号も姿を消す。 そこ . . . 本文を読む
前回「その4」はRSA暗号の仕組みと起源について詳しく述べましたが、今回は少し寄り道して、エニグマやRSA暗号以前の暗号について紹介します。 まずは暗号の前に、数表と計算機のお話からです。 4000年前の古代エジプトに始まる三角法の歴史は、三角関数表作成と共に発展した。 古代ギリシャのプトレマイオス(83-168)、15世紀ドイツの天文学者レギオモンタヌス(1436-1476)、16世紀オースト . . . 本文を読む
前回「その3」では、RSA暗号の秘密の鍵である2つの素数pとqからなるN(=pq)時間の時計計算機について、まず説明しました。 一方で、RSAアルゴリズムの起源となる「フェルマーの小定理」はオイラーが一般化した事で、「オイラーの定理」とも呼ばれます。 その後1977年に、RSA暗号の発見者の1人であるリヴェスト(R•L•Rivest)が、時計計算機を使ってRSA暗号を完成さ . . . 本文を読む
岡山県のPTA連合会が”会員の大幅減少で活動を継続できない”として、2024年度末で解散し、日本PTA全国協議会から退会する事が分かった。文部科学省によると、県レベルでPTAが解散するのは全国初との事だ。 同PTA連合会は1948年設立。08年度の会員は約18万人だったが、今年5月には9800人にまで急落していた(高知新聞)。 隣組(自治会)や老人会と同じで、(言い方は悪 . . . 本文を読む
一時、大衆の間でもワイドショーを賑わす専門家被れが過ぎたせいか、リテラシーやエビデンスというウケのいい言葉が大いに流行った。更に、この2つの言葉を知らないと、SNSではバカにされるかの様な錯覚に陥ったもんだ。 まず、エビデンスとは元々医療用語で根拠との意味があったそうだが、今では、証拠や根拠や裏付けの意味で、SNS上を独り歩きする陰謀説やデマを検証する時に大きな武器となる。 一方で、リテラシーだ . . . 本文を読む
”NTTファイナンスです。料金未納につき法的措置をとる事になりました。昨年に1年分の某サイトによる未払いがあります。支払わなければ法的措置を取らざる負えません。つまり、裁判所に申し立てとなります。 誠にすみませんが、個人情報の確認をさせてもらいます” 私は突然の電話に我を忘れ、見知らぬ相手の言葉を鵜呑みにし、個人情報の確認に応じてしまった。 (今更だが)冷静に考えれば、相 . . . 本文を読む