鹿児島に伝わる酒席での遊びに『ナンコ(何個)』がある。
慶長3年(1598年)島津義弘が「朝鮮の役」から帰国した際に伝えられている。
ナンコ盤を前に2人で向い合い1㎝角の棒3本ずつを、お互いが持つ。
後ろ手に隠し、気合もろとも右手を突き出し、相手との合計本数を当てっこする。
随分呑んでからの遊びで、負けた方は焼酎を呑む。結構辛い呑み会となる。
それを知ったのは26、7年前に、練馬の鹿児島郷土料理「おはん」のおやじから。
25年ぶりの「おはん」。今、店を切り盛りしているのは女将さん・・・。
鹿児島料理は旨い。お奨めは、注文してから揚げる熱々の「さつま揚げ」。